パチンコ・パチスロで負けすぎて借金やばい!借金平均額や対処法を解説

パチンコで負けすぎて借金が増加した人の末路!平均借金額と返済不能になるリスク

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ギャンブル、特にパチンコが原因で借金をする人は少なくありません。また、ギャンブルによる借金額の平均は約400万円とされています。以下のような状況に当てはまる場合、借金が深刻な状態である可能性があります。

  • 年収の1/3を超える借金(総量規制を超える場合)
  • 複数の消費者金融やカードローンを利用している
  • クレジットカードのリボ払いを繰り返し利用している
  • 借金を長期間返済している
  • 滞納している

これらに該当する場合、借金の状況がやばい状態であることが考えられます。弁護士などの専門家に相談することを真剣に検討した方が良いでしょう。この記事では、パチンコによる借金が高額になってしまい、危機感を抱えている方に向けて解決策や相談先を解説しています。

パチンコで借金をしてしまう理由とは?

パチンコを楽しむ人の中には、借金をしてまでパチンコにのめり込んでしまう人が少なくありません。借金をする前にパチンコをやめるべきだと考える方も多いでしょうが、実際にはそう簡単にやめられない方も存在します。パチンコなどのギャンブルには、日常生活や社会生活に支障が出るほどの依存症に陥ることがあります。これは「ギャンブル等依存症」として知られており、パチンコもその一環として、依存症になる人が一定数います。日本ではパチンコが身近なギャンブルの一つであるため、パチンコ依存症に苦しむ人も多いです。次に、ギャンブル等依存症の中でも特に「パチンコ依存症」について詳しく見ていきましょう。

なぜパチンコをやめられないのか?

パチンコを止められなくなっている人の中には、パチンコ依存症に陥っている場合も考えられます。パチンコ依存症は病気の一種であり、適切な治療を受けない限り、自力でパチンコを止めることは非常に難しいです。この依存症は、脳のメカニズムに関わっている可能性が指摘されています。

実際、パチンコ依存症の人の脳内ではドーパミンの過活動が見られ、ギャンブルに関連する刺激に対して脳が過剰に反応することが明らかになっています。このような脳の働きが、パチンコを止められなくする原因となっているのです。

パチンコ依存症やその他のギャンブル依存症については、依然として「本人の意志の弱さ」や「意志を強くすれば克服できる」と考える人が多いですが、実際にはギャンブル依存症は病気であり、本人の意志だけではギャンブル行動を制御できなくなってしまっています。

もし、ギャンブルに過度にのめり込んでいると感じたら、ご本人はもちろん、ご家族でも早めにギャンブル依存症に詳しい医師に相談することをお勧めします。また、自助グループに参加することも有効な解決方法です。

パチンコ依存症の問題

依存症は特別な人だけに起こるものではなく、誰でもかかり得る病気です。では、実際にどのくらいの人がパチンコ依存症に陥っているのでしょうか?

独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターの調査によると、ギャンブル等依存症の疑いがある人は全体の2.2%に達しています。その中で、過去1年間にパチンコをしたことがある人は70.3%です。もし、ギャンブル依存の疑いがある人すべてがパチンコ依存症であると仮定すると、全体におけるパチンコ依存症の割合は約1.6%(2.2% × 0.703)となり、つまり200人中3人がパチンコ依存症である可能性があるということです。

出典:令和2年度依存症に関する調査研究事業「ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査」報告書|独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター

パチンコ依存症をはじめとするギャンブル依存症は、社会的な問題として注目されています。そのため、平成30年には「ギャンブル等依存症対策基本法」が制定され、政府はこの法律に基づき「ギャンブル等依存症対策推進基本計画」を策定し、対応に取り組んでいます。例えば、平成31年の基本計画では、パチンコ営業所内のATMやデビットカードシステムの撤去を目指すことが定められました。

参考:ギャンブル等依存症対策推進基本計画(平成31年4月19日)|ギャンブル等依存症対策推進本部

さらに、令和4年には、パチンコ営業所内でのATMやデビットカードシステムが減少したことが確認され、目標が達成されたと評価されています。今後も、これらの撤去が進められる予定です。

参考:ギャンブル等依存症対策推進基本計画(令和4年3月25日)|ギャンブル等依存症対策推進本部

パチンコによる借金の平均額はどれくらい?

独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターの調査によると、ギャンブルに関連して借りた借金額について、公的相談機関を利用した人と自助グループの有志に尋ねた結果、以下のようなデータが得られました。

公的相談機関を利用した人の場合:借金額の平均は393万9773円、中央値は300万円
自助グループ有志の場合:借金額の平均は750万3237円、中央値は300万円

この結果を見て、多くの人がギャンブルにより非常に大きな借金を抱えている事実に驚くことでしょう。

出典:令和2年度依存症に関する調査研究事業「ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査」報告書|独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター

パチンコでの借金平均額は約400万円!どれくらいになるとやばいのか?

ギャンブルに関する相談機関を利用した人の実態調査によると、2020年におけるギャンブルによる借金の平均額は3,939,773円であることが分かりました。
※調査は「独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター」によるものです。

また、この調査では、ギャンブルの種類について62%以上の人がパチンコやパチスロを選んでおり、パチンコによる借金がいかに高額であるかが明確に示されています。

とはいえ、この金額がどれほど危険な状態であるか、すなわち自力で返済できない状況であるかが実感しにくいかもしれません。
当サイトでは、以下のような状態に該当する場合、自力での返済が難しいと考えています。

  • 年収の1/3(総量規制)を超える借金をしている
  • 複数の消費者金融やカードローンから借り入れをしている
  • クレジットカードのリボ払いを繰り返し使用している
  • 長期間にわたり借金を返済し続けている
  • 滞納している

それぞれが具体的にどのような状況か、そしてなぜこの状態が危険なのかについて、以下で詳しく解説します。

年収の1/3を超える借金(総量規制)を抱えている場合

借金の総額がご自身の年収の1/3を超える場合、それは自力で返済を続けるのが難しい状態にあると見なされています。
例えば、年収450万円の方が借金総額150万円以上を抱えているような場合です。

消費者金融やカード会社などは、「総量規制」という貸金業法に基づいて、年収の1/3を超える貸付けを行うことができません。
これは、国が年収の1/3を超える借金は返済能力を超えていると認識していることを示しています。

法律でこのような制限が設けられていることからも、その金額が非常に大きな負担となり得ることが分かる指標の一つと言えるでしょう。

クレジットカードのリボ払いを繰り返し利用している状況

パチンコに使うお金をクレジットカードのキャッシング機能で賄うことは、決して好ましい状況とはいえません。毎月の支払いが問題なくできている場合はそれほど大きな問題ではないかもしれませんが、リボ払いを設定している場合は、リスクがかなり高いと言えるでしょう。

リボ払いは、例えば「毎月1万円ずつ返済」といった具合に、設定した金額を毎月返済する方式です。毎月の返済額は変わらないため、支払いが終わらない状態で再びクレジットカードを使って現金を引き出すと、利用残高がどんどん膨れ上がることになります。

〈リボ払いの追加利用による利用残高の例〉

利用額返済額利用残高
1月12万円1万円11万838円
2月6万円1万円10万2,250円
3月3万円1万円9万3,510円
4月0円1万円14万4,582円
5月0円1万円13万6,423円
6月0円1万円15万7,585円
7月0円1万円14万9,592円
8月0円1万円14万1,436円

※リボ払い・元利定額方式・実質年率15%の場合の支払い例。計算は概算で、実際の金額とは異なる場合があります。

上記のように、利用残高が増えている状態でも、「毎月銀行から引き落とされているから大丈夫」と思い込んでしまうのがリボ払いの落とし穴です。カードローンと比べて、正確な残高や支払総額が把握しづらいため、返済が難しくなり、最終的には返済不能な状態に陥ることもあります。

複数の消費者金融やカードローンから借り入れをしている状況

複数の消費者金融やカードローンから借り入れを行っている状態、いわゆる多重債務は非常に危険です。
特に借金返済のために、他の金融機関や貸金業者から新たに借り入れを繰り返す「自転車操業」の状態は、早急に解決すべき問題です。
消費者金融やカードローンでは、借入額が大きくなるほど金利が低くなりますが、複数の業者から少額を借り入れる場合、1社からまとめて借りるよりも金利が高くなることがあります。
以下に、複数の業者から借り入れをしている場合と1社から借り入れた場合の返済例を比較します。

複数社借り入れと1社借り入れの返済例

借入先借入額借入金利返済総額月々の返済額利息分
A社80万円年18%102万9,317円3万円22万9,317円
B社70万円年18%99万9,979円2万円29万9,979円
C社50万円年18%69万8,327円1万5,000円19万8,327円
合計200万円272万7,623円6万5,000円72万7,623円

一方で、D社の場合の返済例は以下の通りです。

借入先借入額借入金利返済総額月々の返済額利息分
D社200万円年14%249万2,019円6万5,000円49万2,019円

このように複数の業者から借り入れを繰り返すと、返済が煩雑になるだけでなく、利息の支払いに追われ、元金がなかなか減らない状況に陥りやすくなります。

借金の返済を滞納している状況

滞納している状態はすでに返済が滞っている状況であるため、早急にパチンコの頻度を減らしたり、支出を見直すなど、解決に向けた行動を取ることが推奨されます。滞納を続けると遅延損害金が発生し、支払い額がさらに増加します。また、放置していると、最終的には給与や財産が差し押さえられる可能性もあるため、早期の対応が重要です。

長期間にわたり借金の返済を続けている状況

「5年以上借金の返済を続けている」といった状況は、返済が困難な状態に陥っていると言えるでしょう。利息は元金の大きさや金利の高さだけでなく、返済期間が長くなることで、さらに高額になります。

例えば、100万円を年利15%で借りた場合、毎月の返済額ごとの返済期間、利息、総返済額は以下の通りです。

毎月の返済額完済までの期間利息総額総返済額
7万円1年4ヶ月10万8,502円110万8,502円
5万円2年15万7,936円115万7,936円
2万円6年7ヶ月57万9,052円157万9,052円

※長野ろうきん「フリー入力ローンシミュレーション」で試算(元利均等払い・概算)

毎月の返済額が2万円の場合、完済までの期間は6年7ヶ月で、利息を含めた総返済額は約158万円になります。もし消費者金融やカードローンの返済を5年以上続けても、まだ完済の目途が立たないのであれば、返済額や生活状況を見直す必要があるかもしれません。

パチンコの借金はいくらまでなら大丈夫なのか?

パチンコのために借金をしている場合でも、返済可能な範囲であれば、しばらくは大きな問題にはならないことが多いです。しかし、問題が発生するのは、生活が厳しくなったり、返済できない額の借金に膨らんでしまった場合です。例えば、以下のような状況に一つでも当てはまる場合、赤信号、または少なくとも黄信号だと判断できます。それぞれの項目について、簡単に説明します。

借金の総額が把握できなくなっている状況

借金の総額が分からなくなっている人は、借入れの管理やコントロールができなくなっています。このような状態では、今後も目の前のパチンコの資金を得るために、借金を重ね続けてしまうリスクが高いと言えます。

月々の返済に必要なお金を確保するのが困難になっている状況

毎月の返済が困難である場合、それは借金額が自分の収入に対して過大になっていることを示しています。これ以上借金が膨らむ前に、弁護士に相談して債務整理を行い、無理なく計画的に返済できる体制を整えましょう。

借入先や借入額が不明確になっている状況

借入先や各業者からの借入額が不明確な場合、借金の管理が十分にできていないことになります。このまま放置しておくと、深く考えずに借金を重ね、気づかないうちに膨大な額に達してしまう恐れがあります。

借金返済のために新たに借り入れをしている(おまとめローンを除く)状況

借金の返済ができず、他の業者から新たに借り入れて返す「借金を借金で返す」状態に陥り、「自転車操業」を繰り返している場合、すでに借金地獄への一歩を踏み出していることになります。このままでは借入額も利息も増え続け、借金が「雪だるま式」に膨れ上がる恐れがあります。早急に弁護士に相談し、債務整理を始めるべきです。

利息が膨らんで元金がなかなか減らない状況

借入額が増加すると、それに伴って利息の額も大きくなります。利息の支払いに追われるようになると、元金の返済が進まず、いつまで経っても借金を返すことができなくなります。このような状況に陥った場合、早急に債務整理を行い、借金を減らすための対策を講じることが必要です。

借金の返済が支払日に間に合わないことがある状況

返済が追いつかないのは、やはり収入に対して借金が多すぎるからです。「お金はあるものの、返済日が複数あり、管理できなくなってしまっている」という方も、借金全体を把握しコントロールできておらず、危険な状況にあります。

年収の3分の1を超える借金がある(住宅ローンを除く)状況

貸金業法は、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超えた場合、新たな貸し付けを行わないという総量規制を設けています。しかし、この規制は銀行からの貸付けには適用されないため、合計の借入額が年収の3分の1を超えることもあります。それでも、国が規制していることからも、年収の3分の1を超える借金は過剰であると判断できます。

パチンコで得たお金で借金返済を試みている状況

借金の返済をしようとパチンコに行き、そこで勝ったお金で返済をなんとかしようと考える人もいます。このような考えでパチンコをしたり、実際に一発当てて返済をしようとしている方は、危険な兆候です。これまで多くの相談を受けてきた中でも、このような考え方で借金が短期間で膨らんでいったケースが多く見受けられます。すぐに弁護士に相談することをおすすめします。

SNSで知り合った人から借金をしている状況

最近では、SNS上で「お金を貸します」などのメッセージを送って、個人間での貸し借りのように見せかけてお金を借りるように勧めてくる人物がいます。これらはしばしば闇金業者であることが多いため、絶対に関わらないようにしましょう。

闇金から借り入れをしている状況

闇金から借金をしている場合は、速やかに弁護士や警察に相談することが重要です。放置しておくと、非常に高い金利を課せられ、返済ができなくなった際には違法な取り立てに遭う可能性があります。さらに、個人情報が悪用される恐れもあります。もしまだ闇金から借り入れをしていないのであれば、絶対に関わらないようにしてください。

一つでも該当するなら、弁護士に相談して債務整理を!

いかがでしたか? 上記の項目に該当するものはありましたか? もし一つでも当てはまる項目があれば、できるだけ早く弁護士に相談し、債務整理についての対策を考えることをおすすめします。

当てはまらなかった方も、パチンコ依存症のリスクがあるかもしれません

上記のチェックリストに該当しなくても、借金をしてまでパチンコをしてしまう人は、すでに「パチンコ依存症」に陥っている可能性があります。依存症の場合、借金の状況がチェックリストに当てはまるようになるのは時間の問題です。リストに該当する項目があってもなくても、パチンコで借金を重ねてしまったなら、パチンコ依存症を専門に扱っている医療機関や自助グループを検討することが重要です。

破産した人の約7%がギャンブルが原因となっている

日弁連の調査によれば、自己破産をした人の7.18%がギャンブルが原因であると報告されています(参考:2020年破産事件および個人再生事件記録調査|日本弁護士連合会)。一見すると7.18%という数字はそれほど大きく感じないかもしれませんが、日本では毎年7万件以上の自己破産が発生しており、これに基づけばギャンブルが原因で自己破産した人は毎年5000人以上にのぼる計算になります。

さらに、ギャンブルが原因となる自己破産の割合は、2017年の調査時点で4.93%から2020年の調査では7.18%に増加しており、現状ではその数字はさらに増加している可能性があります。ギャンブルが原因で自己破産に至ることは決して珍しいことではなく、特にパチンコやパチスロで借金を重ねている人々にとっては、身近な問題と言えるでしょう。

パチンコ・パチスロで一発逆転を狙うのは無理

パチンコやパチスロで借金を抱えた場合、一発逆転を狙って大当たりを期待する方もいるかもしれません。しかし、パチンコやパチスロは安定して勝ち続けられるものではなく、その期待は裏切られることがほとんどです。逆に、一発逆転を狙って借金を重ねてしまうリスクが非常に高いと言えます。

実際、パチンコやパチスロで借金をしている人は、トータルの収支で負け続けているからこそ、借金を増やしてしまうという状況に陥っています。これまでの経験から、今後も勝ち続けることはほぼ不可能だと考えた方が良いでしょう。

一発逆転を狙うのはパチンコだけでなく、宝くじやFX、暗号通貨などでも同様です。これらで成功している人の多くは、偶然当たったというケースがほとんどで、計画的に得たわけではありません。実際、ギャンブルで追い込まれた状況から一発逆転を果たす人は非常に少ないと言えます。

多くの人が失敗している中で、ほんの一部の成功した人が注目を浴びているだけです。したがって、パチンコやパチスロで借金を重ねた生活を抜け出すには、一発逆転を狙うのではなく、地道に返済を続けることが最も賢明な方法です。

パチンコでの借金が返せない場合に直面するリスク

借金が返済できない状況に陥ると、さまざまなリスクが伴います。特にパチンコはギャンブルに分類されるため、生活費を賄うための借金よりも大きな負担になることが多いのが実際のところです。

パチンコによる借金が返済できない場合、次のようなリスクが生じます:

  • 利息が増え、返済が不可能になる
  • ギャンブル依存症に陥るリスクが高まる
  • 滞納を続けることで信用情報機関に登録される
  • 家族や友人からの信頼が低下する

これらのリスクについて、以下で詳しく解説します。

借金の泥沼に陥る

パチンコのために借金が多くなると、利息も増加し、借金まみれになり返済しても元金がなかなか減らない状態に陥ります。結果として、返しても返しても借金が減らない「借金地獄」に嵌まってしまうことになります。

利息の増加で返済が不可能になる状況

パチンコの負けを取り戻すために多額の借り入れをしたり、何度も借り入れを繰り返したり、返済が長期間にわたる行為を続けると、利息が膨らんでしまいます。

例えば、借入残高が100万円と300万円で、それぞれの利息を比較すると次のようになります。
※標準的なカードローンの金利(年15%)で計算

借入残高金利1ヶ月の利息
100万円15%12,500円
300万円15%37,500円

ご覧の通り、300万円と100万円ではかかる利息が3倍になります。
仮に毎月5万円ずつ返済した場合、

  • 借入残高100万円の場合、月々の利息は12,500円
  • 借入残高300万円の場合、月々の利息は37,500円

このように、300万円の借入残高では、毎月5万円を返済しても、そのほとんどが利息の支払いに充てられることになります。
その結果、借金の元金は減りにくく、利息だけを支払う状態が続き、いつまで経っても完済できません。

完済を早めるためには、「利息をできるだけ少なくし、元金返済に充てる額を増やす」工夫が必要です。

ギャンブル依存症が引き起こす心身への悪影響

ギャンブル依存症とは、ギャンブルにのめり込むことで日常生活や社会生活に支障をきたし、治療が必要な状態を指します。もし借金をしてまでパチンコに通っているなら、依存症の可能性があります。アメリカ精神医学会が発表したDSM-5(精神障害の診断基準集)によると、以下のような状態がきっかけでギャンブルに走ったり、ギャンブルで問題を起こすことがあるとされています。

  • ギャンブルで負けると、それを取り戻したくなる
  • さらに強い興奮を求める
  • イライラや憂鬱な気分を解消したいと思う
  • 賭けていると気分が落ち着く
  • ギャンブルのことが常に頭から離れない
  • 適度にコントロールできない
  • ギャンブルに関して嘘をついてしまう
  • 大切な人間関係に問題が生じそう
  • ギャンブルが原因で借金をしている

これらのうち、4つ以上が当てはまる場合、ギャンブル障害と診断される可能性が高いと言えます。ギャンブル依存症の症状には、以下が挙げられます。

  • パチンコをしたい衝動を抑えられず、常にパチンコのことが頭から離れない
  • 借金を抱えたり、嘘をついたり、法律を破って金銭を得ようとする
  • パチンコで負けることが新たなストレスとなり、悪循環を作り出しやすい

厚生労働省の調査によると、パチンコを含むギャンブル依存症の疑いがある人は約70万人とされています。

滞納を繰り返すと、信用情報機関に事故情報が記録される

滞納のリスクは、期間が長くなるほど大きくなります。

【支払日翌日から】遅延損害金が発生します。
【滞納1週間〜】ハガキや電話、メールで督促されます。
【滞納2ヶ月〜】信用情報機関に事故記録が登録され、ブラックリストに載ります。
【滞納2ヶ月〜】強制解約となり、残金が一括請求されます。
【滞納3ヶ月〜】裁判所から通知が届き、給与や財産が差し押さえられます。

ブラックリストに載ると、基本的に他の金融機関から借り入れができなくなります。同時に残金の一括請求が行われるため、他社から借りて一時的に凌ぐこともできなくなります。

さらに、
クレジットカードが発行できなくなる
携帯やスマホの分割購入ができなくなる
(まれに)不動産の賃貸契約に通らない
奨学金など他人の借金の保証人になれない
といった、生活に影響を与えるデメリットが生じることもあります。

そのため、滞納してしまった場合は、早急に滞納を解消するなどの対処が必要です。

家族や友人の信頼を失う結果になる

ギャンブルによる借金は、一般的に自己責任と見なされがちです。
そのため、
借金が配偶者に知られることで夫婦関係に亀裂が入る
友人から借りたお金を返せず、信用を失う
といった形で、人間関係にも悪影響を及ぼすことがあります。
依存症から抜け出すためには、周囲のサポートが必要となることもあるため、信頼を失うことは避けるべきです。

友人との関係が壊れる

パチンコでの借金が増えすぎると、新たに借り入れをすることができなくなります。
その結果、パチンコを止められれば良いのですが、友人から借金をしてまで続けてしまうこともあります。
こうした友人からの借金が返済できなくなると、トラブルが発生し、最終的に友人を失ってしまうこともあります。

家族との関係が悪化する

パチンコの借金は、家族には関係ない、自分自身のためだけの借金です。
自分のためだけにお金を使い、借金までしてしまうことは、家族にとって決して嬉しいことではありません。
パチンコの借金が原因で生活が圧迫されたり、借金を肩代わりさせられたり、さらには子どもの進路に影響が出るような事態になると、家族関係が悪化するのも無理はありません。
配偶者や子どもが家を出る、離婚を告げられるといった事態に繋がり、家庭崩壊へと進むこともあります。
また、パチンコ依存症に陥った人が、パチンコにのめり込み過ぎて子どもを放置してしまう(ネグレクト)こともあります。
大きな問題が起こる前に、早期に依存症の治療を始め、パチンコから抜け出す必要があります。

お金を借りられる場所が減り、金利の高い業者から借りるようになる

借入額が増えると、次第にお金を貸してくれる貸金業者が少なくなります。
その上、借入額が多い人に対して貸し付けを行う業者は、一般的に高い利率を設定しています。
つまり、借り入れ先が減ってきてもパチンコを止められない場合、次第に利率の高い借金をすることになり、借金額がどんどん膨れ上がっていくことになります。

闇金に巻き込まれる

借入れ先が減ってきたとき、「どこかお金を貸してくれないか?」と探し回っていると、闇金に引っかかる危険性があります。
闇金は、「お金貸します」と書かれた張り紙に携帯電話番号だけを載せていたり、最近ではSNSを通じて「困っている人にお金貸します」などと呼びかけて貸付けを行っています。
しかし、闇金は貸金業の登録を受けていない違法業者です。
闇金に関わると、法外な利息を請求されたり、暴力的・脅迫的な取り立てを受けたりすることがあります。
うっかり運転免許証などの個人情報を渡してしまうと、それをネタに脅されることもあります。
闇金は非常に危険ですので、絶対に関わらないようにしましょう。
もしも闇金からお金を借りてしまっていた場合は、すぐに弁護士や警察に相談しましょう。
素人だけでは、闇金との関係を断つのは簡単ではありません。
弁護士や警察に相談し、適切に対応してもらうことが重要です。

取立てや返済に追われ、精神的なストレスが増す

借金が膨らんでくると、返済日のためにお金を用意するのも大変になります。
特に、多重債務を抱えるようになると、複数の支払日に向けてお金を準備しなければならなくなります。
支払額が少額であれば問題ないかもしれませんが、パチンコによって多重債務に陥っている場合、月々の支払いをこなすことが次第に難しくなることが多いでしょう。
そうなると、毎月何度も支払資金を確保する必要があり、それが精神的・経済的に大きな負担となります。
最終的に借金の返済が難しくなり、支払日に遅れるようになると、貸金業者からの取立てが始まります。
貸金業者は郵便、電話、時には訪問を通じて取立てを行います。
繰り返し行われる取立ては、精神的に大きな負担となります。
最初はまだ丁寧な態度や文言であった取立ても、徐々に強い返済要求が含まれるようになり、精神的に辛い思いをする方も多いでしょう。
実は、この取立ては、弁護士に債務整理を依頼することで止めることができます。
弁護士が債務整理の依頼を受けると、貸金業者などの債権者(お金を貸した人)に「受任通知」を送り、弁護士が付いたことを通知します。
これにより、貸金業者はその後、債務者(借金をした人)への取立てを行うことができなくなり、弁護士を通じての対応が必要となります。
受任通知は、依頼から数日以内(早ければ依頼当日)に送られることがあります。
貸金業者からの取立てに悩んでいる方は、早めに弁護士に相談しましょう。

高額な遅延損害金を請求される

返済が期日通りに行われないと、翌日から遅延損害金が請求されることになります。
遅延損害金は、支払い遅延に対するペナルティであり、通常の利息よりも高く設定されていることが多いです。
遅延損害金が発生すると、借金が増えるスピードが速くなってしまいます。

借金を完済できない状況

ギャンブルによる借金がある場合、自己破産をしても借金をゼロにする(免責を受ける)ことができない可能性があります。
しかし、ギャンブルによる借金があっても、裁判所の裁量によって免責を受けられる裁量免責という制度があるため、ギャンブルによる借金があるからといって必ずしも免責が得られないわけではありません。

一括返済を要求される

返済が遅れて時間が経過しても借金の返済が行われない場合、その後に分割で支払う予定だった金額も一括で返済するように求められることになります。
例えば、10回払いで元利含めて100万円を返済することにしていた(10万円×10回)のに、1回目と2回目の支払い(合計20万円)は行えたものの、3回目の支払いから返済ができなくなり、2か月後、5回目の支払日を過ぎた頃に一括返済を迫られる、というケースを考えてみましょう。
この例では、本来なら3回目、4回目、5回目の支払分(合計30万円)だけを支払えばよいはずですが、支払いが遅れたことなどにより、一括払いを求められ、残りの80万円全額を一度に支払うことになってしまいます(一括払いを求められる条件は各社の規約によって異なります)。
一括返済を求められると、遅延損害金が残債務全額(上の例では80万円)について発生するため、借金がさらに膨らんでしまいます。
債権者が一括返済を求めてくるのは、通常、延滞が始まってから2~3か月後のことが多いです。

犯罪に手を染めるようになる

どこからも借金ができなくなり、それでもどうしてもパチンコをやめられないとなると、泥棒をしたり、職場の金に手をつける人も現れます。
その結果、窃盗や業務上横領といった犯罪に繋がることがあります。
また、パチンコのためにお金が欲しくなり、仕事で扱っている個人情報や企業秘密を売るといった事件を起こすこともあります。
こうした犯罪や事件を起こすと、仕事を失う危険性が高まり、逮捕・起訴されて収監されることにもなりかねません。
当然、被害者にも大きな迷惑をかけることになります。
さらに、家族のお金に手をつけたり、家族の物を売ってしまうこともあります。
パチンコのためにお金を求めて犯罪を犯す前に、弁護士に債務整理を依頼し、専門の医療機関や自助グループに相談することを強くお勧めします。

パチンコの借金を解消する方法

パチンコによる借金は、いくら少額であってもそのまま放置すると、やがて「借りては打つ」という生活を繰り返すことになりかねません。
早めに解決することを強くおすすめします。
パチンコで抱えた借金を返済する方法として、以下の3つが考えられます。
自力で返済できる場合=家計を見直す=日本貸金業協会の貸付自粛制度を利用する
自力返済が難しい場合=債務整理を検討する

家計の見直しを行う

借金が「少し頑張れば返済できる」状態であれば、まずは家計を見直しましょう。
家計簿などを使ってお金の出入りを管理すれば、浪費を見つけやすくなり、その浪費分を返済に回すことで元金を減らすペースが速まり、返済期間を短縮できます。
また、毎月の固定費を削減することで、借金返済に充てる金額を増やすことができます。
以下のような毎月一定額を支払っている固定費は特に減らしやすく、返済に回すことができます。

  • 携帯電話代や光回線料金などの通信費
  • 生命保険、損害保険、自動車保険などの保険料
  • 動画や音楽配信サービスなどのサブスクリプション料金

もし使っていない携帯サービスやサブスクリプションサービスがあれば、プランの変更や解約を検討してみてください。
さらに、本業以外に副業を始めて収入を増やし、借金返済に充てる金額を増やす方法もあります。
クラウドソーシングサービスでの在宅ワークや、人材派遣会社に登録して派遣アルバイトをするなど、手軽な方法も試してみてください。

主なクラウドソーシングサービス:

  • ランサーズ
  • クラウドワークス
  • Yahoo!クラウドソーシング

主な人材派遣会社:

  • キャストポータル
  • スキマワークス
  • バイトレ

ただし、副業を検討する場合、次の点に注意が必要です。

  • 勤め先が副業を禁止していないか
    副業を始める前に就業規則を確認しましょう。
  • 確定申告が必要か
    副業で年間20万円以上の収入を得た場合、確定申告が必要です。

日本貸金業協会の貸付自粛制度を活用する

貸付自粛制度は、金融機関からの借り入れを停止できる制度です。
Web、郵送、または窓口で、本人の申請に限り無料で利用することができ、日本貸金業協会または全国銀行個人信用情報センターに申請すると、信用情報機関に貸付自粛情報が登録されます。
(※法定代理人による申請も可能です)
消費者金融、クレジットカード会社、銀行は、新規融資を行う際にいずれかの信用情報機関を参照します。
融資の申し込み者が事前に貸付自粛情報を登録していれば、その情報も支払い能力の判断材料として審査に影響を与えます。
ただし、貸付自粛制度には強制力はなく、基本的に家族による申請は認められません。また、申請が受理されてから3ヶ月が経過すると、撤回することができます。
この制度は、ギャンブル依存症の自覚があり、「これ以上借金を増やしたくない、制限をかけたい」と考える場合に非常に便利な制度と言えるでしょう。

債務整理を考える

家計を見直しても返済が難しい状況であれば、他の手段を検討する必要があります。
特に、

  • 返済が2ヶ月以上滞納している
  • 他社からの借り入れを試みたが、審査に通らなかった
  • 収入が大きく減少した
    といった場合、これ以上状況が悪化しないよう、早めの対処が重要です。
    借金の返済が困難な場合、救済方法として債務整理があります。
    債務整理には主に、
  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産
    の3つの方法があり、これにより借金の減額や免除が可能となります。

任意整理

任意整理は、裁判所を通さずに金融業者と直接交渉し、将来利息や遅延損害金をカットし、残った元本を3~5年(36~60回)の分割払いで完済する手続きです。
パチンコなどのギャンブルが原因で抱えた借金でも利用することができます。
これはあくまでも私的な交渉であるため、法律の専門知識や交渉技術が重要となります。
弁護士に依頼することで、和解に向けてスムーズに進めることができるでしょう。
任意整理が適しているケースとしては、

  • パチンコなどギャンブルが原因の借金返済が困難
  • 将来利息や遅延損害金をカットすれば返済を続けられる場合
    が挙げられます。

自己破産

自己破産は裁判所に申し立てを行い、一定の価値がある財産が回収・処分される代わりに、免責(借金の返済義務を免れること)を受けて支払いが免除される手続きです。
ギャンブルが原因での借金は免責不許可事由(免責が認められない理由)に該当するため、基本的にパチンコが原因の借金には適用できません。
ただし、自己破産は多重債務者の救済を目的としているため、状況によっては裁判官の判断で、ギャンブルが原因でも借金返済が免除されること(裁量免責)があります。
裁量免責が認められるかどうかは自分で判断するのは難しいため、弁護士に相談することをお勧めします。
自己破産が適しているケースとしては、

  • 弁護士に相談して裁量免責の可能性がある
  • 目立った財産がない
    といった場合が考えられます。

個人再生

個人再生は裁判所に申し立てを行い、借金を5分の1〜10分の1程度に減額する手続きで、その後の借金を3~5年の分割払いで完済します。
ローンが残っていても家を処分することなく手続きを進めることができ、任意整理と同様に、パチンコなどのギャンブルが原因で抱えた借金にも適用できます。
手続きは準備する書類が多く、複雑なため、弁護士に相談しながら進めるのが良いでしょう。
個人再生が適しているケースには、

  • パチンコなどギャンブルで重ねた借金が完済できそうにない
  • 借金を大幅に減額すれば、返済を続けられる安定した収入がある
  • 家のローンが残っている
    といった場合が考えられます。

パチンコの借金については早めに相談を!

パチンコのようなギャンブルによる借金がある場合、先ほど説明した通り、自己破産では債務整理ができないことがあります。
そのため、個人再生や任意整理など、他の債務整理の方法を選ぶ方が良い場合もありますが、借金額が過剰に膨らんでしまうと、個人再生や任意整理が難しくなることがあります。
パチンコの借金がある方は、できるだけ早く弁護士に相談し、債務整理を進めることが重要です。

家族が肩代わりする前に弁護士に相談を

パチンコでの借金を配偶者や親が立て替えて支払うことがありますが、もちろん本人のためを思ってのことではありますが、あまりおすすめはできません。
パチンコで返済できないほどの借金を抱えている人は、ギャンブル依存症になっている可能性が高いです。
ギャンブル依存症に陥ると、一般的な方法でギャンブルを止めることは非常に難しくなります。
借金を肩代わりしてもらった場合、「もうパチンコはしない」と約束し、一時的にその通りにしても、最終的にまたパチンコを再開してしまうことが少なくありません。
パチンコをやめるには、やはり本人が「これはまずい」と自覚し、自分の問題に向き合い、対処法(自助グループへの参加や医療機関の受診など)を考える必要があります。
借金問題を自分で解決することは、自分の問題に向き合う良い機会となります。
しかし、ご家族が借金の肩代わりをしてしまうと、本人がしっかりと自分の問題を考える機会を逃してしまい、結局、また「借金ができたので助けてほしい」と言ってくることも少なくありません。
これは決して本人のためにはなりません。
経済的にも、家族が借金を肩代わりし続けることは、最終的に全員が共倒れになる危険があります。
放っておくだけでは、会社のお金や闇金に手を出してしまう可能性もあるため、弁護士や医療機関、自助グループに一緒に相談に行くなどのサポートは必要かもしれません。
しかし、借金の肩代わりには慎重であるべきです。
肩代わりするくらいなら、一緒に弁護士のところに相談に行ったり、自助グループや医療機関に付き添っていくことをおすすめします。
借金問題については、初回無料で相談に乗ってくれる弁護士も多くいます。
また、債務整理後の弁護士費用も分割で支払える場合が多いです。
弁護士に債務整理を依頼すると、

  • 貸金業者からの取立てが止まる
  • 返済を一時的に停止できる
    といったメリットがあります。
    ぜひ、一度気軽に弁護士に相談してみてください。

パチンコで借金があるのにやめられない理由

ここまでお読みいただいた方の中には、「借金の問題も解決しなければならないけど、まずはパチンコ癖から脱却しないと」と考えている方もいるかもしれません。また、あなたの周りでパチンコにのめり込みすぎている方がいて、「何とかやめさせたい」と感じている方もいるでしょう。
パチンコがなかなかやめられない原因としては、

  • 負けを取り戻した経験
  • 強い興奮を感じられる
  • イライラや憂鬱な感情を解消できる
  • 賭けていると落ち着く
    などの経験が挙げられます。
    もちろん、借金があまりにも多くなり、日常生活に支障をきたすほどなら、パチンコは控えるべきです。
    ギャンブル依存症は精神医学的に疾患とされており、自分の意思だけで克服するのは非常に難しいことです。
    病気によって体力的にパチンコやスロットを打てなくなるなどの強制的な理由がない限り、再びギャンブルにのめり込む懸念は避けられないでしょう。
    そのため、周囲のサポートや専門機関への相談が、解決のカギとなります。

パチンコ・パチスロでの借金生活に不安を感じたら

パチンコ・パチスロによる借金生活に不安を感じていても、すぐにパチンコ・パチスロを止めることが難しい方もいるでしょう。
ギャンブルは依存性が強く、自己の意思だけでは簡単にやめることができません。
ここでは、パチンコ・パチスロから離れるための方法として2つの方法を紹介します。
すぐに止めることができなくても、少しずつでも止める努力を始めてみてください。

パチンコ・パチスロから離れるために少しずつ準備を進める方法

パチンコ・パチスロを急に止めるのが難しい方は、次の方法で少しずつ距離を置くようにしましょう。

  • 1回に使う金額を減らす
  • 行く回数を少しずつ減らす
  • 1パチ以外は利用しないようにする

まずは、1回に使う金額を減らす、行く回数を減らすなど、自分のできる範囲から始めてみましょう。
1パチ(1円パチンコ)に変えるだけでも、パチンコにかかる費用を減らすことができます。
パチンコ・パチスロと距離を置く生活を始めると、最初は我慢が辛いと感じることもあるかもしれません。
しかし、時間が経ち、新たな借金をすることなく毎月返済できる状況になると、日常生活への不安も少なくなります。
パチンコに依存していた頃よりも生活の不安が減り、快適に感じるようになれば、完全にパチンコを卒業する日もそう遠くはないでしょう。

パチンコをやめたい時の対処法と相談先

パチンコやギャンブル依存症について相談できる施設は以下の通りです。

  • 一般財団法人ギャンブル依存症予防回復支援センター
  • 精神保健福祉センター
  • 自助グループや回復支援施設
  • 依存症の専門医療機関

これらについて、以下で詳しく解説します。

借金問題に関する相談窓口

借金問題に関する相談窓口として、以下のようなものがあります。

名称特徴
法テラス(日本司法支援センター)借金問題を含むさまざまな問題について相談を受けています。電話での無料相談や、弁護士による無料法律相談(窓口または電話予約、収入が一定額以下などの基準あり)も提供しています。
各地方自治体の相談窓口市役所などで借金に関する相談を受けている場合が多く、弁護士の紹介や必要な福祉窓口、担当部署の案内も行っているところもあります。
各都道府県の弁護士会(例:東京弁護士会、福岡県弁護士会)直接弁護士に相談が可能で、初回無料の相談を行っている弁護士会も多いです。借金問題に特化した相談窓口や、オンライン相談を提供しているところもあります。
全国銀行協会相談室銀行の住宅ローン・カードローン等(事業資金を除く)の返済が困難な人を対象に、電話や面談でカウンセリングサービスを提供しています。銀行窓口や法テラスへの紹介も行います。
日本クレジットカウンセリング協会クレジットカードや消費者ローンの返済が難しくなった人を対象に、電話相談を行っています。また、弁護士などによる無料カウンセリングを受けられることもあります。
日本貸金業協会電話やWebで相談可能で、貸金業者と消費者間の紛争解決手続きを行う貸金業相談・紛争解決センターも設置されています。
消費者生活センター各都道府県の消費者生活センターは、借金問題の相談窓口も兼ねています。消費者ホットライン・188(いやや)(局番なし、通話料負担あり)に電話すると、最寄りの消費生活相談窓口を案内してもらえます。

弁護士に直接相談する

上記の相談窓口を利用せずに、自分で弁護士を探して直接相談に行くことも可能です。
自分で弁護士を探すことには、以下のようなメリットがあります。

  • 早ければ数日以内に取立てが止まる
  • 債務整理に強く、パチンコなど生活上の不安にも理解のある弁護士を選べる

早ければ数日以内に取立てが停止する

弁護士に相談し、債務整理を依頼すると、弁護士は貸金業者などに「受任通知」を送ります。
「受任通知」とは、債務整理の依頼を受けたこと、今後弁護士が窓口となることなどを通知する書面です。
この通知を送ることで、貸金業者はその後、債務者本人に対して取立てを行うことができなくなります。
相談したその場で債務整理を依頼することが決まれば、早ければその日のうちに受任通知を送ってもらい、数日で取立てが止まります。
さらに、受任通知を送った後は、債務整理をスムーズに進めるために、一時的に返済をストップすることも可能です。
借金問題に悩む方にとって、取立てや月々の返済は大きな負担となっていますので、これらを早急に止められることは、弁護士に直接相談する大きな利点です。

債務整理に強く、パチンコなど生活の不安にも理解のある弁護士を選ぶ

債務整理を依頼する場合、できれば債務整理に強い弁護士にお願いしたいものです。
債務整理に詳しい弁護士であれば、より適切かつスムーズに借金問題を解決へと導いてくれるでしょう。
債務整理に詳しい弁護士かどうかは、HPを確認することである程度見分けることができます。
また、パチンコで借金を作ってしまった方は、借金問題だけでなく、パチンコにのめり込んでしまうという生活面での問題も抱えていることが多いです。
こうした生活上の問題に対処することは、借金問題の解決と同じくらい重要です。
できるなら、生活面での問題にも弁護士のサポートを受けることができれば、心強いでしょう。
しかし、全ての弁護士が依頼者の生活面の問題まで考慮してくれるわけではありません。
中には、相談に行った際に弁護士から怒られてしまうケースもあるという話も耳にします。
自分で弁護士を探す場合、HPなどでそれぞれの弁護士の考え方を調べることができるため、生活上の問題にも配慮している弁護士に出会える可能性が高まります。
そのような弁護士に依頼できれば、債務整理だけでなく、今後の生活立て直しに必要なサポートもしてもらえるかもしれません。

一般財団法人ギャンブル依存症予防回復支援センター

ギャンブル依存症予防回復センターは、ギャンブル依存症に関する調査や予防・回復支援を行っている公的機関です。
24時間対応のサポートコールがあり、専門のカウンセラーが

  • 法テラス:借金問題などの法律に関する相談
  • 自助グループ:同じ経験を持つ人々との体験談の共有を通じて、解決のきっかけを作る
  • 医療機関:精神科医など
    への紹介や、必要な情報やアドバイスを提供しています。

■一般財団法人ギャンブル依存症予防回復支援センター
URL: https://www.gaprsc.or.jp/index.html
電話番号: 0120-683-705
受付可能日時: 24時間・年中無休
対応する専門家: 臨床心理士などのカウンセラー
費用: 無料
※2023年1月現在

精神保健福祉センター

精神保健福祉法に基づき、各都道府県に設置されている公的機関です。
こころの健康を保持し、向上させることを目的として、精神保健福祉相談を受け付けるほか、自立と社会復帰をサポートする指導と援助を行っています。
ギャンブル依存症の方には「ギャンブル障害回復トレーニングプログラム」、その家族には「依存症家族教室」を提供しています。

■精神保健福祉センター(東京の場合、※全国の都道府県に設置されています)
URL: https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/index.html
電話番号: 03-3844-2212
受付可能日時: 月〜金曜日の午前9時から午後5時まで(祝日・年末年始を除く)
対応する専門家: 相談窓口係員
費用: 無料
※2023年1月現在

自助グループや回復支援施設

自助グループとは、同じ問題を抱える人々やその家族が集まり、メンバー同士で体験談や想い、情報、知識を共有し、問題解決のヒントを得ることを目的とした団体です。(主に非営利団体)

ギャンブル依存症の主な自助グループ一覧

■ギャンブラーズ・アノニマス(GA)
URL: http://www.gajapan.jp/index.html
拠点: 全国各地(46都道府県、201グループ)
主な活動内容: ミーティングの開催など
対象者: 本人
※2023年1月現在

■DAジャパン
URL: https://kaimonorouhishakkin.jimdofree.com/
拠点: 全国10箇所(札幌、郡山、都内<上野、田町>、川崎、京都、兵庫、福岡、長崎、大分)
主な活動内容: ミーティングの開催など
対象者: 本人
※2023年1月現在

■ギャマノン(Gam-Anon)
URL: https://www.gam-anon.jp/
拠点: 全国各地
主な活動内容: ミーティングの開催など
対象者: (依存症患者の)家族・友人
※2023年1月現在

■ジャパンマック(特定非営利活動法人)
URL: https://www.japanmac.or.jp/
拠点: 東京、神奈川、福岡
主な活動内容: 回復支援プログラムや生活訓練など
対象者: 本人
※2023年1月現在

依存症に特化した専門医療機関

依存症患者が地域で適切な医療を受けられるように、ギャンブルなどの依存症に特化した治療を行っている専門医療機関も存在します。
専門機関に相談し、カウンセリングや治療を受けることで、ギャンブル依存症から根本的に脱出できる可能性があります。
借金の相談を弁護士にするのが良いように、深刻な依存症の相談も、その分野の専門家に相談することが賢明です。

まとめ

パチンコ・パチスロで借金を抱えた生活を続けると、借金は膨らみ、最終的には自己破産などの手続きを検討しなければならなくなる可能性があります。しかし、この記事を読んでいる方の中には、まだやり直しが可能な人が多くいるはずです。
今の生活スタイルを見直し、少しずつでも借金を返済していければ、生活の立て直しは十分に可能だと考えられます。
ぜひ、今日からできることを始めてみてください。
借金の金額が大きく、自力で立て直すのが難しい場合は、弁護士に相談することをおすすめします。
借金問題については、無料相談を実施している法律事務所も多くあります。
まずは弁護士に相談することから始めてみてはいかがでしょうか。