闇金から借りてしまったときの相談先・対処法を解説

闇金（やみきん）業者からお金を借りてしまった場合、「どうすればいいのか」「家族や職場に知られたくない」と不安になる方も多いでしょう。

あける

しかし、闇金からの借金に返済義務はありません。重要なのは、一人で抱え込まずにすぐ専門家へ相談することです。

ヤミ金からの貸付けは無効です。元金についても返済する必要はありません。ヤミ金の貸付けは貸付行為を装い、暴利を要求するきっかけを作るものに過ぎず、不法の原因で給付を行った者は給付した物の返還請求ができないとする不法原因給付（民法708条）の規定により、法律上返還義務がないと考えられるからです
ヤミ金融業者は、自らの貸付けや取立てが違法であることを知りながらあえてそうした行為に及んでいるため、一般の方がご自身だけで対処することは困難です。至急、弁護士・司法書士や警察等に相談するべきです。
引用：法テラス

あける

法テラス でも、上記のように弁護士・司法書士や警察等に相談を相談を推奨しています。

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闇金トラブルの主な相談先

あける

では、闇金から借りてしまった場合、どこに相談すればいいのか以下でそれぞれ紹介していきます。

弁護士・司法書士に相談する

闇金問題に詳しい弁護士や司法書士であれば、あなたの代わりに業者と交渉し、「返済義務がない」ことを法的に主張してくれます。
依頼するとすぐに「受任通知」を業者へ送付し、取り立てや嫌がらせを即座にストップさせることが可能です。

また、法律事務所によっては

• 無料相談
• 分割払い対応
  などを行っているところもあり、費用面の負担を抑えて依頼できるケースもあります。

警察への相談

脅迫・暴行・嫌がらせなど、犯罪行為にあたるケースでは警察に通報しましょう。
ただし、単なる「借金返済トラブル」と判断されると民事問題として扱われるケースもあるため、弁護士と連携して動くことが効果的です。

↓例えば、神奈川県警では以下のように相談電話の連絡先が掲載されています。お住まいの都道府県の警察がこういった相談ダイヤルを設置しているかも確認してみると良いでしょう。

引用：神奈川県警 アナタを狙うヤミ金融

日本貸金業協会の相談窓口

「貸金業相談・紛争解決センター」では、闇金被害に関する相談を受け付けており、適切な対処法のアドバイスや専門家の紹介を行っています。
ただし、協会自体が直接交渉するわけではないため、最終的には弁護士などに依頼する必要があります。

消費生活センター

各自治体に設置されている消費生活センターでも、闇金被害に関する相談を受け付けています。
初期対応の相談窓口として活用し、必要に応じて専門家を紹介してもらいましょう。

今すぐやるべき3つの行動

1. 闇金業者との連絡を絶つ

電話・メール・LINEなどでのやり取りは一切応じないようにしましょう。
ただし、安易な着信拒否は逆効果になる場合もあります。
弁護士や司法書士に依頼し、正式な手続きで業者を止めることが最も安全です。

2. 証拠を残す

闇金業者との通話記録、メール、LINEなどはすべて保存しておきましょう。
これらは後の交渉や、警察・専門家への相談時に重要な証拠となります。

3. 絶対に返済しない

闇金への返済には法的な義務がありません。
一度でも返済してしまうと、「支払う人」として認識され、さらに執拗な取り立てを受ける恐れがあります。
どんなに強い言葉で迫られても、返済には応じないでください。

闇金問題を根本的に解決するためのポイント

専門家のサポートを受ける

闇金問題は、個人での対応が非常に危険です。
法的知識を持つ弁護士・司法書士に依頼することで、安全かつ早期に解決できます。

違法な利息は支払不要

闇金の利息は、出資法で定められた上限金利を大幅に超えており無効です。
専門家の介入によって、利息どころか元金の返済も不要と判断されるケースもあります。

早めの相談が解決への近道

闇金業者は、時間が経つほど手口をエスカレートさせてきます。
被害が大きくなる前に、できるだけ早く専門家に相談することが大切です。

まとめ

闇金から借りてしまったとしても、決して自分を責める必要はありません。
正しい知識と専門家のサポートがあれば、取り立てを止め、返済義務をなくすことが可能です。
早めに行動し、安心できる生活を取り戻しましょう。