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あける
結婚後に借金はバレる?発覚する理由とは?
目次
クレジットカードの使いすぎ、各種ローン、消費者金融からの借り入れなど、借金にはさまざまな種類があります。
他人には言えない事情で借金をしており、それを秘密にしている人もいるでしょう。
中には、借金があることを婚約者に打ち明けられないまま、結婚の日が近づいている人もいるかもしれません。
- 借金を抱えたまま結婚はできるのか?
- 借金を隠して結婚した場合、後で彼氏(彼女)から訴えられることはあるのか?
- 借金があるまま結婚すると、彼氏(彼女)にどんな影響があるのか?
- 結婚して名字を変えれば、借金を踏み倒せるのでは…?
このように、結婚と借金に関する疑問や不安を抱えている方も多いでしょう。
ここでは、借金を抱えたまま結婚を考えている人のために、借金と結婚に関する重要なポイントを解説していきます。
借金があると結婚は難しいの?
結論として、借金があっても問題なく結婚することは可能です。
「税金を滞納していると、婚姻届を提出する際に役所で未払いを指摘されるのでは?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、そのような心配は不要です。
また、借金をする際の契約書に「返済が終わるまで結婚してはならない」といった制約が記載されていることもありません。
きちんと返済していれば、結婚後も借金はバレない
結論として、結婚したからといって借金の詳細が結婚相手に自動的に知らされることはありません。
また、探偵を利用して調べられたとしても、貸金業者や信用情報機関が第三者に情報を開示することはないため、借金の事実にたどり着く可能性は低いでしょう。
そのため、自身の収入から期限通りに返済をしている限り、勝手に借金がバレることはありません。
しかし、返済が滞るとバレるのは時間の問題
一方で、借金を借金で返済する自転車操業の状態になっていたり、滞納が続いたりすると、いずれ発覚するのは避けられません。
借金を隠している人に共通する特徴
家族に借金を隠している人には、いくつかの共通点があります。
特に、借金返済による家計のズレを隠そうとし、新たな借金でごまかし続けることで多重債務に陥るケースが多いです。
自転車操業に陥ると、本来なら返済できたはずの借金も返せなくなる可能性が高くなります。
そうなる前に、できるだけ早い段階で家族に相談したり、債務整理を検討するなどの対処をすることが重要です。
結婚相手に借金が発覚する6つの原因
前述の通り、借金が結婚相手に自動的に通知されることはありません。
しかし、一緒に生活していく中で、ふとしたきっかけから借金が発覚する可能性は十分にあります。
借金がバレる主な原因として考えられるのは、以下のようなケースです。
- 滞納によって督促状が自宅に届く
- 将来的にローンを組む際、審査に影響が出る
- 家計を共有することで明細を確認される
- 消費者金融などのカードを見られてしまう
- ブラックリストに登録され、ローンやスマホの分割払いが利用できない
- 法的措置が取られ、裁判所から書類が届く
それぞれのケースについて、詳しく解説していきます。
滞納による督促状や催告書が自宅に届く
借金の滞納歴があると、住宅ローンや自動車ローンの審査に通らない可能性が高くなります。
また、滞納歴がなくても、借金があるだけで審査に影響を及ぼすこともあります。
結婚後のライフイベントとして、住宅や車を購入する機会が訪れることは少なくありません。
そのような場面で審査に通らなければ、結婚相手に疑問を持たれる可能性があるでしょう。
家計を共有することで明細を確認される
結婚後、家計を一緒に管理する家庭は多いでしょう。
お互いの通帳を共有しているケースも少なくありません。
そのため、通帳に貸金業者からの引き落としが記載されていることで、借金が発覚することがあります。
将来ローンを組む際に審査へ影響が出る
借金の滞納歴があると、住宅ローンや自動車ローンの審査に通るのは難しくなる可能性が高いでしょう。
また、滞納歴がなくても、借金を抱えているだけで審査に影響を及ぼすことがあります。
結婚後のライフイベントとして、住宅や車を購入する機会が訪れることは多いものです。
しかし、そのような場面でローン審査に通らなければ、結婚相手に疑念を持たれる可能性もあるでしょう。
ブラックリストに登録され、ローンやスマホの分割払いが利用できなくなる
借金を滞納すると、信用情報機関に事故情報が登録されます。これが、いわゆる「ブラックリスト」です。
一度ブラックリストに載ると、以下のような制限を受けることになります。
- 新たなローン・借入れの利用
- クレジットカードの利用・作成
- スマートフォン本体の分割払い
ブラックリストの情報は、滞納が解消されてから約5年間は消えることはありません。
そのため、上記の制限によって家族が疑問を抱き、追及される可能性があります。
とはいえ、借金を期日通りに返済していれば、ブラックリストに載ることはありません。
消費者金融などのカードを発見される
消費者金融などでは、キャッシュカードのようなカードが発行されます。
そのカードが財布の中で見つかると、借金をしているのではないかと疑われる可能性があります。
法的措置が講じられ、裁判所から書類が送付される
借金の滞納を続け、督促状や催促書を無視し続けると、債権者が法的措置を取る可能性があります。
その結果、自宅に裁判所から訴状や支払督促などの書類が届くことになります。
裁判所からの書類は、日常生活で頻繁に届くものではないため、家族が不審に思い開封する可能性が高いでしょう。
そのような書類をきっかけに、借金の存在が発覚することも考えられます。
借金を抱えたまま結婚することによる不利益や悪影響
借金があっても結婚することは可能です。
しかし、制度上は問題なくても、実際の生活ではさまざまな不都合が生じるかもしれません。
具体的にどのような影響があるのか、詳しく紹介していきます。
結婚式や新婚旅行に影響が出る
借金があることで資金に余裕がなくなり、結婚式や新婚旅行ができなくなる、または質素なものにせざるを得なくなる可能性があります。
結婚式や新婚旅行の費用は通常、二人で負担することになりますが、相手に負担を多く求めると、不公平感から不満が生じやすいでしょう。
また、結婚資金を借りるための「ブライダルローン」という制度もありますが、借金があると審査に通りにくくなることも考えられます。
このように、さまざまな場面で「お金が足りない」という状況に陥る可能性が高くなってしまいます。
クレジットカードが利用できない
多くの社会人はクレジットカードを持っているものですが、借金があると新たなカードの審査に通りにくくなります。
さらに、長期間返済を滞納している場合、すでに所持しているカードも利用停止となる可能性があります。
このような状況になると、日常生活に支障をきたすだけでなく、「なぜクレジットカードが使えないの?」と相手に疑問を持たれる原因にもなります。
結果として、カードが使えないことがきっかけで、借金の事実が発覚してしまうかもしれません。
借金が発覚するリスクが大幅に高まる
結婚後は、一般的に相手と同居することになるでしょう。
同居すると、借金の督促状や請求書を目にされる可能性が高くなります。
さらに、借金の返済によって生活費が不足することも考えられます。
借金の事実を知らない相手は、「ギャンブルで散財しているのでは?」「誰かに貢いでいるのか?」と、さまざまな疑念を抱く可能性があり、不信感が膨らんでしまうことも十分にあり得ます。
結婚の延期や取り止めのリスク
借金が発覚すると、相手が結婚に対して慎重になる可能性があります。
場合によっては、完済するまで結婚を延期しようと言われたり、婚約を解消したいと考えられたりすることもあるでしょう。
ローンの審査が通りにくくなる
結婚後、持ち家や家族用の車が欲しくなることもあるでしょう。
こうした大きな買い物は、通常ローンを利用して購入することになります。
しかし、借金があるとローンの審査に通りにくくなるため、希望する家や車を諦めざるを得なくなる可能性が高くなります。
さらに、借金を秘密にしている場合、「なぜローンの審査に通らないのか?」と相手が疑問を抱き、不信感や不満につながる原因となることも考えられます。
結婚前に借金を整理しておくべき
借金を隠したまま結婚することは、信用関係に影響を及ぼす可能性があるため、あまりおすすめできません。
もし、借金が数万円~十数万円程度で、コツコツ返済すれば短期間で完済できる場合は、特に相手に伝えずに返済し続けても問題はないでしょう。
しかし、返済がギリギリの状況だったり、継続的な返済が難しかったりする場合は、結婚前に一度整理し、身ぎれいにしておくことをおすすめします。
借金の整理方法には、主に以下の3つがあります。
- 自己破産
- 個人再生
- 任意整理
ここからは、それぞれの借金整理の方法について詳しく解説します。
なお、債務整理を行うとブラックリストに登録されるため、最短でも5年間はローンを組むことができず、クレジットカードの利用も制限されます。
この点については、十分に理解した上で検討しましょう。
【住所や名字を変更しても問題の解決にはならない】
結婚して住所や名字が変わったとしても、借金の支払義務は継続します。
一時的に督促が止まることはあるかもしれませんが、それは単に債権者が新しい住所や氏名を追跡するのに時間がかかっているだけです。
銀行やクレジットカード会社、貸金業者は、債務者の住所や新しい氏名を特定する手段を持っています。
したがって、住所や名字を変更しても、借金を踏み倒すことはできません。
むしろ、予期しないタイミングで督促状が届き、それを結婚相手に見られるリスクが高まるだけでしょう。
借金を合法的に解決する方法として、「債務整理」があります。
債務整理には、主に以下の3つの方法があります。
それぞれの特徴について、簡単に説明していきます。
任意整理
任意整理とは、債権者と交渉し、将来発生する利息や遅延損害金をカットしてもらう手続きのことです。
他の債務整理とは異なり、裁判所を通さず当事者同士で解決を目指すため、家族などに知られるリスクが低いという特徴があります。
そのため、「家族に知られたくない」という方には任意整理が適しているでしょう。
また、自己破産や個人再生ほど手続きが複雑ではなく、比較的スムーズに進められるのもメリットです。
ただし、カットできるのは利息や遅延損害金のみで、元本自体は減らないため、自己破産や個人再生ほどの減額効果は期待できません。
そのため、クレジットカードの支払いが滞っている方や、借入額が少額の方には、任意整理をおすすめしています。
自己破産
自己破産とは、支払いが困難な状態にある人が裁判所に申し立てを行い、借金の返済義務を免除してもらう手続きです。
借金が帳消しになる一方で、一定以上の財産は裁判所の管理下で処分されるため、マイホームなどの高額な資産を残すことはできません。
そのため、収入がない方や借金の額が高額な方には、自己破産を検討することをおすすめしています。
個人再生
個人再生とは、裁判所に申し立てを行い、借金を5分の1〜10分の1程度に圧縮し、原則3年で返済する再生計画を立てる手続きです。
借金の一部は残るものの、裁判所によって財産が処分されることはないため、マイホームなどの資産を守ることができます。
ただし、個人再生が認められるには安定した収入があることが条件となるため、定職についている必要があります。
そのため、安定した職があり、手放したくない財産を持っている方には、個人再生をおすすめしています。
結婚前に借金を解決すべき!弁護士に相談しよう
借金があっても結婚できないわけではありません。
しかし、借金は結婚前後の生活にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
配偶者に負担をかけることにもなりかねないため、結婚前に借金を解決しておく方が安心でしょう。
借金を解決するための債務整理を行う際は、弁護士に依頼することを強くおすすめします。
任意整理の際の債権者との交渉は、弁護士が行うことでより有利に進めることができますし、
自己破産や個人再生など裁判所を通じた債務整理も、弁護士に依頼しなければ難しい部分が多くあります。
結婚という新たな人生のステージを迎える前に、借金という不安を解消するためにも、ぜひ弁護士に相談してみてください。
よくある質問
借金は結婚したらバレるのか?
結婚によって借金が発覚するケースは、以下のような状況が考えられます。
- 滞納により督促状や催告書が自宅に届く
- 将来的にローンを組む際、審査に影響を受ける
- 家計を共有することで、明細を確認される
- 消費者金融などのカードが見つかる
- ブラックリストに登録され、ローンやスマホの分割払いが利用できなくなる
- 法的措置が取られ、裁判所から書類が届く
妻の借金を夫が返済する義務はあるのか?
原則として、夫が妻の借金を返済する必要はありません。
ただし、以下のケースでは夫が返済義務を負う可能性があります。