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パチンコなどのギャンブルや浪費でできた借金も自己破産ができる可能性があります。ギャンブルの借金で自己破産した人の末路、気になりませんか?この記事ではギャンブルで自己破産した方のリアルな体験談をご紹介しています。ギャンブルに負けて浪費してしまったから自己破産を考えている・または自己破産以外の借金解決策を知りたいという方におすすめです。
借金解決Q&A「ギャンブルでできた借金は、もう自己破産するしかない?」
目次
- 借金解決Q&A「ギャンブルでできた借金は、もう自己破産するしかない?」
- パチンコ借金・ギャンブル自己破産体験談。自己破産した人の末路は?
- パチンコなどのギャンブル依存症の最新情報やニュース(2023年7月28日更新)
- ギャンブル自己破産体験談!パチンコ海物語で450万円借金し自己破産しかけた人の末路。【40代/任意整理】
- パチンコが原因の借金は危険?解決策はある?
- パチンコなどギャンブルの借金を解決するためにできることは?
- ギャンブルの借金返済ができないなら債務整理も視野に入れる
- ギャンブルの借金が自己破産できない、免責不許可事由とは?
- 自己破産手続き、ギャンブルの借金は裁判所にばれる?
- ギャンブルが原因の借金、免責を認めてもらうポイントは?
- ギャンブルの自己破産は手続き費用が高くなる場合が多い
- 今後パチンコで借金をしないための方法4選
- まとめ
消費者金融やでお金を借りてまでパチンコを打つことがやめられません。完全にパチンコにハマってしまい、ギャンブル依存症レベルです。自分ではもう借金が返済できなくて、自己破産を考えています。
パチンコなどのギャンブルでできた借金は、もう自己破産するしか解決策はないですよね? あと、ギャンブルとか浪費でできた借金は自己破産できない人もいるって話も聞きました。自己破産した人の末路ってどうなっちゃうんだろう、ギャンブルで自己破産した体験談とかってあります?
あける
あけるさいむには、「パチンコ、スロットの借金が返せない」というお問合せが日々寄せられています。
「ギャンブルで借金してしまったら、自己破産するしかない」と思ってしまう方は多いのですが、実は自己破産で借金を解決している人はごくわずか。中には自己破産ができないという方もいらっしゃいますが、自己破産より軽い減額手続きである任意整理などの債務整理を利用する方も多く、実際ご自身に合った手続きを選ぶことが重要です。
ギャンブルの借金返済に困ったら、以下の診断チャートや専門家への無料相談などを利用し、あなたに合う借金減額方法を確かめてみることをおすすめします。
あける
パチンコ借金・ギャンブル自己破産体験談。自己破産した人の末路は?
お笑い芸人の山内さんも、大学時代にはパチンコ店の開店から閉店まで居座るほどにパチンコにハマっていたと下記の動画で話しています。
アルバイト代の12万円をほとんどパチスロに注ぎ込み、半パチプロのような生活を送っていたそうです。そのうち、親戚や家族からお金を借りてまでパチンコを打つようになっていく様は、ほぼギャンブル依存症に近い状態だったと考えられます。
これ以上お金を使わないために、当時交際していた彼女に消費者金融のカードを預かってもらったものの、彼女も山内さんの影響でパチスロにハマってしまったようで、消費者金融カードからお金を使われてしまったというエピソードも。パチンコの他にも、競馬にお金を賭けるようになるなどギャンブル依存と借金がいかに関係するかが分かる動画でした。
あける
仕事のストレスが原因で、パチンコなどのギャンブルや浪費を繰り返し気づいたら借金が膨れ上がっていました。
パチンコに通う日々が続き、翌月の返済もままならなくなりました。パチンコで破産する人生か〜と思いながら、おとなしく自宅近くの弁護士事務所に相談に行きました。借金解決策として、任意整理についてもお話をいただきましたが、自分は自己破産でリスタートしたく自己破産申請を依頼。ギャンブル・浪費が原因の借金だったため、免責不許可事由(あなたの借金は減らしてあげませんという判断のこと)にならないか心配だったのですが、弁護士さんがうまく手続きを進めてくれてなんとか免責おりて自己破産をすることができました。今はパチンコもギャンブルも一切やめています。ギャンブルで自己破産した体験は、いい人生勉強になったと思います。自己破産した人の末路ってもっと、暗い感じかと思いきや案外普通に暮らせてます。
吉田さん・男性
親も兄弟もヤンキー上がりって感じの家に生まれて、お酒・タバコはもちろんだけど、パチスロ・競馬とかギャンブルが身近な環境で育ったんです。親がパチンコに勝つとその日は焼肉だったし、お出かけしに行ったり、自分にとってギャンブルは悪いものというよりか楽しい思い出がセットでした。まさか大人になって自分がパチンコで自己破産するとは一ミリも思ってなかった…。
私は母が好きな競馬からギャンブルを始めて、パチンコにもハマり消費者金融でお金を借りるようになりました。ある日、たまに店で会う顔見知りのおっちゃんが「自己破産するから今日でここくるの最後なんだ、ありがとうな」と声をかけてくれました。この知人のパチンコ破産がきっかけで、私も借金返済ちゃんとしなくちゃもっといろんな人に迷惑かけるって思って司法書士事務所へ自己破産の相談をしにいきました。結局は自己破産をすることにして、なんとか裁量免責(あなたの借金は減らしてあげますという判断のこと)がおりたため、借金を減らすことができたんです。裁判所に提出する反省文とか書いたのを覚えてます。ギャンブルの借金は自己破産できない人もいると司法書士さんが言ってたから、私は自己破産できてラッキーだったと思う。自己破産した人の末路を実体験で知ることができたのは、人生勉強になった以外の何ものでもない笑
中森さん・女性
体験談というほどでもないかもしれませんが…パチンコなどのギャンブルでできた借金が120万ほどになったとき、最終手段として自己破産を考えていたためインターネットで法律事務所を調べて自分で相談を申し込みました。無料相談の結果、弁護士さん曰く私の場合だと自己破産よりも任意整理という方法でも減額の見込みが大きいということでした。もちろん、自己破産のつもりで相談に行ったので、パチンコで破産した人たちの例も聞きました。念の為、その後3つの法律事務所へ相談に行ったけど全て任意整理を勧められたので、結局任意整理をすることにしました。
自己破産ではなく任意整理で減額したこと自体は後悔してないですし、毎月の支払いや借金返済に悩むこともなくなり心が軽いです。自己破産した人の末路というよりかは、任意整理した人の末路になっちゃいましたね、笑
西村さん・男性
以上、パチンコ体験談や自己破産した人の末路をご紹介しました。「自己破産した人の末路」と聞くと、どうしても暗いイメージや何もかも終わりみたいな生活を思い浮かべてしまう方は多いかと思いますが、実際はそこまで重い様子ではなさそうです。
もちろん、債務整理の中でも自己破産は最も大変な手続きとなる場合が多いでしょう。しかし、パチンコやギャンブルの借金を自己破産して人生の再スタート地点に立てたという方も多くいることもまた事実と言えます。
以下のページでも、パチンコやギャンブルの借金体験談が紹介されているので参考にしてみるとよいでしょう。
参考:おかねチップス/ 「人生で一番大切なのは、お金の優先順位を下げること!」借金1200万超の芸人・岡野陽一のお金に振り回されない借金哲学
パチンコなどのギャンブル依存症の最新情報やニュース(2023年7月28日更新)
消費者庁のサイトでは、パチンコなどのギャンブルに依存して困っている人たちを支える相談窓口を紹介しています。ギャンブル依存症に悩む本人だけでなく、家族に向けた資料なども紹介していますので、ぜひこちらも合わせて参考にしてみると良いかもしれません。
ギャンブル自己破産体験談!パチンコ海物語で450万円借金し自己破産しかけた人の末路。【40代/任意整理】
大きく勝つこともあれば負けることもあるパチンコ。ギャンブルにハマると、次第にお金を使っている感覚がなくなってきますよね。借金といえば「ギャンブルやパチンコ依存が原因で自己破産」というストーリーはイメージしやすいのではないでしょうか?
今回は、パチンコに家族で行ってた思い出からギャンブルにハマっていった江南さんの体験談です。
体験談
江南さん(仮称)
借入(減額)体験満足度: (3)
【年齢】40代
【性別】女性
【職業】会社員
【借入件数】 6件
【毎月の返済額】15万円
【借金総額】450万円
【解決方法】任意整理
【減額できた借金額】160万円
ギャンブルにハマってしまった理由は?
借金をするまでギャンブルにハマってしまった江南さん。一体、どのようにギャンブルに浪費してしまったのでしょうか。
あける
情けない話ですが、パチンコにハマって借金するようになってしまいました。
勝てない日があっても、次の日は取り戻せると思って、手持ちのお金がないのにパチンコ屋へと足が動いてしまうのです。
パチンコ店へ行く途中にATMがあって、そこで当日の軍資金を調達してからパチンコをしにいくのが日課でした…
江南さん
あける
昔からパチンコが大好きで家族で行ってたんです。もちろん当時、パチンコは自己破産を考えたり借金するまでというレベルの打ち方はしていません。週末の楽しみ程度でした。
父が亡くなったあと、一度パチンコはやめたんですがまた始めちゃいました。
たまに勝つと父が笑いかけてくれているようで、その快感が忘れられずパチンコ店に通うようになりました。今思えば、ギャンブル依存症に近い状況だったと思います。
特によく打つ台は、父が好きだった海物語でしたね。
江南さん
あける
はい、たまに15万ぐらい勝つと、お金がないのに当たれば返せる!と思ってしまいます。
これだけつぎ込んだんだから、パチンコ店の人もきっとモニターで見ていて可哀想だと操作してくれるかもしれないなんて、あり得ない妄想が巡り始めます。パチンコに破産しに行ってたようなもんですよね。
負けが込むとつぎ込んだ分はどうしても取り戻したくなって、止められなくなっていました。パチンコに依存しているという自覚はありました。パチンコで自己破産することになったらどうしようなんて思いながらそれでもパチンコがやめられないんです。
最初に借入したのが、たしかプロミスでした。
返済のためにアコム、アイフル、モビットなどに手を出し、カードの現金化やドコモポイントからのグーグルチケット現金化などしていました。
アコムで10万借り、返せずプロミスで10万借りる。プロミスが返せずアコムで借りる。パチンコで負けてさらにアイフルで10万。
プロミスが20万借りられるようになり、20万返せずさらにモビット。
そんなこんなで分割やリボ払いにしていたら、気づいたら限度額までいってました。完全にパチンコに依存した生活を送ってましたね。
江南さん
パチンコの借金返済について
ギャンブルに使っているお金は、どんどん高額になっていってしまう人がほとんどです。
パチンコや競馬などギャンブルは依存性が高いため、最初は余ったお金でやっていたつもりが気付けば借金をしてまでパチンコにのめり込んでいたという事案も多く、注意が必要です。
あける
現在返済中で、毎月15万円支払っています。
少し親しくなったとある金融業のお兄さんから「もう破産するしかないよ、どこからも借りられないし。パチンコ行きすぎ、多分ギャンブル依存っぽいし、これ以上借りたらパチンコで人生ダメにするよ」と言われ、弁護士を紹介されました。
紹介された弁護士さんのおかげで、自己破産ではなく任意整理で借金問題を解決することができました。
自己破産もできたみたいなんですが、任意整理の方が自分には向いてそうだということで…。正直、パチンコの借金は自己破産しかないくらいに思っていたので、任意整理という減額手続きがあることをその時初めて知りました。無事、任意整理をして、なんとかパチンコ借金返済地獄から救われた…!はずでした。
それなのに…月々の返済額が下がったことに油断し、またパチンコへ通っちゃうんです。
数ヶ月滞納して、弁護士から連絡がくる。弁護士がまた相談してくれるので、和解結果が出るまで支払いがなくなる。
これを数回繰り返しているうちに、弁護士事務所へ毎月支払っていた支払いが終わり弁護士が離れてしまう。
ここからは自分一人なので、私に督促の電話がかかってくる。
支払わないと一括払いになるので、結局毎月の支払いを減らしてもらい、2年後に返済が終了予定です。
江南さん
パチンコの借金を解決したその後
現在返済中の江南さんですが、その後不便なことや、気になっていることなどあるのでしょうか。
あける
パチンコでは負けが続いたし、思うように借金返済ができないストレスもありました。「ギャンブル依存症だよ」と他人に言われていよいよヤバイと思い減額手続きをしたにもかかわらず、パチンコに通ってしまった自分は本当に情けないしクズだと分かってます。
twitterでギャンブル依存症の方や禁ギャンしている方と励まし合うために、アカウントを作って定期的に禁ギャン○日目ってツイートしたりしてパチンコから離れる努力は今してます。もうパチンコに通わない生活がやっと2ヶ月目に入るところです。
今でもまだ、スリップしてしまうときはありますが1ヶ月に1度くらいかな。毎日借金しながらパチンコに通っていた頃に比べればギャンブル欲はなくなってきてると思います。
減額手続きをして現在も返済中ですが、やっとパチンコと距離を置いた生活を送ることができていると思います。
江南さん
ギャンブルはのめり込んでしまうと毎月の固定費も気にせず使ってしまう方も多い依存性が高い趣味です。
今回のケースでは借金解決へと向かっていますが、任意整理や個人再生では返済できない金額まで借り入れてしまった場合、自己破産で免責されないと自力で返済していくしかなくなります。
趣味程度の娯楽で収まっている場合は問題ありません。
しかし、ギャンブルでもう払えないほどの借金になってしまっている場合は、借金減額シミュレーターを使ってみましょう
減額できる金額がわかるだけでも安心材料が増えます。
体験談が解決への道しるべとなります
今、このページをご覧になっているということは、「借金問題からなんとか解放されたい」と情報をお探しのことでしょう。
どうぞご安心ください。
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パチンコが原因の借金は危険?解決策はある?
パチンコはギャンブルの一種。勝てばお金をもらえますが、負ければ注ぎ込んだお金が戻ることはありません。
そもそもギャンブルは運営側に儲けが出る仕組みになっています。ギャンブルで勝つための対策やコツは常に変化し続けているため、基本的には客が損をしてしまう場合が大半でしょう。
しかし、ビギナーズラックやたまに出る大当たり(勝ち)などの成功体験や「今回は負けたけど次は絶対勝つ…」という思いからギャンブルに通うことがやめられなくなってしまう方々は多くいます。
中でも、借金をしてまでパチンコなどのギャンブルに勤しむという方は非常に危険だと言えます。
「少額借りただけだから大丈夫」と思っていても、借りた額に利子がついて想像よりもあっという間に借金は膨らんでいくものです。
借金してまでパチンコにお金を注ぎ込んだ結果、借金返済できなくなる。そして、返済分や負けを取り返すと意気込み、さらに他社で借入。そのお金を軍資金としてパチンコに行くも、結果は振るわずまた負のループを繰り返すのがよくあるケースです。
これはパチンコだけの話ではなく、ギャンブルは自分が生活苦に陥らない程度・楽しめる範囲でたしなむのが鉄則です。
現在、パチンコなどのギャンブルが原因で借金をしている方は以下の項目に当てはまるか確認してみてください。
- 借金総額が自分の年収の1/3以上ある
- 月の出費が収入より大きく、返済がギリギリもしくはできていない
- 複数の消費者金融・銀行などから借入がある多重債務者だ
一つでも当てはまる項目がある場合は、借金状況が悪化する前にお近くの法テラスや法律事務所の無料相談を活用してみることをおすすめします。
パチンコなどギャンブルでできた借金問題の解決は、「早めの相談」がキーポイントとなってきます。
周囲に頼ることや専門機関への相談が遅れた場合、借金状況が悪化し解決策が限られていくだけでなく、最悪はギャンブル依存症に近い精神状態に追い込まれるケースもあります。
一人で悩まず、まずは無料の相談などを活用し借金問題解決に向けて動いていくのが良いでしょう。
パチンコなどギャンブルの借金を解決するためにできることは?
パチンコの借金を解決するためには、以下の3つの方法が考えられます。
家計の見直し
家計簿をつけることで、日々の収入と支出を明確に把握します。特に不必要な出費を削減し、借金返済に回せる資金を確保することが重要です。
固定費(例えば、通信費、保険料など)の見直しも効果的です。不要なサービスは解約し、より経済的なプランに変更することで、長期的に見て費用を削減できます。
貯金や資産の活用も考慮し、返済のための資金を確保します。
家族に相談する
借金問題は一人で抱え込むと解決が難しくなることが多いです。家族に相談することで、精神的なサポートや具体的な解決策を得られる可能性があります。
家族との協力により、家計の再編成や返済計画の策定がスムーズに行えるかもしれません。また、家族が返済を手伝ってくれることもあるでしょう。
ただし、家族からの信頼を失うケースもないとはいえませんので慎重に相談する必要があります。
家族へ借金を打ち明ける際には、ただ借金があることを打ち明けるのではなく、今後の返済計画を伝えながら「借金返済に真面目に取り組む姿勢や思い」をアピールすることが重要です。
どのように返済計画を立てたら良いのかわからないという方は、以下の借金相談から相談もできるので視野に入れてみると良いでしょう。
債務整理を検討する
家計の見直しや家族の協力だけでは解決できない場合、債務整理の検討が必要になることがあります。債務整理には任意整理、個人再生、自己破産などの方法があります。
任意整理では、債権者と交渉して返済額や利息を減額することができます。個人再生は一定の条件下で大幅な借金の減額が可能です。自己破産は最終手段として、借金を免除してもらえる可能性がありますが、一定の資産を失うリスクもあります。
債務整理には法的なプロセスが伴いますので、専門家である弁護士や司法書士に相談することが重要です。
これらの方法はそれぞれにメリットとデメリットがありますので、自分の状況に合った方法を選ぶことが大切です。また、パチンコ依存の根本的な解決も同時に考えることが、再発防止につながります。
ギャンブルの借金返済ができないなら債務整理も視野に入れる
任意整理
任意整理は、借金の返済条件を緩和するために債権者と直接交渉する手続きです。これには、主に利息の減免や返済プランの見直しが含まれます。
このプロセスは完全に債務者と債権者間の交渉に依存し、債権者によっては条件の変更に応じてくれないこともあります。しかし、返済されることが期待できれば、「一部でも回収できる」と考える債権者もいて、そのような場合には任意整理に応じてもらえる可能性があります。
任意整理の成否は、交渉の進め方に大きく左右されます。そのため、経験豊富な法律の専門家に相談することで、より良い結果につながることが多いです。
個人再生
個人再生は、裁判所の許可のもと、原則として借金を5分の1まで減額し、3年間で分割返済する手続きです。この方法の大きなメリットは、借金が大幅に減額される一方で、住宅ローン特則を利用することにより、住宅ローンは維持できる点にあります。これにより、自己破産を選択した場合に生じる自宅喪失のリスクを回避できます。
特に、住宅を所有している場合やカードローンなどの個人借金が多い人にとって、個人再生は負債を効果的に減らす手段となるでしょう。
ただし、個人再生を行うには、裁判所から再生計画の承認を受ける必要があります。この複雑な法的プロセスを適切に進めるためには、弁護士や司法書士への依頼が不可欠です。
自己破産
自己破産は、借金を完全に免除する代わりに、持っている資産を換価(現金化)する手続きです。このプロセスにより、税金など一定の債務を除き、全ての借金がゼロになります。しかし、不動産・最低限の生活に必要不可欠でない20万円を超える動産、20万円を超える預金、99万円を超える現金などは原則として没収されます。その結果、自宅を所有している場合、その自宅も失うことになる可能性があります。どのような財産が換価処分の対象になるかは、裁判所によって若干異なりますので、詳しくは裁判所に確認してみてください。
このため、資産がほとんどなく、大きな借金に悩む人にとっては有効な選択肢になることがあります。ただし、自己破産をしても、税金などの特定の種類の債務は免責されないことに注意が必要です。
また、パチンコなどでの過度の浪費が原因の場合、これが「免責不許可事由」に該当する可能性があり、自己破産をしても借金が免責されないケースも発生します。自己破産は重大な決断であり、その影響は広範に及ぶため、専門家のアドバイスを受けながら慎重に検討することが重要です。
ギャンブルの借金が自己破産できない、免責不許可事由とは?
「パチンコなどのギャンブルや浪費で作った借金」がもう返済できない。
そんな時に「自己破産して借金をゼロにしよう」と弁護士事務所や法テラスに相談に行っても、あなたの借金は自己破産できませんと言われてしまう場合があります。
注意していただきたいのですが、「返済できないから借金無くしてください」と申し立てるだけで、裁判所が簡単に許可してくれると思ったら大間違い。借金が返済できなくなったら自己破産すればなんとかなると考えている方は多いかと思いますが、免責不許可事由(こういう人の借金は免除してあげませんという決まり)によって自己破産ができないケースもありますので十分注意が必要です。
自己破産手続きの流れとともに、どのようなケースでは自己破産ができないのか考えてみましょう。
自己破産の手続きは2ステップ
大きく考えると、自己破産の手続きは下記の2ステップです。
1.破産手続き開始の申立てをする
2.免責許可決定をもらう
ステップ1の破産手続き開始の申立てについては、難しくありません。債務が超過して支払い不能に陥っていれば自己破産を申し立てるといった流れですんなりと進むかと思います。
しかし、問題はステップ2の「免責許可決定をもらう」です。借金を免責してもらうなどと言いますね。そもそも借金を帳消しにしたいから自己破産を申請しているのに、この決定がもらえなければ本末転倒です。
自己破産の免責不許可とは?ギャンブルの借金は免責されない?
自己破産手続きにおいて、お金を借りた側は借金を帳消しにすることができる一方、お金を貸した側は債権を回収できず損をすることになります。全ての自己破産申請者を簡単に免責としてしまった場合、あまりにも不公平な制度となってしまいますよね。そのため、このような条件に当てはまる人は借金を免責できませんという「免責不許可事由」という決まりがあります。
例えば、下記のような「免責不許可事由」が代表的です。
・「浪費」「ギャンブル」などでの多額の借金
・裁判所に虚偽の財産状況を報告
・特定の債権者だけに弁済をした
・過去7年以内に自己破産をした
一つでも免責不許可事由に当てはまったら、自己破産できないというわけではありませんので安心してください。
そもそも自己破産は「借金返済に苦しむ方々を救い、自立を支援する制度」ですので、「ギャンブルで借金した人」全員に自己破産NGを出すわけではありません。
しかし、上記のような条件に複数該当した場合、自己破産を申請したとしても借金を免責してもらうことが難しくなります。いわば、免責不許可事由が多いほど、自己破産において不利なマイナス評価を受けるといったところでしょうか。
ここで「ギャンブルや浪費でできた借金だと、ばれることがないように嘘つけばイケるんじゃない?」という疑問が浮かぶ方もいるかもしれません。次では、自己破産手続きにおいて、免責不許可事由を隠すためギャンブルや浪費を隠すとばれるのかについて説明します。
自己破産手続き、ギャンブルの借金は裁判所にばれる?
実際にギャンブルや浪費でできた借金を隠して、自己破産手続きをする人もいるそうですが裁判所にばれる可能性はかなり高いと考えられます。
自己破産手続きでは、過去2年分の通帳のコピーや家計収支表を提出します。購入履歴や入金履歴などギャンブルや浪費を疑う要素のある支出などはすぐに指摘を受け、嘘だとばれるでしょう。
ギャンブルや浪費以外の支出に見せかけたり、専用口座を隠したとしても、金融機関や提出資料などと照会して整合性があるか・郵便物なども厳しくチェックされてしまいます。
どれだけ巧妙にギャンブルの借金をばれないように隠したつもりでも、相手は裁判所や破産管財人などのプロです。虚偽の申請がばれるのは時間の問題だと考えてください。
そもそも裁判所や破産管財人へ嘘をつくこと自体が「免責不許可事由」に該当してしまいます。例えば、借金理由がギャンブルの方が虚偽の申請を行い、嘘がばれる事態に発展した場合には免責不許可事由が増えることになります。
免責不許可事由に複数該当すると免責が認められなくなる可能性が高まるため、借金の原因がギャンブルや浪費などであったとしても正直に打ち明けることがポイントとなるでしょう。
ギャンブルが原因の借金、免責を認めてもらうポイントは?
他の借金と比べて、ギャンブルでできた借金は自己破産のハードルが上がることはもうお分かりいただけたと思います。
それでは、ギャンブルが原因の借金を抱える方々が自己破産を認めてもらうために気をつけるべきことはあるにでしょうか?以下で詳しく解説していきます。
嘘の申告をしない
ギャンブルによる借金が原因で自己破産を考える場合、裁判所での正直な申告が重要です。自己破産は、支払不能に陥った際に、裁判所を通じて借金の免責を受ける手続きです。
この過程で裁判官との面接が行われることがあり、ここで「ギャンブルが借金の原因だと自己破産が認められない」と誤解し、実際のギャンブルの頻度を少なく申告する人がいます。しかし、裁判所は銀行の取引履歴などから実情を把握できるため、虚偽の申告はすぐにバレてしまうことが多いです。
不正確な情報を提供すると、裁判所の信頼を失い、結果として自己破産の免責を受けられなくなる可能性が高くなります。そのため、自己破産の手続きにおいては、どんなに不利な情報であっても正直に申告することが非常に大切です。
手続きの対応に気をつける
自己破産の手続き中に、必要な書類を提出しない、提出期限を守らない、電話に応答しないなどの非協力的な行動を取ると、裁判所に「更生する意志がない」と見なされるリスクがあります。これは、自己破産のプロセスにおいて非常に重要なことです。
自己破産手続きにおいては、裁判官や破産管財人に対して、借金をしてしまった背景や、その後の反省を誠実に伝えることが求められます。この対応は、自己破産が認められるかどうかに大きく影響するため、正直かつ協力的な態度で臨むことが非常に重要です。
自己破産の手続き開始後はギャンブルを断つ
ギャンブルによる借金は、自己破産の免責不許可事由に該当してしまうため、ギャンブル以外の借金と比べても自己破産のハードルが高くなります。しかし、反省や更生の意志を示し、裁判所に理解してもらうことで、自己破産の手続きが可能になることがあります。
したがって、自己破産の手続きを開始した後は、ギャンブルを行うべきではありません。理論上、収入の範囲内でギャンブルを行うことが手続きに影響を与えないとされることもあります。しかし、ギャンブルを完全にやめることは裁判所に対して「反省している」という印象を与え、審査が通りやすくなると言われています。
特に、手続き期間中はギャンブルを一切行わないことが望ましいです。また、過去にギャンブルで借金をした経験がある場合、再び借金をしてしまうリスクがあります。手続き中に新たな借金をすると、自己破産が認められなくなる可能性が高まります。
ギャンブル依存が深刻で、借金を繰り返している場合は、完全にギャンブルを断つことが重要です。必要に応じて、医学的な治療を受けることも検討すべきでしょう。
ギャンブルの自己破産は手続き費用が高くなる場合が多い
自己破産手続きには「管財事件」「同時廃止」「少額管財」という方法があります。ギャンブルによる借金など、免責不許可事由に該当するケースでは、「管財事件」として扱われることが一般的です。
「同時廃止」や「少額管財」の場合、手続きにかかる費用は約30万円から50万円程度。しかし「管財事件」になると、費用は約70万円程度となるため、他の手続き方法に比べて高くなります。これは、管財事件がより複雑で手間がかかる手続きであるためです。
同時廃止事件 | 管財事件 | 少額管財事件 | |
---|---|---|---|
裁判所費用 | 約1~3万円 | 約50万円 | 約20万円 |
弁護士費用 | 約50万 | 約50〜80万円 | 約50〜60万円 |
総額 | 約50~60万 | 約100~130万円 | 約70~80万円 |
同時廃止事件
同時廃止の条件は、破産手続き費用を支払う財産がない方が対象です。
費用相場 | 裁判所:1~5万円 専門家:25~30万 |
手続きにかかる期間 | 準備期間:2~6か月 裁判所での手続期間:3~4か月 |
管財事件
管財事件が選択されるのは、主に以下のような場合です。ただし、裁判所によって基準は若干異なります。
・所有する財産の総額が20万円を超える場合
・法人の代表者、または個人事業主である場合
・借入金額が5000万円を超える場合
・免責を許可しない理由に関する調査が必要な場合
費用相場 | 裁判所:30~50万円 専門家:20万円~ |
手続きにかかる期間 | 準備期間:3~6か月 裁判所での手続期間:6か月~ ※債務・財産状況によっては長期になる可能性あり |
少額管財事件
申立人(借金を抱えている人)の財産が一定の基準未満である場合に適用される方法です。この手続きは、財産の額が比較的少ない場合に用いられます。ただし、少額管財事件は弁護士に申立てを依頼することが必須になる点と、少額管財事件を取り扱っていない裁判所がある点に注意してください。
費用相場 | 裁判所での手続費用:22万円 専門家への依頼費用:25~30万円 |
手続きにかかる期間 | 準備期間:1~6か月 裁判所での手続期間:4か月程度 |
今後パチンコで借金をしないための方法4選
家計の見直しや債務整理を行うことで借金問題を一時的に解決することは可能ですが、これらの手段は根本的な解決策にはなりません。問題の核心は、パチンコへの依存が借金を引き起こしている点にあります。
パチンコによる借金を避けるためには、より根本的なアプローチが必要です。以下にそのような対策をまとめましたので参考にしてみてください。
貸付自粛制度で借金できないようにする
もしも自分自身や家族がどうしてもお金を借りてしまう可能性があると心配されている場合、貸付自粛制度を利用することが一つの解決策です。
この制度は、日本貸金業協会や全国銀行個人信用情報センターに対して借り入れ自粛の要請を行い、5年間カードローンを含む新たな借入を制限するものです。この制度を利用することで、自らが意識的に5年間借入を行えない状況を作り出すことが可能です。
また、家族の借金に関して心配がある場合も、この制度を利用することで、家族が新たに借金をすることができない状態を作ることができます。これにより、借金のリスクを未然に防ぐことが可能となります。
貸付自粛制度については、以下金融庁でも解説ページが設けられています。
参考:金融庁 貸付自粛制度について
パチンコ以外の趣味を見つける
パチンコに代わる新しい趣味を見つけ、それに意識的に時間を割くことを考えましょう。パチンコと同じで、ギャンブル性があったり、お金を使う趣味ではなく、できればお金をあまり使わない趣味が良いでしょう。
パチンコ依存症に苦しむ人々は、パチンコに関連するものを目にしたり耳にしたりするだけで、ゲームをしたいという強い衝動を感じることがあります。このため、日常生活の中でパチンコから距離を置くことが非常に重要です。
パチンコ関連のものを購入しないことは基本ですが、さらにスマートフォンからパチンコ関連のアプリを削除する、パチンコ店の近くを避けて通るなど、日々の行動においても意識的な選択をすることが重要です。これらの小さなステップが、パチンコへの依存から離れるための大きな一歩となります。
パチンコに使えるお金を制限する
パチンコをしない生活を実現するためには、自分が使える金額を厳しく管理することが有効です。
具体的には、給料やキャッシュカードを家族に預け、パチンコに使えるお金を手元に残さないようにすることが大切です。この方法により、パチンコへの誘惑に負ける可能性を大幅に低減できます。
加えて、日々の生活費を日割りで管理するアプローチも効果的です。例えば、月々のお小遣いが3万円であれば、1日に使える金額を1,000円に制限し、これを家族から日々受け取る形を取ると良いでしょう。これにより、大きな額のお金を一度に手にし、パチンコに使ってしまうリスクを減らすことができます。
こうした自己管理の強化は、パチンコへの依存を防ぎ、健全な金銭管理習慣を築くのに役立ちます。
ギャンブル依存症の治療をしてみる
ギャンブル依存症の根本的な解決は、依存症そのものを治療することです。この依存症は適切な治療によって克服を目指すことができますが、現時点で特定の治療薬が存在するわけではありません。それでも、多様な治療方法が存在し、それらを適用することで改善を目指すことができます。
ギャンブル依存症の治療方法には以下のようなものがあります。
- 小さな目標を設定し、日々ギャンブルをしない生活を続けること。
- 専門の医療機関を受診し、専門家のアドバイスやサポートを受けること。
- ギャンブル依存症を抱える人々が集まる自助グループに参加し、相互の支援を受けること。
- 状況に応じて、入院治療を選択することも一つの手段です。
ギャンブル依存症の深刻さに応じて、これらの対策は異なります。依存症の問題は一人だけで解決するのが難しいため、何よりも大切なのは、一人で抱え込まずに専門家や信頼できる人に相談することです。これにより、適切なサポートと治療への道が開けます。
まとめ
以上、この記事ではギャンブルでできた借金を自己破産した体験談や自己破産した人の末路、ギャンブルでの自己破産ができるのかなどについてご紹介しました。
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