返済できず借金滞納・ブラックリスト入り。ストレスで買い物依存症になった借金体験談【20代/200万円】

キャッシングの返済が追いつかなくて、他のカードローンでお金を借りたいのですが、どこも審査に通らないんです…ブラックかもしれないです。どうしようもないんで、ひととき融資とか個人間融資を迷ってるけど、金利も高いし、個人情報の流出も不安で…。

何か他に良い解決策はありませんか？

なるほど…闇金よりは個人間融資の方がまだマシだろうって勝手に思っちゃってました…。

学生時代に買い物依存症になってしまったのがきっかけです。

大学に進学するまでは制服の着こなしやマフラーなどの小物でおしゃれを楽しんでいました。

実家があまり裕福でなかったこともあって、あるもので楽しむことを心がけていました。

私はデザインの勉強がしたくて美大のデザイン関係の学科に進学し、日々勉学に励むことになりました。

勉強の傍らアルバイトをするようになり、初めて自由におしゃれができるようになってすごく興奮したのを覚えています。

ある時、友達が何万円もするハイブランドのワンピースを着てきたことがあって、周りの友達がみんなその子の服を褒めていました。

私の中で何かが弾けた瞬間でした私もみんなに褒められたい…そんな気持ちがむくむくと心の中で湧き上がってきて、次の日にはハイブランドのショップに行き、服を買っていました。。

数万円もする服をはじめて大学に着ていった日、みんなが私に話しかけてくれたんです。

でも、注目されるのは最初だけで、2回・3回と着るうちにみんなのリアクションもなくなっていきます。私は何度もハイブランドのショップに足を運ぶことになりました。

支払いはクレジットカードのリボ払いで済ませていましたが、限度額まで使ってしまったことによって、ある時買い物ができなくなってしまったんです。

そこで私は必死にお金を借りる方法を調べたんです。

その時私は19歳だったのですが、消費者金融でも会社によっては20歳未満は借入を断られるということを調べていたので、18歳以上（高校生除く）でも貸してくれる会社を選んで借入を申し込んだんです。

年齢条件をクリアしていないと無条件で審査落ちしてしまうので…。

また、消費者金融やクレジットカードでの申込情報は6ヶ月保存されることになると書いてあったので、その期間は他社への借入の申し込みを控えました。

多重申込は消費者金融の審査で不利になってしまうからです。

携帯電話の分割なども滞りなく払っていたため、大丈夫でした。

個人信用情報に事故情報があると審査の際に不利になるんですよね。

審査が通るかドキドキしましたが、アルバイトとはいえ安定した収入があったこともあり無事審査が通り、6ヶ月程もつくらいの服代を借りることができました。

それからはアルバイトの時間を増やし、滞りなく返済するよう努めました。それに、もし返済がキツくなっても就職したら一気に返せばいい…その程度に考えていました。

それに、消費者金融で借入ができる額は原則年収の3分の1までと総量規制で決まっているということも調べて知っていました。

調べた先で、借入を返済しておけば他社への借入が容易になるとも書いてあったため、6ヶ月の間にアルバイト代で完済することにしました。

また、借入をしていなくても契約したままだと、借入を行っているのと同じだと判断され審査の際不利になるということも書いてあったため、返済後は契約を解約しました。

自転車操業ではあるものの、学生時代は借入しては返すということを繰り返してなんとかやり繰りをしていました。「おしゃれな私」というイメージを崩さずに卒業まで漕ぎつけたんです。でも、問題は就職してからでした。

大手服飾ブランドに就職が決まったのですが、そこでの仕事が激務で、ストレスから買い物依存症がコントロールできないくらい悪化してしまったんです。

学生時代に1社から借り入れをした状態で卒業し、就職後に2社目から借入をしたのですが、1社目と勤務先情報が変わっていたことから会社に在籍確認と思われる電話がかかってきたのも肝が冷えました。

さらに、アルバイトから正社員になったことで勤続年数や収入、雇用形態などの属性評価が良くなり、借り入れできる金額が増えたことが逆に災いしてしまいました。

自分の支払い能力を超えた借入をしてしまったんです。複数社から借入をして、使いきれない量のコスメや服を買い漁っていました。

ありました…給料だけでは返済がままならず、私は初めて返済の延滞をしてしまったんです。

2か月以上の延滞を行ったので、個人信用情報に事故情報が載ってしまったようで…。事故情報は一度載ると5～10年は保存されてしまいます。

でも、その月にはどうしても避けられない大きな出費があったので、ダメ元でプロミスのカードローンに借入目的を「生活費」にして申し込んでみたんです。

「他社への返済目的」や「事業資金」での借り入れは断られてしまうそうなので…。

いえ、なんと審査が通って借りることができたんです。

やはり借り入れ項目を「生活費」にしたのがよかったのかもしれません。

おかげでその月をなんとか乗り越えることができ、とてもホッとしたのと同時に、
買い物依存症をどうにかしないとという意識が生まれ、病院にいくことにしました。

買い物依存症とはっきり診断されたことで、何か憑き物が落ちたように買い物をしたいという欲求が落ち着いたんです。

自分は病気なんだとわかって、自分の意思が弱いとかそういう問題ではないとわかってホッとしたのを覚えています。

そして、診断がおりたことで借金問題にも向き合えるようになっていきました。

買い物依存症の治療がうまくいって、今は必要以上の買い物をしようとは思わなくなりました。

実家が裕福でなく、高校生まで思うようなおしゃれができなかったことが心のどこかでコンプレックスだったのかもしれません。今思えば大学まで出してもらえただけで十分だったんです。

昼は今まで通り大手服飾ブランドで働き、夜や休日に買いすぎた服やコスメをフリマアプリで売るなどして返済の足しにしています。

これからは実家の両親に親孝行できるようになれたらと思います。