寄付金の使い道で選ぶふるさと納税!おすすめの自治体を紹介

「ふるさと納税」というと、豪華な返礼品がもらえることや、節税対策として利用することが一般的です。しかし、ふるさと納税の本来の目的は、自分の生まれ故郷や応援したい地域に貢献することです。
近年、ふるさと納税の返礼品競争が過熱し、自治体間の競争が激化しています。そのため、返礼品に目が行きがちですが、ふるさと納税は、単に商品を手に入れるだけでなく、自分が住んでいる地域以外の地域を応援する、貴重な機会でもあることを今一度考え直してみましょう。

寄附金の使い道で自治体を選ぶ

では、どのように寄附先を選べば良いのでしょうか?一つは、寄附金の使い道に注目することです。各自治体は、寄附金をどのような事業に充てるか、ホームページなどで公開しています。

一般的なふるさと納税の使い道

地域活性化: 地域の特産品の開発や観光振興など、地域全体の活性化を図る事業
教育: 子供たちの教育環境の整備や、文化芸術の振興など、次世代を担う子どもたちへの投資
福祉: 高齢者や障がい者の福祉サービスの充実など、地域住民の生活を支える事業
防災: 災害に強いまちづくりや、防災意識の向上など、安全・安心なまちづくり


これらの事業の中から、自分が特に共感できるもの、応援したいものを選び、その事業を行っている自治体に寄附することで、より積極的に地域貢献に繋げることができます。

寄附金の使い道を知るための3つのステップ

より良い地域貢献をするために、以下のステップで寄付金の使い道を知っておきましょう。

1.興味のある分野を決める: 地域活性化、教育、福祉など、自分が特に力を入れてほしい分野を選びましょう。
2.自治体のホームページを調べる: 各自治体のホームページには、寄附金の使い道が詳しく記載されています。
3.複数の自治体を比較検討: 複数の自治体の情報を比較し、自分の価値観に合った自治体を選びましょう。

地方自治体に貢献することのメリット

地域社会への貢献: 寄附金は、地域の活性化や住民の生活の向上に役立てられます。
税金の有効活用: 寄附金は、税金控除の対象となるため、節税効果も期待できます。
新しい発見: 知らなかった地域の魅力を発見できるかもしれません。

山梨県の地方自治体のふるさと納税寄付金の使い道

雄大な富士山をはじめ、八ヶ岳、南アルプスなど、数々の山々に囲まれた山梨県は、豊かな自然が魅力です。四季折々の美しい風景は、訪れる人を魅了し続けています。特に、春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、一年を通して様々な表情を見せてくれます。また、温泉地も多く、疲れた体を癒すのに最適です。

歴史ある街並みも魅力の一つです。武田信玄ゆかりの武田神社や、甲府城址公園など、歴史ファンにはたまらないスポットが数多く点在しています。さらに、ワインや果物、ほうとうなど、地元で採れた新鮮な食材を使ったグルメも豊富です。

富士山麓では、登山やキャンプ、サイクリングなど、様々なアウトドアアクティビティを楽しむことができます。一方、甲府市中心部には、美術館や博物館など、文化的な施設も充実しています。また、甲府盆地は盆地特有の気候のため、昼夜の寒暖差が大きく、果物の栽培に適しており、ぶどう、桃、さくらんぼなど、美味しいフルーツが豊富です。

都会の喧騒を離れ、自然の中でゆったりと過ごしたい方には、山梨県はまさにうってつけの場所です。特に、河口湖や山中湖などの湖畔は、美しい景色と静かな環境が魅力です。湖畔を散策したり、湖上でボートに乗ったり、温泉に浸かったり、様々な過ごし方があります。

そんな魅力あふれる山梨県の地方自治体と、各自治体ふるさと納税寄付金の使い道をいくつかご紹介します。

都留市

都留市は、富士山の北麓に広がる、歴史と自然が調和した美しい街です。澄み切った空気と豊かな緑、そして清らかな湧水に恵まれ、古くから人々が暮らしを営んできました。甲斐絹発祥の地として知られ、今もなお、伝統的な織物の技術を受け継ぎながら、ネクタイや傘地、高級羽毛布団などの高品質な製品を生み出しています。

近年では、リニアモーターカー実験線の拠点があることでも知られるようになり、全国各地から多くの注目を集めています。また、人口3万人の都市としては全国唯一の公立大学法人都留文科大学を擁し、若者たちの活気あふれる街でもあります。

歴史と伝統を大切にしながらも、都留市は「ひと集い 学びあふれる 生涯活躍のまち」を目指し、産業振興や子育て支援、健康づくりなど、様々な分野で積極的に取り組んでいます。都心からわずか90分というアクセスの良さも魅力の一つです。

さて、そんな都留市でふるさと納税をした場合、その寄附金はどんなことに使われるのでしょうか?
都留市のふるさと納税特設サイトでは以下のように使い道が明記されています。

都留市ふるさと納税の寄附金使い道

産業の振興と基盤整備
新たな産業や雇用の創出を行うとともに、産業の基盤であるインフラについても整備し、都市機能を充実させます。

子育て支援と教育支援
次世代を担う子どもたちを生み育てる環境を整備するとともに、都留文科大学をはじめとする教育機関等と連携し、教育を充実させます。

健康・長寿と医療体制の充実
市民一人ひとりが健康寿命を延ばし、安心して暮らせるよう健康づくりの推進及び医療体制を充実させます。

自然と環境の保全
自然とまちの機能がバランスよく調和した、だれもが安全で快適に暮らせる魅力あるまちをめざし、環境と景観の保全に努めます。

安全・安心、コミュニティづくり
市民生活をより充実かつ安心したものとするために、防災・防犯体制の強化や防犯対策、交通安全の推進など、安全・安心に暮らせるまちづくりを推進していきます。

市長におまかせ
市長が推進する重点政策に活用します。

引用:TSURU SELECT 寄付金の使い道

忍野村

富士山と石割山に抱かれた標高936メートルの高地に位置する忍野村は、豊かな自然が息づいています。世界文化遺産である忍野八海を代表とする澄み切った湧水は、村の至るところに生命を育み、雄大な富士山の絶景とともに、訪れる人々を魅了します。大陸性気候がもたらす爽やかな空気と、多様な動植物が生息する豊かな生態系は、この村を特別な場所にしています。富士山と人々が深く結びついた歴史と文化が息づく忍野村は、まさに自然と人間の共生が実現された理想郷と言えるでしょう。

では、忍野村にふるさと納税で寄附をすると、忍野村にどう貢献ができるのでしょうか?忍野村のふるさと納税特設サイトでは以下のように記載されています。

忍野村のふるさと納税寄附金の使い道

①自然環境保全
以下は令和5年度充当実績。

[環境衛生事業]
河川、地下水、忍野八海等の水資源保全
住宅用太陽光発電システムや木質ペレットストーブ等自然エネルギー利用促進
合併処理浄化槽普及促進による銃環境保全

[緑化環境保全]
村内花壇への花の植栽と花き農産家の育成

②教育支援

以下は令和5年度充当実績。

[給食室管理運営事業]
小中学校生徒児童への給食の提供


③まちづくり支援

以下は令和5年度充当実績。

[地域活性化対策事業]
令和5年度の充当はなし

④その他村長にお任せ

以下は令和5年度充当実績。

[観光交流拠点ネットワーク整備事業]
プロモーション動画制作および発信業務

また、以下は忍野村の寄附金額一覧(平成28年10月21日~令和6年3月31日の寄附)です。

寄附使い道金額
自然環境保全274,762,483円
教育支援135,827,927円
まちづくり支援45,880,024円
その他村長にお任せ148,636,735円
合計457,894,572円

参考:忍野村ふるさと納税

富士河口湖町

富士河口湖町は、日本のほぼ中央に位置し、雄大な富士山の北麓に広がる美しい町です。青木ヶ原樹海をはじめとする広大な森林と、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖という個性豊かな富士五湖を擁し、豊かな自然に恵まれています。四季折々の美しい風景は、訪れる人々に感動を与え、世界文化遺産である富士山の魅力をより一層引き立てています。後世にこの貴重な自然遺産を継承するため、地域全体で環境保全活動に積極的に取り組んでいます。

富士河口湖町にふるさと納税で寄附をすると、富士河口湖町にどう貢献ができるのでしょうか?富士河口湖町のふるさと納税特設サイトでは以下のように記載されています。

富士河口湖町のふるさと納税寄附金使い道

①子ども支援事業
子育て支援の充実

②まちづくり支援事業
身近な道路・公園整備、コミュニティ活動支援、生涯学習、国際交流、移住・定住支援、公共交通維持拡充

③環境保全支援事業
自然環境と森林の保全、良好な自然環境の創出、景観保全・形成

④スポーツ・文化振興支援事業

生涯スポーツの振興 地域文化芸術の振興、スポーツ・文化イベント事業

⑤産業活性化支援事業


⑥その他目的達成のために町長が必要と認める事業

参考:富士河口湖町ふるさと納税

山中湖村

山梨県の東南部に位置する山中湖は、富士五湖の中で最も富士山に近い、標高980.5メートルの高地に佇む広大な湖です。その美しい景観は、古くから多くの人々を魅了し、避暑地として発展してきました。年間400万人もの観光客が訪れる山中湖は、温泉、公園、文学館、お花畑、ハイキングコース、キャンプ場など、様々なレジャー施設が充実しており、四季折々の自然を楽しめます。特に、冬には湖面に浮かぶ白鳥の姿は、山中湖ならではの美しい光景として知られています。春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には樹氷と、一年を通して訪れる人々に感動を与えてくれます。湖でのボートやカヌー、森の中でのキャンプなど、アクティブに過ごしたい方にもおすすめです。山中湖村では、この豊かな自然と文化を活かし、これからも多くの人々に愛される、魅力あふれる村づくりを目指しています。

そんな豊かな自然あふれる山中湖村にふるさと納税で寄付をするとどのような形で貢献できるのでしょうか?
山中湖村では令和5年の寄付金使い道実績を以下のように公表しています。

山中湖村のふるさと納税寄附金使い道

1.自然環境に関する取り組み 289,389,600円
〇可燃物処理施設運転管理事業 〇環境美化事業
〇リサイクルプラザ分別処理事業 など

2.村政一般に関する寄附 113,923,000円
〇防災行政無線維持管理事業 〇道路維持事業 〇防災対策推進事業 など

3.青少年育成に関する取り組み 102,221,500円
〇情報ライブラリー維持管理事業 〇通学バス代補助事業 など

4.地域活性化に関する取り組み 46,241,000円
〇地域特産化推進事業 〇公園維持管理事業 など

5.福祉事業に関する取り組み 29,464,500円
〇在宅老人福祉支援事業 〇社会福祉協議会補助事業 など

参考:令和 5 年度 ふるさと納税寄附金の実績報告
山中湖村ふるさと納税について

山中湖村では、クラウドファンディングも実施中です(2024年12月終了予定)。富士山を一望できる絶景スポット「山中湖パノラマ台」の整備を行い、より多くの人々が安全に美しい景色を楽しめるようにと、山中湖村が取り組んでいるプロジェクトです。ふるさと納税以外にも、こういったクラウドファンディングに参加することでも、山中湖村の自然保護と観光振興などに貢献することができます。

山梨県山中湖村 クラウドファンディング について

長野県の地方自治体のふるさと納税寄付金の使い道

長野県は、雄大な自然と豊かな歴史、そして美味しい食が魅力の県です。北アルプス、中央アルプス、南アルプスと、日本百名山が数多く存在し、四季折々の美しい自然を楽しむことができます。特に、冬には多くのスキーリゾートが賑わい、世界中からスキーヤーやスノーボーダーが訪れます。

歴史に関しても、武田信玄や真田幸村など、数々の歴史人物を輩出した地として知られています。松本城や上田城などの城郭や、善光寺など歴史ある寺院も数多く残っており、歴史ファンにとっては魅力的な場所です。

食に関しても、蕎麦、おやき、信州味噌など、独自の食文化が育まれてきました。また、リンゴやぶどうなど、新鮮な果物も豊富です。特に、信州そばは、その風味豊かな味わいで全国的に有名です。

さらに、温泉も豊富で、上高地や別所温泉など、自然の中に佇む温泉地が多く、疲れた体を癒すことができます。

このように、長野県は自然、歴史、食など、様々な魅力が詰まった、何度訪れても飽きない魅力的な県です。

豊丘村

長野県南部、下伊那郡に位置する豊丘村は、豊かな自然と美味しい農産物が魅力の村です。南アルプスの前山・伊那山脈と天竜川に囲まれた、人口約6,700人の小さな村ですが、河岸段丘の起伏が織りなす多様な地形が、農業を支えています。

りんご、桃、梨、柿といった果物や、香り高い松茸など、四季折々の旬の味が楽しめます。特に、朝晩の寒暖差が大きい気候は、果物の栽培に適しており、甘くてジューシーな果実が育ちます。また、市田柿のように、地元の特産品を使った加工品も豊富です。

自然豊かな豊丘村では、米作りや果物狩りなど、農業体験を楽しむことができます。都会の喧騒を離れ、のどかな田園風景の中で、四季折々の自然を満喫できるでしょう。

2027年には、リニア中央新幹線の開業が予定されており、東京や名古屋へのアクセスが飛躍的に向上します。豊丘村は、この交通網の整備を機に、都市部と田舎を結ぶ新たな拠点として、さらなる発展を目指しています。

豊岡村のふるさと納税寄付金の使い道は以下のように公表されています。

豊丘村のふるさと納税寄附金使い道

【笑顔いちばん】教育の豊かな丘
 未来を担う子どもたちのために、教育や子育て支援の充実した村づくりへの取組み。

【安心いちばん】福祉の豊かな丘
 だれもが安心して暮らすことのできる福祉が充実した村づくりへの取組み。

【創造いちばん】農業の豊かな丘
 安心・安全な農作物の生産力向上への取組み。

【快適いちばん】自然の豊かな丘
森林整備や新エネルギー導入など地球温暖化防止を図り、豊丘村の豊かな自然を未来に残す取組み。

【だんQくんにおまかせ】
上記メニューの他、村長が選定する政策などに活用させていただきます。

参考: 南信州 豊岡村 寄付金のつかいみち

小諸市

小諸市は、浅間山を望む高原地帯に位置する、歴史と自然が調和した美しい街です。かつては小諸藩の城下町として栄え、今もなお、その面影を残す街並みは、どこか懐かしさを感じさせます。歴史ある小諸城址や、詩人・島崎藤村ゆかりの生家など、見どころも満載です。また、周囲には浅間山をはじめとする雄大な自然が広がり、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。特に、春には桜、秋には紅葉と、美しい景色が訪れる人を魅了します。

小諸市は、豊かな自然に恵まれた土地であり、その恵みを生かした美味しいものがたくさんあります。新鮮な野菜や果物、そして信州そばなど、地元で採れた食材を使った料理は絶品です。また、小諸ワイナリーをはじめとするワイナリーもあり、地元産のぶどうで作られたワインも楽しめます。

小諸市は、都会の喧騒を離れて、ゆったりと過ごしたい方におすすめの場所です。温泉も豊富で、日帰り温泉や宿泊施設も充実しています。温泉に浸かりながら、美しい自然を眺めれば、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

小諸市のふるさと納税寄付金の使い道は以下のように公表されています。

小諸市のふるさと納税寄附金使い道

小諸市動物園再整備事業
小諸市動物園は、1926年に開園し、県内では、最古の歴史を持ち、長年に渡り多くの皆様にご来園いただきました。しかし、現在は、施設が老朽化し、動物福祉への対応が求められるなど、様々な課題に直面しています。

再整備基本計画に基づいて、人と動物が快適に過ごせ、動物とふれあいながら命や自然の大切さを楽しく学び、みんなで未来につなげる小諸市動物園の再整備のために活用させていただきます。


子育て支援事業
「小諸市母子健康包括支援センター」を設置し、専属の保健師による継続的な状況把握や母子育児相談など、きめ細かい支援のために活用しています。また、地産食材を取り入れた小諸市の誇る安全で心のこもった美味しい自校給食は、子どもたちに大人気で残食が非常に少ないことが自慢となっています。

福祉医療費給付金の拡充
乳幼児・児童に対する福祉医療給付金について、外来・入院とも高校3年生まで支給対象を拡充するなど、早期適切な受診と療養、子育て世帯の負担軽減のために活用しています。

多極ネットワーク型コンパクトシティ推進事業
中心市街地に公共施設、総合病院、金融機関、商業施設等を集約し、各地域を公共交通で結ぶことで、利便性を高め、環境にも優しい持続可能なまちづくりを進めるために活用しています。

地域振興事業
地域資源を最大限に活用し、産業の活性化と交流の拡大を図るための「六次産業化推進事業」、「商工業総合振興事業」、「観光振興事業」、「移住・定住促進事業」、「文化財保護活用事業」等に活用させていただきます。

健康長寿事業
市民の健康増進・運動習慣の定着を目的に、「てくてく小諸人」などのウォーキング教室や自主サークル活動の支援を行うとともに、「こもろ健幸マイレージ」として、アプリを使ったウォーキングや検診受診を推進するためのインセンティブ事業に活用しています。

小諸キャンパス構想の推進
市外に本拠地を置く大学や専門学校などの団体と協働し、小諸市全体をキャンパスとして学生たちの学びを応援する取り組み。

「学生が活動するまち・学生があふれるまち」を目指して、小諸の地において課外活動やフィールドワークを行う活動に対して支援を行います。

音楽のまち・こもろ推進事業
小諸市では、まち中に音楽があふれる「音楽のまち・こもろ」を目指し、児童生徒を対象とした作曲コンクールを実施しているほか、月1回のミニコンサートの開催など、だれもが音楽を楽しめるための環境整備に取り組んでいます。

また、市内の学校が全国大会で良い成績を収めるなど実績も残していることから、児童生徒の音楽教育の充実や、音楽イベントの開催など「音楽のまち・こもろ」の推進のために活用させていただきます。

持続可能な野生鳥獣対策事業の実施
生態系被害や農林業被害の軽減を目的として駆除されたニホンジカを、衛生管理の整った施設でドッグフードとして加工し販売しています。

駆除したシカの命を無駄にせず、良質な商品へと生まれ変わらせ、持続的で効果的な野生鳥獣対策を実施することを目指した取り組みです。

商品化されたドッグフードは、「KOMORO PREMIUM」として、ふるさと納税の返礼品のほか、市内外の販売店でも取り扱います。

市長にお任せ
本市の貴重な自主財源として、保育園や小中学校の整備や道路整備等に有効に活用しています。

参考:小室市ふるさと納税

高森町

信州・伊那谷の南部、天竜川の西岸に位置する高森町は、中央アルプスと南アルプスに抱かれた、豊かな自然に恵まれた町です。

西には、町の名の由来となった標高1,889.8メートルの本高森山がそびえ立ち、町はゆるやかに扇状地を広げています。東には、仙丈ヶ岳、塩見岳、赤石岳など、南アルプスの雄大な山々が連なり、四季折々の美しい風景を描き出しています。これらの山々は、高森町をぐるりと囲むように立ちはだかり、まるで大きな自然の箱庭のような、独特の景観を作り出しています。

高森町は、この恵まれた自然の中で、人々が暮らし、文化を育んできました。大嶋山瑠璃寺の獅子舞は、屋台獅子の起源と言われ、古くから伝わる伝統芸能です。また、高さ50メートルの雄大な滝である「不動滝」は、その美しさから長野県自然百選に選ばれています。そして、忘れてはならないのが高森町の名産品である「市田柿」ですが、さくらんぼやブルーベリーなど多くの品種の果物の栽培もさかんであることから、フルーツの里としても親しまれています。

自然と人々が織りなす、美しい風景と豊かな文化が息づく高森町では、ふるさと納税の寄付金を以下のような使い道にあてているようです。

高森町のふるさと納税寄附金使い道

「地域に愛着を!」子どもたちが健やかに育つ事業
●未来を担う子どもたちは、地域みんなの宝です。地域と保護者の協力で「子どもたちを真ん中にすえた」子育て施策の充実します。●高森町では、新たな「郷育」「共育」「興育」(教育)を展開しています。自分の未来は、自分で考え多くの経験を積み切り拓いていけるよう「地域人材育成」を充実します。●さらには、子どもたちが様々なチャンスに触れることができるよう、スポーツ施設や文化施設を充実します。

「水と緑あふれる美しい段丘のまち」を守る事業
●中央アルプスと南アルプスに囲まれた天竜川西部の「段丘のまち」高森町は、カブトムシを捕まえることができる里山やホタルが舞うせせらぎなどが数多く残る心が安らぐ場所です。こうした原風景守るため、里山や森林の整備、豊かな「水資源」や美しい景観を守る活動を続けます。●高森町は2021年3月に「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、2050年までにCO2排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)を目指しています。限りある資源の循環や、自然エネルギーの利活用、里山・森林整備によるCO2吸収率の向上などを推進し、地球温暖化防止事業を展開します。

「挑戦を後押し」、町の産業を活性化する事業
●南信州高森町は、南の作物の北限、北の作物の南限と言われています。特産品の「市田柿」をはじめ、四季を通じて「サクランボ」「ブルーベリー」「モモ」「ぶどう」「ナシ」「リンゴ」など多くの果樹や野菜・お米などが採れる恵まれた地域です。こうした豊かな農地と農業経営者を守り・育てる取り組みを充実し、新たなチャレンジを応援します。●また、この地域は、航空宇宙産業をはじめとした「ものづくりのまち」でもあります。日本経済を支え、様々な挑戦を続ける事業者などの取組みを応援します。

「地域の絆」で「ひとりをみんなで支える」事業

●高森町に住む私たちは、これからも自然と共生し、良き伝統を後世に伝え、誇りを持ちながら、「健康で幸せに暮らし継がれる町」でありたいと願っています。 そのために、年齢や性別、国籍や障がいの有無にかかわらず、町民一人ひとりを尊重し、各々の立場で共に手を携え、協働していくことが大切です。人生100年時代!地域の皆さんで支えあいながら、今以上にいきいきとして元気で暮らせるまちづくりを推進します。

「安全・安心」「便利で心地よい住環境」事業
●震災や豪雨など日本中いつ起きてもおかしくない状況です。「いざという時に備えて!」急峻な地形の多い高森町での、防災・減災、国土強靭化などのハード事業を推進します。地域の防災は「共助」で成り立っています。「みんなで助け合うまち」を目指して、地域防災の要である「消防団活動の充実」や町内自治会での「地区タイムライン」作成などによる防災意識向上のためのソフト事業も充実します。●田舎でも充実した暮らしを続けていくためには、医療・福祉・教育などの充実どともに、買い物できる場所・働く場所・安心して通行できる道などがきちんと整備されていることが必要です。「田舎の住みよさ」と「都市の便利さ」を兼ね備えたまちを目指します。

「みんな集まれ!あったかもり!」高森町PR事業
●20××年開業予定のリニア中央新幹線「(仮称)長野県駅」に近接している高森町は、「市田柿」をはじめとするフルーツが豊かで、春から秋にかけて多種多様な果物狩りを楽しむことができます。●また、長野オリンピック閉会式で披露した、屋台獅子の源流と言われる「瑠璃寺の獅子舞」や、日本最古の貨幣「富本銭」が出土するなど歴史の深いまちです。●段丘の上段から眺める南アルプスや名勝「不動滝」など四季を通じて豊かな自然を楽しむことができます。●中央アルプス高森山の麓にある「高森カントリー」では、自然の中でプレーを楽しむことができ、近年では、カヌーやラフティングなど天竜川でのアクティビティも盛んに行われています。リニア新時代に向けて、高森町をPRする活動を展開します。

参考:長野県高森町 ふるさと納税公式サイト 寄附金の使い道・実績

須坂市

須坂市は、長野県の北東部に位置する歴史と自然が豊かなまちです。明治から昭和にかけて製糸業で栄え、近年は電子・機械工業の振興と、風光明媚な観光地として発展を遂げています。全国有数のぶどうやリンゴの産地としても知られ、四季折々の自然を楽しめる、魅力あふれる地域です。

市内の気候は、内陸性気候が特徴で、四季の変化を肌で感じることができます。東南部には、峰の原高原、米子大瀑布、五味池破風高原など、豊かな自然が広がっています。上信越高原国立公園に属する峰の原高原は、四季を通じてスポーツやレジャーを楽しめる人気の高原リゾートです。花の百名山である根子岳や、長野県内最大級のレンゲツツジとエゾリンドウの群生地である五味池破風高原など、美しい自然景観も魅力です。また、国指定名勝の米子瀑布群は、雄大な滝が織りなす絶景が広がっています。

市街地には、江戸時代から続く歴史的な町並みが残されています。かつて須坂藩主堀氏の館町として栄え、大笹街道の追分としても賑わった須坂は、今もなお、豪壮な土蔵造りの旧製糸工場や商屋など、当時の面影を残す建物が数多く現存しています。これらの蔵を生かした商店、博物館、美術館などが立ち並び、歴史と文化に触れることができます。

このように、美しい自然の中で、四季折々のレジャーを楽しんだり、歴史ある町並みを散策したりと、様々な過ごし方ができる須坂市ではふるさと納税寄附金使い道を以下のように公表しています。

須坂市のふるさと納税寄附金使い道

須坂市におまかせ
具体的な使途を限定せず、市が行う主要事業等全般に活用させていただきます。

まちづくり
道路整備や環境・景観の保全、緑化事業の推進、生活道路などの公共施設設備など祭り・イベント支援など、まちづくり事業全般に活用させていただきます。

産業振興
観光、農業、工業、商業関連事業、農林漁業・水産業・商工業の振興等に関する事業、観光・コンベンション振興に関する事業全般に活用させていただきます。

子どもは宝プロジェクトの推進
子育て支援、児童の健全育成、人材育成などの次世代育成支援事業、青少年健全育成に関する事業等全般に活用させていただきます。

参考:長野県須坂市 ふるさと納税特設サイト 寄附金の使い道

天龍村

長野県の南端に位置し、愛知県と静岡県に接する天龍村は、雄大な自然が広がる山村です。東西11.4km、南北9.9kmとコンパクトな村ながら、その9割以上が山林に覆われ、天竜川が村の中央を流れ、V字渓谷を刻んでいます。東には熊伏山をはじめとする標高800メートル級の山々が連なり、村全体を包み込むように豊かな自然が広がっています。

信州で最も温暖な地域として知られる天龍村は、「信州に春を告げる村」とも呼ばれ、早春の訪れを告げる梅や桜が咲き誇ります。年間降水量も比較的多く、多様な植物が生育する豊かな自然環境を育んでいます。ブッポウソウをはじめとする様々な鳥類や、イノシシなどの哺乳類も生息し、生き物たちの楽園となっています。

地質学的には、中央構造線の西側に位置し、花崗片麻岩や変成岩など、多様な地質が見られます。しかし、高度経済成長期以降の林業の衰退により、過疎化が深刻な問題となっているものの、信号機が一つもないのどかな風景が広がっているのはもちろん、羽衣崎・天竜川などの絶景を静かに堪能できるスポットもあり、多くの観光客を魅了しています。

天龍村のふるさと納税寄附金使い道

いつまでもいきいき暮らしたい! ~ふるさとの父母、友へ~
○社会福祉、老人福祉、介護福祉の充実
○集落活動の支援、生活基盤の整備
○防災対策の充実強化 

元気な笑顔を育てたい! ~ふるさとの学校へ~
○子育て支援
○特色ある学校教育の支援
○人材育成の支援

澄んだ空気と緑の山を守りたい! ~ふるさとの山、川へ~
○ふるさとの自然と景観維持
○地場産品の振興
○森林整備や水源保全

行ってみたいと思わせたい! ~ふるさととの交流を~
○おきよめの湯・龍泉閣の充実
○キャンプ場の維持整備
○観光資源、観光施設の維持整備

村の誇りを育てたい! ~ふるさとの伝統文化へ~
○民俗芸能の保存伝承
○天龍梅花駅伝大会の支援
○村鳥「ブッポウソウ」の保護活動

村へおまかせ! ~上記以外の事業へ~
○村長へおまかせ

参考:長野県天龍村 ふるさと寄附金(ふるさと納税)制度を活用して行う天龍村の取り組み

まとめ

ふるさと納税は、単なる節税対策だけでなく、地域社会への貢献という側面も持っています。
返礼品だけでなく、寄附金の使い道に注目し、自分が応援したい地域を積極的に支援することで、より豊かなふるさと納税体験ができるでしょう。

地域活性化と共に、ふるさと納税を通じて各地域の魅力を再発見する機会を、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。