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住宅ローンの審査に通らなかった理由とは?ローンが組めない人の特徴や審査に落ちた原因・対処法を解説
目次
住宅ローンは物件を担保にすることで借入ができるため、新居を購入する際には比較的スムーズに審査が進む傾向がありますが、それでも住宅ローン審査を受けた人のおよそ5%が審査に落ちていると言われています。
住宅ローンの年間新規貸出額はおよそ20兆円前後。平均の借入金額を1件あたり2,000万円~4,000万円と仮定すると、年間で約50万~100万件の契約が成立していることになります。裏を返せば、毎年2万~5万件ほどの申込者が審査に通らず落ちている計算です。
住宅ローンの審査に落ちると、新居の契約が遅れたり、場合によっては購入自体を白紙に戻さなければならないこともあり、大きな手間やストレスにつながります。
そこで今回は、住宅ローン審査に落ちてしまう具体的な理由や、万が一審査に通らなかった場合の対処法について、詳しく解説していきます。
住宅ローン審査に落ちた理由に関する調査結果
令和3年度に実施された調査において、金融機関が融資を行う際に考慮している主な項目は、以下の通りとなりました。
令和3年度の結果では、「完済時年齢」(98.9%)を最も多くの金融機関が重視しており、「健康状態」(98.5%)、「担保評価」(97.6%)、「借入時年齢」(97.1%)、「年収」(95.0%)、「勤続年数」(94.5%)、「連帯保証」(94.5%)といった項目についても、引き続き9割以上の機関が審査の際に確認していることが明らかになりました。
この調査は、全国の銀行132行をはじめ、信用金庫や信用組合など合計1,250機関を対象に実施されたものです。
なお、以下が各項目における過去3年分(2019~2021年)の比較データです:
考慮する項目 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
---|---|---|---|
完済時年齢 | 98.9% | 99.1% | 99.0% |
健康状態 | 98.5% | 98.2% | 98.5% |
担保評価 | 97.6% | 98.1% | 98.2% |
借入時年齢 | 97.1% | 97.8% | 96.9% |
年収 | 95.0% | 95.6% | 95.7% |
返済負担率 | 94.6% | 92.2% | 89.2% |
勤続年数 | 94.5% | 95.2% | 95.6% |
連帯保証 | 94.5% | 95.0% | 94.2% |
金融機関の営業エリア | 92.2% | 90.9% | 90.6% |
融資可能額(購入) | 75.8% | 73.9% | 77.1% |
雇用形態 | 75.6% | 76.3% | 76.6% |
融資可能額(借換え) | 71.1% | 69.1% | 69.8% |
国籍 | 68.0% | 69.3% | 67.8% |
他の債務や返済履歴 | 62.9% | 66.9% | 62.3% |
申込人との取引状況 | 44.4% | 48.9% | 43.1% |
業種 | 30.1% | 32.3% | 27.5% |
家族構成 | 21.9% | 24.5% | 20.4% |
所有資産 | 21.0% | 22.0% | 17.1% |
雇用先の規模 | 20.8% | 21.8% | 18.1% |
性別 | 16.4% | 17.6% | 14.1% |
その他 | 6.2% | 6.1% | 4.7% |
住宅ローンを検討している方は、この調査結果を参考に、審査に向けた準備を進めてみてください。
出典:国土交通省 住宅局「令和3年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」
住宅ローンの事前審査に落ちる理由
住宅ローンを申し込んでも、本審査に進む前の段階である仮審査で落ちてしまう人は一定数存在します。
仮審査に落ちるということは、金融機関にとって「本審査を行うまでもなく融資が難しい」と判断された状態とも言えます。
もし5社や6社以上の住宅ローンで仮審査に通らなかった場合は、何か特別な理由があると考えられます。
単に雇用形態が契約社員であるといった理由だけでなく、そもそも住宅ローンを組むうえで必要とされる申込条件を満たしていないなど、明らかな不足がある可能性が高いといえるでしょう。
仮審査に落ちる理由をここでは解説していきます。
返済期間の設定ミスによるローン問題
住宅ローンは30年ほどかけて返済するものというイメージを持っている方も一部にいますが、実際に住宅ローンの審査に通った人の完済期間は、意外にも平均で約14年とされています。
返済期間を長く設定すれば、月々の返済額は抑えられますが、その分、将来的に病気などで返済が困難になるリスクもあります。
たとえば、三菱UFJ銀行の住宅ローンでは完済時の年齢を満80歳までとしていますが、厚生労働省が発表した2018年の男性の平均寿命は81.25歳です。
金融機関は、完済までの間に病気などがなく、安定して返済が継続できるかどうかも審査時に確認しています。
そのため、実質的には完済時の年齢の上限を70歳程度に設定しておくのが望ましいでしょう。
総借入額が多い
借入れ総額が多いということは、それだけ返済の負担も大きくなるため、ローン審査に通過する可能性は低くなります。
特に、他のローンの返済が滞っていたり、クレジットカードに多額の債務があるような場合、金融機関は申請者を高リスクと判断する傾向があります。
そのため、住宅ローンを申し込む前には、他のローンの返済を優先し、借入れ総額をできる限り減らしておくことが重要です。
年収・頭金が少ない
頭金とは、住宅を購入する際に申請者自身が支払う金額のことであり、この自己資金が少ない場合には、申請者の財務管理能力や返済への意思に対して疑念を持たれる可能性があります。
自己資金の額が多ければ多いほど、金融機関は申請者の返済能力を高く評価し、住宅ローンの審査が承認される可能性も高くなります。
一方で、自己資金が少ないと、金融機関はそれを貯蓄習慣の未熟さや収入の不安定さ、あるいは他の債務による資金の圧迫などの兆候と見なす場合があります。
こうした要素はすべて、住宅ローン返済に対するリスクを高めるものとされ、その結果、審査に落ちる確率が上がることにつながります。
ローンの金額が大きい・返済期間が長い
住宅ローンを申請する際、ローンの金額や期間が大きすぎると、審査に通らない可能性があります。
これは、金融機関が返済リスクを慎重に評価するためであり、申請者の年齢・収入・職歴などと比較して、ローンの金額や期間が過大と判断された場合、申請が却下されるケースが多いです。
金融機関としては、長期間にわたって安定した収入を維持し、返済を継続できる根拠がない限り、高額なローンや長期間のローンには慎重な姿勢を取ります。
特に、申請者が高齢で、返済期間が退職年齢を超えていたり、収入に対する借入額の割合が高すぎる場合などには、返済能力への懸念が生じやすくなります。
クレジットカードの延滞が長期間続いた場合
収入や年齢に問題がないにもかかわらず事前審査に落ちてしまうケースで多いのが、気づかないうちにクレジットカードを長期間滞納している例です。
急速にキャッシュレス化が進んだことで、使い方に慣れないまま滞納してしまう方も増加傾向にあります。
クレジットカードや他のローンにおける長期延滞は、住宅ローンの審査において特に重視されるポイントであり、たとえ高収入の企業経営者であっても、クレジットカードの滞納が原因で審査に通らないケースは珍しくありません。
信用情報は、開示請求すれば誰でも確認することができます。
仮審査に何度も落ちている場合は、一度自分の信用情報を確認してみることをおすすめします。
住宅ローンの本審査で落ちる原因
住宅ローンの審査に通らない主な理由と、審査に通らない人の特徴について紹介します。
金融機関が定めた条件を満たしていない
住宅ローンの申し込み条件は、金融機関ごとに異なります。
以下は、人気のある住宅ローンにおける申込条件(年収・勤続年数)を比較した一覧です。
住宅ローン名 | 前年度の年収 | 勤続年数 |
---|---|---|
楽天銀行「フラット35」 | 約100万円から | 1年以上必要 |
ARUHI「フラット35」 | 約100万円から | 1年以上必要 |
住信SBIネット銀行「フラット35」 | 約100万円から | 1年以上必要 |
イオン銀行住宅ローン | 約100万円から | 3年以上必要 |
auじぶん銀行の住宅ローン | 200万円から | 3年以上必要 |
au住宅ローン | 200万円から | 3年以上必要 |
三菱UFJ銀行住宅ローン | 200万円から | 1年以上必要 |
新生銀行住宅ローン | 300万円から | 2年以上必要 |
ソニー銀行住宅ローン | 400万円から | 3年以上必要 |
楽天銀行住宅ローン(金利選択型) | 400万円から | 2年以上必要 |
住信SBIネット銀行ネット専用住宅ローン | 安定収入が必要 | 3年以上必要 |
みずほ銀行ネット借り換え住宅ローン | 安定収入が必要 | 2年以上必要 |
住宅ローンを申し込む際には、金利や限度額だけに注目するのではなく、自分がその住宅ローンの申込条件を満たしているかどうかを事前に確認することが重要です。
条件に合っていないローンに申し込んでも、審査には通らない可能性が高いため、しっかりと確認してから申し込みましょう。
年収が少ない
住宅ローンの審査に通らない理由の中で、最も大きな要因のひとつが「年収の低さ」です。
たとえばフラット35でも、前年度の年収が最低でも100万円以上であることが求められる傾向があります。
そもそもローン(貸金業)は、貸し出したお金を利息とともに返済してもらうことで成り立つ事業です。
そのため、申し込み者の年収は住宅ローン審査における重要な評価項目の一つとされています。
年収と借入額のバランスが取れていない(返済比率が高い)
年収が高い人が住宅ローン審査に通りやすいのは確かですが、審査で本当に重視されているのは「年収の多さ」ではなく、ローンをしっかり返済できる能力があるかどうかです。
そのため、たとえ高収入であっても、借入額が過大で返済が難しいと判断された場合には、審査を通過するのは困難になります。
一方で、収入が低めであっても、無理のない借入額・返済期間であれば、審査に通る可能性は十分あります。
住宅ローンの審査では、「返済比率(返済負担率)」が基準として用いられることが多く、これは以下の式で求められます。
【返済比率(返済負担率)(%)=年間返済額 ÷ 年収 × 100】
民間住宅ローンにおける年収ごとの基準は以下のとおりです:
年収 | 返済比率(返済負担率)の基準 |
---|---|
100万円~299万円 | 20%以下 |
300万円~449万円 | 30%以下 |
450万円~599万円 | 35%以下 |
600万円以上 | 40%以下 |
審査では、単純な収入の金額よりも、年収に対してどの程度の返済負担があるかという「返済負担率」が重要視されている点を理解しておきましょう。
契約社員・派遣社員・フリーター
正社員や公務員以外のステータスの方は、住宅ローンの審査において通りにくい傾向があります。
これは、収入の安定性や保険・福利厚生の面から見て、将来的に返済が滞るリスクが高いと判断されるためです。
ただし近年では、正社員でなくても安定した収入がある方を評価する金融機関も増えており、雇用形態がそのまま審査落ちの原因になるとは限らなくなってきています。
収入の安定性や継続性が不足している
住宅ローン審査においては、返済能力を直近1年の状況だけで判断するのではなく、直近の年収だけでなく今後も継続して安定的に収入を得られるか、あるいは将来的に収入が増えていく見込みがあるかといった点が重視されます。
住宅ローンは最長で35年まで組むことができるため、20年・30年といった長期的な返済を前提に、収入の安定性を見極めるための要素として「勤続年数」や「勤務先の規模」が参考にされます。
勤続年数が長ければ、今後の離職リスクが低く、将来的に重要なポジションに就く可能性も高くなります。また、勤務先の規模が大きいほど、倒産や給与減額といったリスクも低いとみなされます。
さらに、福利厚生が整っている職場であれば、万が一の事態でも一定の収入が見込める点が評価されやすくなります。
一方で歩合給の方など、収入が変動しやすい職種の場合は、数ヶ月から数年分の源泉徴収票や給与明細を提出してもらい、収入の平均値をもとに審査が行われることが一般的です。
信用情報に不備がある
住宅ローンの審査で落ちる原因となる「信用情報のキズ」には、過去のローン延滞、借金の履歴、債務整理の経験などが挙げられます。
これらの信用情報は、JICC、CIC、JBAの3つの信用情報機関に登録されており、住宅ローンの審査時には金融機関がその情報を開示して、審査の判断材料とします。
金融事故に関する情報は、各信用情報機関ごとに登録期間が設けられており、その期間を過ぎると履歴は削除され、情報はクリアな状態になります。
事故情報 | JICC登録期間 | CIC登録期間 | JBA登録期間 |
---|---|---|---|
支払いの延滞 | 最大5年以内 | 5年を超えない期間 | 5年を超えない期間 |
債権回収/債務整理/保証履行/強制解約/破産申立/債務譲渡 | 最大5年以内 | 5年を超えない期間(債権譲渡は1年以内) | 決定から10年を超えない期間 |
不渡り情報 | ― | ― | 発生から6ヶ月以内(取引停止処分は5年以内) |
クレジット・ローンの申込情報 | 照会日から6ヶ月間 | 照会日から6ヶ月間 | 照会日から6ヶ月間 |
クレジット情報 | 契約期間中~終了後5年以内 | 契約期間中~終了後5年以内 | 契約期間中~終了後5年以内 |
利用記録 | 利用日から6ヶ月間 | 利用日から6ヶ月間 | 利用日から6ヶ月間 |
このように、登録期間を過ぎると信用情報はクリーンな状態に戻るため、金融事故があった場合には情報が削除されるのを待ってから住宅ローンを申し込むのが理想的です。
とくに、金融機関が指定信用情報機関として利用することが多いCICにおいて、「異動」という記載があると、住宅ローン審査に通る可能性はほとんどありません。
この「異動」は、たとえば61日以上の返済滞納などがある場合に記録されるもので、大企業勤務や高収入の申込者であっても、異動が記録されていれば審査通過は極めて困難です。
CICの信用情報は個人でも開示請求が可能なので、住宅ローン審査に不安がある方は、一度自分の信用情報に「異動」があるかを確認しておくと安心です。
申し込み情報に虚偽が含まれている
申し込み時の内容に嘘を記入したとしても、それが必ずしも100%発覚するとは限りません。
しかし、現実とかけ離れた金額を記入した場合には、故意に虚偽の申告をしたと判断され、審査に落とされる可能性が高くなります。
特に、数値を記入する項目については、金融機関によっては「概算で構わない」としているところもあり、1万円単位まで正確に記入しなければならないというわけではありません。
一部のローン商品の口コミでは、「年収を少しごまかしても審査に通った」といった内容も見られますが、実際にはその年収の水増しがごくわずかで、正確に申告していても審査を通過していた可能性が高いと考えられます。
少しの年収の水増しで審査の結果が大きく変わることはほとんどないため、リスクを避ける意味でも、正直に申告するのが無難です。
複数の金融機関から借り入れがある
すでに他の金融機関からローンを借りている場合、返済負担率が高くなるため、新たな借入れの審査に通りにくくなります。
たとえば、A社とB社からすでに借入れがあり、さらにC社から借りようとした場合、C社の審査では、A・B・C社すべての返済額を合算し、それを年収に対する返済負担率として判断されます。
つまり、返済負担率には他社からの借入れ分も含まれるため、収入とのバランスが取れていなければ、審査に落ちる可能性は非常に高くなるのです。
また、1社から100万円を借りている場合よりも、3社からそれぞれ30万円(合計90万円)を借りているケースの方が、金融機関の評価は低くなる傾向があります。
たとえ借入総額が少なくても、複数の会社から借金をしている状態そのものが、審査通過を難しくする要因となります。
提出した書類が不適切
住宅ローン審査で求められる提出書類には、以下のようなものがあります。
・本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
・収入に関する書類(源泉徴収票、給与・賞与明細、確定申告書、納税証明書など)
・物件に関する書類(不動産売買契約書、重要事項説明書など)
これらの書類は住宅ローン審査において必須とされており、書類がそろっていない場合や、最新のものを提出できない場合には、審査に通らなかったり、再提出を求められる可能性があります。
勤続年数が短期間である
住宅ローンの審査では、勤続年数の長さも重要なチェック項目の一つとされています。
勤続年数が1年未満の場合、多くの住宅ローンの申込基準を満たさないため、審査に通るのは非常に難しいのが現状です。
住宅ローンを完済するには、長期間にわたって安定した収入を得ることが前提となります。
勤続年数が長い人ほど収入の安定性が高く、離職リスクも低いため、金融機関としても安心して融資を行うことができます。
ただし、勤続年数が1年未満でも、転職先が公務員や上場企業など安定性のある職場であったり、同業種でのヘッドハンティングなどキャリアアップと判断されるケースでは、住宅ローンの審査に通る可能性もあります。
また、「フラット35」の場合は、勤続年数が1年未満でも申し込みが可能です。
親族に借金がある
親が経営する会社が倒産していたり、配偶者がギャンブルによって多額の借金を抱えているといったケースでは、住宅ローン審査で不利になる可能性があります。
このような場合、問題を抱えている本人に代わって家族が審査を受けているのではないかと疑われることもあり、借金をしている家族が連帯保証人になる場合には、金融機関にとって融資リスクが高まる要因となります。
家族の情報も、信用情報機関を通じて確認されるため、事実を隠しても発覚する可能性が高く、嘘をつくことは避けた方がよいでしょう。
クレジットカードにトラブルがある
信用情報に登録される内容は、クレジットカードや奨学金の支払い滞納を含めた、お金に関するサービスの利用状況全般と考えておくべきです。
信用情報に影響するのは、キャッシング枠やリボ払い手数料の返済滞納だけではありません。
たとえ一括払いであっても、引き落とし時に残高不足が続けば、それが積み重なって住宅ローンの審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、クレジットカードにキャッシング枠を設定している場合、たとえ未使用であっても、その分をすでに借入していると見なされ、キャッシング枠の金額が借入額に加算されて返済負担率が計算されます。
複数のクレジットカードにキャッシング枠を設定している場合は、使っていないカードを解約しておくと、住宅ローン審査を通過しやすくなるでしょう。
外国籍のため審査に通らない
住宅ローンを借りるには、基本的に日本国籍を有しているか、永住許可を持っていることが条件となります。
外国籍の方が利用できる住宅ローンは全体の約5%程度にとどまり、これらの一部のローンであっても、審査において不利になることは避けられません。
健康状態に不安がある
申込者の健康状態は、住宅ローン審査において重要な判断材料のひとつとなります。
本審査の前には、健康状態を証明する書類の提出が必要となり、その内容に問題があると判断された場合、事前審査に通っていたとしても本審査で否決されることがあります。
住宅ローンに付帯する団信(団体信用生命保険)に加入する際には、下記のような主な病気について告知が求められます。
- 糖尿病 / 脂質異常症 / 高尿酸血症 / 痛風 など
- 狭心症 / 心筋梗塞 / 不整脈 / 心房細動 / 期外収縮 / 心臓弁膜症 / 高血圧症 / 血栓症 / 静脈炎 など
- 脳卒中 / 脳動脈瘤 / てんかん / ギラン・バレー症候群 など
- うつ病 / 自律神経失調症 / 適応障害 / 不安障害 / 強迫性障害 / パニック障害 / 睡眠障害 / 神経症 など
- 潰瘍性大腸炎 / クローン病 / 逆流性食道炎 / 胃潰瘍 / 十二指腸潰瘍 / 大腸ポリープ など
- 肝炎 / ウイルス性肝炎 / 肝機能障害 / 脂肪肝 / 胆石 / 胆嚢ポリープ など
- 喘息 / 気管支炎 / 肺炎 / 肺血栓塞栓症 / 結核 / 睡眠時無呼吸症候群 など
- 緑内障 / 白内障 / 網膜剥離 / 難聴 / 副鼻腔炎 など
- バセドウ病 / 甲状腺機能低下症 / リウマチ性疾患 / 橋本病 / 全身性エリテマトーデス など
- 貧血 / 赤血球・白血球の数値異常 など
- 妊娠 / 子宮筋腫 / 卵巣嚢腫 / 子宮頸部異形成 / 子宮内膜炎 など
※上記はイオン銀行「ワイド団信」の例を参考にしています。
このような疾患に限らず、たとえば「うつ気味」といった軽度な症状でも、住宅ローンの審査結果に影響し、落ちる原因になることがあります。
担保物件の評価が低すぎる
申込者本人のステータスに問題がなくても、担保となる物件に不備がある場合には、住宅ローン審査に落ちてしまうことがあります。
以下のような違法建築に該当する場合は注意が必要です:
- 建ぺい率の基準を超えている
- 容積率の基準を超えている
- 斜線制限が守られていない
- 防火基準・耐震構造が基準に達していない
- 建築確認や完了検査などが行われていない
基本的に、違法建築に対して融資を行う住宅ローンは存在しません。
ただし、違法建築の中には「既存不適格」と呼ばれる物件があります。
既存不適格とは、現在の建築基準法では建てられないものの、建築当時の法令には適合していた物件のことを指します。
このような物件は、悪質な違法建築とは異なるため、金融機関によっては融資対象として認められる場合もあります。
保証会社やローン提供元の基準に合わない
住宅ローンの中には、事前審査と本審査を別々の機関が行うケースもあり、事前審査と本審査で審査基準や見るポイントに違いがある場合、本審査で落ちてしまうことがあります。
たとえば、フラット35では事前審査は販売を委託されている全国の金融機関が実施し、本審査は提供元である住宅金融支援機構が担当します。
ローン審査中に転職や入院をしてしまった
事前審査が完了した後から本審査が完了するまでの間に、転職や入院といった大きな出来事があると、審査に落ちる可能性が高くなります。
住宅ローンの審査は、申込時点のステータスだけで判断されるのではなく、常に最新の情報をもとに行われるため、事前審査に通った後も大きな出費は避けるよう注意が必要です。
住宅ローン審査落ちを避けるための方法
住宅ローンの審査に落ちた理由が明確になったら、次にすべきことは、その原因に対する具体的な対策を講じて審査落ちを防ぐことです。
落ちた理由を把握し、改善に取り組むことで、住宅ローンの契約に近づき、夢のマイホームを実現することが可能になります。
ただし、物件の名義人が複数いる場合や、自営業である場合などは、通常とは異なる対応が必要になることもあります。
ここからは、特に住宅ローン審査に落ちやすいケースを取り上げ、それぞれの対処法について解説していきます。
ペアローンを利用して審査を受ける
ソニー銀行HP「ペアローンとは」
住宅ローンでは、夫婦のうちどちらか一方が名義人となって申し込むケースが一般的に多く見られます。
しかしこの方法では、厳密には審査の際に配偶者の収入を合算することができず、たとえ連帯保証人になっても、離婚のリスクなどを理由に金融機関の審査を通過しにくい場合があります。
共働きの夫婦であれば、収入を合算する方法やペアローンを活用することで、審査の通過率を高めることが可能です。
出典:ソニー銀行HP「ペアローンとは」
自営業者は3期連続黒字を目指す
自営業者が住宅ローンの審査に申し込む際には、「直近3年間の所得が黒字を維持しているか」が重要なチェックポイントになります。
金融機関では、この3年間の所得が平均的に高く、年ごとの変動が少ないことが評価されるため、最近急に収益が伸びたからといって、必ずしも審査で有利になるとは限りません。
もともと自営業者は住宅ローンの審査において不利になりやすいため、申し込むタイミングは慎重に見極めることが大切です。
セカンドハウスローンを避けるべき理由
別荘やセカンドハウスの購入に利用できる住宅ローンとして、セカンドハウスローンという商品があります。
一般的に住宅ローンは一人につき1契約が原則ですが、セカンドハウスローンであれば、自宅用の住宅ローンと併用することが可能です。
ただし、セカンドハウスローンは通常の住宅ローンに比べて審査が厳しく、金利も高めに設定されていることが多いため、十分な頭金を用意できることや、将来的にも安定した収入を継続して得られる見込みがある富裕層でなければ、利用するのは難しいといえるでしょう。
親子リレーローンを上手に活用する
SBIマネープラザ「親子リレーローンのイメージ」
年齢が高く審査に通りにくいと感じている方は、親子リレーローンの利用を検討してみましょう。
親子リレーローンは、親と子の二世代で返済を引き継いでいく仕組みであり、申込者が高齢であっても住宅ローンを組むことが可能となる制度です。
ただし、親子リレーローンにはいくつかの条件があり、たとえば親子が同居している、あるいは同居予定であることや、前年の税込み年収が100万円以上あることなど、基準が厳しめなので注意が必要です。
奨学金は完済してから住宅ローンを申し込む
住宅ローンの審査では、奨学金の返済状況も信用情報機関を通じて確認されますが、奨学金が残っているというだけで、審査に落ちるとは限りません。
奨学金が審査に影響を与えるのは、返済が滞納されている場合であり、自己申告では把握できなかった問題(金遣いが荒い、約束を守れないなど)があるとみなされ、審査に通りにくくなるためです。
奨学金に限らず、クレジットカードのキャッシング枠など、お金を借りていて返済期限が設定されているものについては、期限をしっかり守ることが重要です。
自営業者は3期分の決算を改善する
経営者は、自身の報酬額を比較的自由に設定できる一方で、会社の経営状況によっては役員報酬が減額されることもあるため、会社員のように安定した収入とは見なされにくい傾向があります。
そのため、住宅ローンの審査では、経営している会社の過去3期分の決算内容も審査対象となります。
たとえ年収が高くても、決算で赤字が続いていたり、債務超過に陥っているなど経営状態に問題があると判断された場合には、住宅ローンの審査に通らない可能性が高くなります。
雇用形態を見直して安定性を高める
非正規雇用の方は、平均的な収入が低いだけでなく、入院など予期せぬ出来事によって収入が途絶えるリスクがあるため、住宅ローン審査では評価されにくい傾向があります。
アルバイトやフリーランスといった非正規雇用でも高収入を得ている方はいますが、それでも審査においては不利になりがちです。
そのため、可能であれば正社員を目指して雇用形態を見直すことを検討しましょう。
どうしても非正規雇用のままで住宅ローンを組みたい場合は、審査が比較的通りやすいフラット35の利用をおすすめします。
信用情報を改善して審査に備える
信用情報に傷があることが確認できた場合は、6ヶ月ほど期間をあけてから申し込むようにしましょう。
信用情報は自身で確認することができるため、不安がある人は事前にチェックしておくことをおすすめします。
ただし、支払いの滞納を繰り返していたり、完済ができていない場合は、金融機関のブラックリストに載っている可能性もあるため、注意が必要です。
担保価値が高い物件を選ぶ
担保価値の高い評価額の物件を購入することで、金融機関からは貸し倒れリスクが低いと判断され、融資のハードルが下がります。
また、購入予定の物件価格が低ければ、それに応じて借入金額も抑えられ、返済負担を軽減できるため、住宅ローンの借入金額が多くて審査に不安がある人は、借入額の見直しを検討しましょう。
借入金額は、月々の返済が収入の30%を超えると審査に通りにくくなります。
しかも、返済額には住宅ローン以外のローンも含まれるため、すべての借入を合算したうえで総合的に判断する必要があります。
外国籍の場合は永住権を取得する
外国籍の方でも住宅ローンの申し込みを受け付けている金融機関は多く存在しますが、現実的には、永住権を持たない外国人が審査に申し込んでも、審査に落ちる可能性は非常に高いのが実情です。
住宅ローンを希望する外国人には、外資系企業で働く先進国出身の方や、日本にチャンスを求めて来日した途上国出身の方など、さまざまな背景を持つ方がいます。
しかし、このようなケースでは、勤務先の都合で急な転勤が発生したり、ビザの期限が短期間で切れてしまうなどのリスクがあるため、完済まで住宅ローンを維持するのが難しいと判断されやすくなります。
そのため、外国籍の方が住宅ローンを検討する際には、まずは永住権の取得を優先することが望ましいでしょう。
住宅ローン審査に落ちた際の適切な対処法
ここまで、住宅ローンの審査に通らない理由について解説してきましたが、実際に審査に落ちたら、どうすればよいのでしょうか?
最初の審査に通らなかったからといって、今後二度と住宅ローンを借りられないというわけではありません。
しかし、落ちた直後にすぐ他社のローンへ申し込むのが正しい判断とは限りません。
ここからは、住宅ローンの審査に落ちてしまった際に、まず何をするべきかについて詳しく解説していきます。
審査落ちの原因を明確に特定する
住宅ローン審査に落ちた際、最初に行うべきことは、その原因を明確にすることです。
年齢、職業、年収、健康状態、物件の評価額など、審査に通らなかった理由となり得る要素を一つひとつ洗い出しましょう。
住宅ローン審査を行った金融機関が、審査に落ちた具体的な理由を開示しないこともあるため、自分である程度推測して原因を探る必要がある場合もあります。
頭金を十分に準備する
住宅ローンを借りる際には、頭金の額が多ければ多いほど返済負担が軽くなり、審査にも通りやすくなる傾向があります。
一般的に、住宅ローンを利用する場合の頭金は、住宅の総価格の2〜3割を用意するのが理想とされています。
複数の金融機関にローンを申し込む
一般的に住宅ローンの審査は、新居の購入契約を結んでから入居までの1.5か月~2か月の間に行う必要があります。
この期間内に融資の目途が立たない場合、契約を解除しなければならなくなる可能性も出てきます。
このような事態を避けるためにも、住宅ローンの審査に一度落ちてしまった場合には、複数の金融機関に対して同時に再申込みを行うことを検討してみましょう。
通常、複数社に同時申込みをすると審査に悪影響を及ぼすことがありますが、住宅ローンにおいては申込み段階で複数社に申請しても、審査落ちに直接つながる可能性は低いとされています。
すでに決済まであまり時間がないという場合は、複数社に申し込んだうえで、最も早く融資が決まった金融機関と契約を結ぶという方法も有効です。
返済比率を年収の25%以下に抑える
住宅ローン審査に通るためには、返済負担率を年収の25%以下に抑え、年収とのバランスを取ることが大切です。
年収が審査で重視されるのは、高年収の方が完済できる見込みが高いと判断されるからです。
一方で、返済額が少なければ、たとえ年収がそれほど高くなくても、完済の可能性は十分にあり、審査に通りやすくなります。
まずは、返済額が年収の25%以内に収まっているかどうかを確認し、見直してみましょう。
信用情報を開示し詳細を確認する
住宅ローン審査では信用情報が確認されますが、近年のキャッシュレス化の進展などにより、本人が気づかないうちに信用情報に傷がついているケースが増えています。
確実に住宅ローン審査を通過したいと考えている方は、事前に信用情報機関へ問い合わせを行い、情報の開示請求をしておくと安心です。
信用情報の確認方法は以下の通りです:
- CICの公式サイトにアクセス
- 手続き前の確認事項をチェック
- 受付番号の取得
- お客様情報の入力
- PDFファイルで信用情報をダウンロード
審査に落ちた理由がまったく思い当たらない場合は、信用情報にキズがある可能性が高いため、今後のためにも一度情報を開示して確認することをおすすめします。
連帯保証人を立てて申し込む
住宅ローンの審査では、原則として連帯保証人は不要とされていますが、保証人を立てることで審査の通過率を高めることが可能です。
金融機関にとっても、返済が滞った際の担保として機能するため、融資の判断がしやすくなります。
連帯保証人には、配偶者や親族が選ばれることが一般的ですが、保証人がブラックリストに載っているような場合は、かえって審査に悪影響を及ぼすため注意が必要です。
また、連帯保証人を立てたとしても、万が一住宅ローンの返済が困難になった場合には、その保証人に大きな負担がかかることを忘れずに、自分だけでなく相手にも配慮した判断を心がけましょう。
健康状態を改善し医師に証明をもらう
健康状態に問題があって住宅ローンを組めない場合は、まずは健康の回復を最優先に考えましょう。
たとえ現時点で健康上の問題があったとしても、しっかりと治療を受けて医師から完治の診断をもらえれば、住宅ローンを組める可能性が出てきます。
審査基準が緩いローンを選ぶ
たとえ審査落ちの原因を分析して改善したとしても、次の住宅ローン審査に必ず通るとは限りません。
そのため、以前とは異なる金融機関や住宅ローン商品に申し込むことをおすすめします。
一度審査に落ちた事実があると、それ自体が次の審査に悪影響を与えることもあり、原因を解消していても全体的な評価が以前より低くなってしまう可能性があります。
特に、フラット35や信用金庫の住宅ローンは、比較的審査が緩やかだと言われています。
審査が緩いからといってサービスの質が劣るわけではないので、選択肢を広げて前向きに検討してみてください。
専門家に相談して適切なアドバイスを受ける
審査基準が異なるとはいえ、何の対策もせずに再び審査に申し込むと、再度落ちてしまう可能性が高くなってしまいます。
まずは、自分がなぜ審査に落ちたのかをしっかりと見極め、原因に応じた対策を立てた上で、次の申込みに進むことが大切です。
提出書類を充実させて再審査を受ける
延滞履歴や信用情報のステータスをすぐに改善できない状況でも、追加書類を作成・提出することで、住宅ローン審査に通る可能性を高めることができます。
追加書類とは、申込内容だけでは伝わらないあなたの熱意や将来の見通しを補足し、審査での評価につなげるためのものです。
たとえば、勤めている会社のキャリアプランを提示して「来年以降に大幅な昇給が見込まれている」と説明したり、個人事業主であれば事業計画をグラフや数値で示して、将来的な安定性や成長性を具体的にアピールします。
もし数値的な裏付けがない場合でも、自分の熱意を率直に伝える書類を提出するという方法もあります。成功率が高いとは言えませんが、担当者がその熱意に心を動かされるケースも実際に存在します。
住宅ローン審査に落ちた方におすすめのローンプラン
住宅ローン審査に落ちてしまう人におすすめの住宅ローンを紹介します。
勤続年数に制限のない住宅ローン
一般的に、銀行の住宅ローンには勤続年数に関する制限がありますが、中にはそのような制限を設けていない住宅ローンも存在します。
ただし、制限がないからといって、勤続年数が審査で重視されないわけではない点には注意が必要です。
勤続年数に制限のない住宅ローンであれば、たとえ現在の職場での勤務期間が3ヶ月しか経っていない場合や、転職して1年未満であっても、住宅ローンに申し込むことが可能です。
健康診断結果の基準が緩い住宅ローン
住宅ローンでは通常、団体信用保険(団信)への加入が必須とされており、その診断結果によって審査に落ちてしまうこともあります。
しかし、引受基準を緩和している「ワイド団信」という選択肢もあります。
健康状態に不安がある方や、過去に団信の審査で落ちてしまった方は、このワイド団信への加入を検討してみるとよいでしょう。
ペアローン対応の住宅ローン
借金が原因で住宅ローンの審査に落ちた方には、夫婦で一緒に住宅ローンを組む「ペアローン」の活用がおすすめです。
夫婦2人でローンを組むことで、借入限度額を引き上げることができますが、その分、諸費用が2倍になる場合もあるため注意が必要です。
また、ペアローンは2人分の審査が必要になるため、通常よりも融資までに時間がかかる点も理解しておきましょう。
信用情報に傷がある人は何年後にローンを借りられる?
ブラックリストに登録された場合、基本的には信用情報機関での登録期間が終了するのを待つしかありません。
しかし、短期間の延滞などによる低評価であれば、自身の属性の高さによってカバーできるケースもあります。
たとえば、金融事故を起こした後に収入や雇用形態などが大幅に改善されており、かつ事故の内容が比較的軽い場合は、登録期間を待たずに住宅ローン審査に通る例もあります。
一方で、自己破産や債務整理といった重度の金融事故については、信用情報における評価が大きく下がるため、基本的には登録が抹消されるのを待たなければなりません。
特に注意したいのは、登録期間が5年の金融事故を起こして「もう3年経ったからブラックの影響も薄れてきたはず」と考え、登録が残った状態で住宅ローンに申し込んでしまうことです。
属性改善に努力してきたこと自体は評価される可能性がありますが、単に期間が経過したという理由だけでは、ブラックリスト期間中の審査通過率はほとんど変わらないため、慎重に対応する必要があります。
住宅ローン審査に意図的に落ちる人も
最近、住宅ローン審査にあえて落ちようとする人が増えている背景には、「住宅ローン特約」の存在が大きく影響しています。
住宅ローン特約とは、物件の購入や引き渡しの契約を結んだ後であっても、住宅ローンの審査に落ちた場合には契約を白紙にできるという内容の特約です。
たとえば、中古住宅を購入したもののやはりキャンセルしたくなった場合や、家族は住み替えに前向きでも本人は引っ越しを望んでいないといったケースで、特約を利用してリスクなく手続きを中断しようとする人がいます。
このように、住宅ローン審査に意図的に落ちること自体は特約によって保護されているため、訴訟などに発展することは基本的にありません。
しかし、故意であっても審査に落ちた事実は信用情報に記録されるため、将来的に住宅ローンを組む際に不利に働く可能性があります。
さらに、意図的な審査落ちは金融機関の社内ブラックリストに登録される恐れがあり、一度そのリストに載ると、以後その金融機関で住宅ローンの審査に通らなくなる可能性もあるため、慎重な判断が求められます。
審査後でも再申請可能なおすすめ住宅ローン
住宅ローンの審査に落ちてしまっても、自ら原因を調査し、改善が見込めれば、再チャレンジで審査に通る可能性は十分にあります。
以下に、審査基準を満たすことで申し込み可能な、おすすめの住宅ローンをご紹介します。
住宅ローン名 | 金利タイプ | 借入金額 | 返済方法 | 借入期間 | 事務手数料 |
---|---|---|---|---|---|
PayPay銀行住宅ローン | 固定金利/変動金利 | 500万円~2億円(10万円単位) | 毎月返済/半年毎増額(ボーナス)返済 | 1年以上35年以内(1か月単位) | 借入金額×年2.20%(税込) |
ソニー銀行住宅ローン | 固定金利/変動金利 | 500万円~2億円(10万円単位) | 元利均等返済 | 1年以上35年以内(1か月単位) | 一律44,000円(税込)/セレクトプランは借入金額×2.20%(税込) |
ARUHI住宅ローン | 固定金利 | 100万円~1億円 | 元利均等/元金均等 | 15年以上35年以内 | 借入金額×2.20%(税込) ※Web割引で1.10%(税込) ※最低220,000円(税込) |
住信SBIネット銀行住宅ローン(WEB申込コース) | 固定金利/変動金利 | 500万円~2億円以内 | 元利均等/元金均等 | 15年以上35年以内 | 借入金額×2.20%(税込) |
住信SBIネット銀行フラット35 | 固定金利 | 100万円~8,000万円 | 元金均等返済 | 最長35年以内 | 借入金額×2.20%(税込) |
SBIマネープラザ住宅ローン(銀行代理業者) | 固定金利/変動金利 | 最大2億円 | 元利均等/元金均等 | 1年以上50年以内 | 借入金額×2.20%(税込) |
三菱UFJ銀行住宅ローン | 固定金利/変動金利 | 500万円~2億円(10万円単位) | 元利均等/元金均等 | 最長35年以内 | 借入金額×2.20%(税込) |
SBI新生銀行住宅ローン | 固定金利/変動金利 | 50万円~1億円 | 元利均等返済 | 最長35年以内 | 一律55,000円(税込)/変動フォーカスは2.20%(税込) |
※2025年2月時点の情報
※適用金利や条件は審査結果などによって変動します。
※保証付き金利プランが適用される場合、固定金利特約が3年・5年・10年に限定されるなど、金利内容が異なる場合があります。
これらの住宅ローンは、それぞれに特徴がありますので、自分に合った条件のものを比較しながら選ぶことが大切です。
ソニー銀行の住宅ローン
金利タイプ
固定金利/変動金利のいずれかを選択可能
借入金額
500万円以上2億円以下(10万円単位での借入に対応)
対応地域
全国で利用可能
返済方法
元利均等返済方式を採用
借入期間
2年から最長35年まで設定可能
保証料
不要
事務手数料
変動金利プラン:借入金額の2.2%
固定金利プラン:一律44,000円
一部繰上返済手数料
無料で対応
運営会社情報
- 会社名:ソニー銀行株式会社
- 筆頭株主:ソニーフィナンシャルグループ株式会社
- 所在地:東京都千代田区内幸町2丁目1-6 日比谷パークフロント
- 電話番号:0120-365-723(カスタマーセンター)
- 銀行免許(法人番号):1010001126313
新規借入時の金利(2025年3月時点)
商品名 | 金利タイプ | 適用金利 | 事務手数料 | 備考 |
---|---|---|---|---|
変動セレクト住宅ローン | 変動金利 | 年0.547% | 借入金額×2.2% | 物件価格超過分の借入には年0.05%上乗せ |
固定セレクト住宅ローン | 固定金利(10年) | 年1.763% | 借入金額×2.2% | 同上 |
団体信用生命保険(団信)プラン比較(単独名義/収入合算契約)
プラン名 | 上乗せ金利 | 対象年齢 | 死亡・高度障害・リビングニーズ | 脳卒中・心筋梗塞 | 長期入院時保障 | がん診断給付等 | 入院時一時金・月額給付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
50がん団信 | なし | 加入時:満50歳未満/完済時:85歳未満 | 〇(50%) | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ |
100がん団信 | 年0.1%上乗せ | 同上 | 〇 | ✖ | ✖ | 〇 | ✖ |
3大疾病団信 | 年0.2%上乗せ | 同上 | 〇 | 〇 | ✖ | 〇 | ✖ |
生活習慣病団信 | 年0.2%上乗せ | 同上 | 〇 | ✖ | 〇 | 〇 | 〇 |
一般団信/ワイド団信 | 一般:なし/ワイド:年0.2%上乗せ | 加入時:満65歳未満/完済時:一般85歳未満・ワイド81歳未満 | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ |
※がん診断給付:100万円/先進医療給付:累計1,000万円/上皮内がん・皮膚がん診断給付:50万円
特徴
ソニー銀行住宅ローンは、利用者のニーズに幅広く対応できるように設計された商品です。金利タイプや借入可能額の選択肢が豊富で、保証料が無料なのも魅力の一つ。変動金利と固定金利に応じて異なる事務手数料が設定されています。
また、繰上返済に関する手数料が無料で、早期返済を考える方にもおすすめです。金利変動リスクを抑えたい方向けに固定期間のプランも用意されており、一定額以上の頭金を用意することで、金利の優遇が受けられる点もポイントです。
団信についても、がん保障をはじめとする多彩なプランが揃っており、健康状態や将来のリスクに合わせた選択が可能です。
PayPay銀行の住宅ローン
金利タイプ
固定金利と変動金利の両方から選択可能
借入金額
最低50万円から最大1億円まで対応
対応地域
全国どこでも利用可能
返済方法
元利均等返済または元金均等返済に対応
借入期間
最長で35年以内の設定が可能
保証料
不要
事務手数料
借入金額に対し2.20%が発生
一部繰上返済手数料
無料
口座変更手数料
無料
運営会社情報
- 会社名:PayPay銀行株式会社
- 筆頭株主:Zフィナンシャル株式会社
- 所在地:東京都新宿区西新宿2-1-1
- 電話番号:0120-369-074(カスタマーセンター)
- 銀行免許(法人番号):4011101030492
最新の金利情報(2025年3月時点)
新規借入時の金利は以下の通りです(自己資金が物件購入価格+建築請負価格の90%以内の場合):
- 変動金利(全期間引下型):年0.420%(基準金利2.430%、引下幅-2.010%)
- 固定金利(10年・当初期間引下型):年1.495%(基準金利3.460%、引下幅-1.965%)
※借入総額が合計の90%を超える場合:変動金利は年0.530%、固定金利(10年)は年1.430%
※優遇金利を利用するには、諸費用と事務手数料の自己負担が必要です
団信プラン比較(単独名義・収入合算契約)
プラン名 | 上乗せ金利 | 対象年齢 | 死亡・高度障害 | リビングニーズ | 重度がん特約 | がん診断保障 | がん先進医療 | 診断時一時金 | 全疾病保障 | 失業保障 | 自然災害保障 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般団信 | なし | 満65歳未満 | 〇 | 〇 | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ |
がん50%保障団信 | なし | 満51歳未満 | 〇 | 〇 | ✖ | 〇 | 〇 | ✖ | 〇 | 〇 | 〇 |
がん100%保障団信 | 年0.1%上乗せ | 満51歳未満 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行の中でも特に金利の低さが際立つ商品です。ローン申込に必要な書類はすべてWebで完結できるため、店頭に出向く手間を省きたい方にもおすすめ。
また、がん50%保障団信・がん100%保障団信・11疾病保障団信など、団体信用生命保険(団信)の選択肢も豊富。利用者のライフスタイルや健康状態に合わせた柔軟な保障が用意されています。
住信SBIネット銀行のWEB申込コース
金利タイプ
固定金利/変動金利
借入可能額
500万円~2億円
対応地域
全国
返済方法
元利均等返済または元金均等返済から選択可
借入期間
最大35年まで
保証料
無料
事務手数料
・保証型:借入金額×2.20%(税込)
・買取型:借入金額×0.99%(税込)※借り換えの場合
一部繰上返済手数料
無料
運営会社情報
会社名:住信SBIネット銀行株式会社
筆頭株主:三井住友信託銀行株式会社・SBIホールディングス株式会社
本社所在地:東京都港区六本木3丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー
電話番号:0120-974-242(カスタマーセンター)
銀行免許(法人番号):6010401061386
最新の金利状況(2025年3月時点)
プラン | 適用金利(年) | 備考 |
---|---|---|
新規変動金利(通年引下げプラン) | 年0.448%~ | 物件価格の80%超~100%以下での借入時:+年0.032%、100%超での借入時:+年0.036% |
固定金利(10年・当初引下げプラン) | 年1.553%~ | 上記と同様の条件で金利上乗せあり |
団体信用生命保険プラン(団信)
プラン | 死亡・高度障害 | リビングニーズ特約 | 3大疾病保障 | 全疾病保障(就業不能) | 繰上返済支援 | 重度がん保障 | 先進医療保障 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
基本 | 残高100%支払い | 〇 | 〇 | 最長12ヵ月分 | 残高100%支払い | 〇 | 最大1,000万円 |
3大疾病50 | 残高100%支払い | 〇(50%) | 〇 | 最長12ヵ月分 | 残高100%支払い | 〇 | 最大1,000万円 |
3大疾病100 | 残高100%支払い | 〇 | 〇 | 最長12ヵ月分 | 残高100%支払い | 〇 | 最大1,000万円 |
ワイド団信 | 残高100%支払い | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ |
特徴
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIグループの共同出資によって設立されたネット専業銀行です。
住宅ローンでは、ネット銀行の中でも屈指の低金利を誇り、保証・団信も充実。保証料や繰上返済手数料が無料なのも魅力です。
幅広い金利プランや手厚い保障内容により、住宅購入後も安心して返済を続けられるサポート体制が整っています。
住信SBIネット銀行のフラット35
金利タイプ
固定金利
借入金額
100万円~8,000万円
対応地域
全国
返済方法
元金均等返済
借入期間
最長35年以内
保証料
0円
事務手数料
借入金額×2.20%(税込)
運営会社情報
会社名:住信SBIネット銀行株式会社
筆頭株主:三井住友信託銀行株式会社・SBIホールディングス株式会社
本社所在地:東京都港区六本木3丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー
電話番号:0120-974-242(カスタマーセンター)
銀行免許(法人番号):6010401061386
金利情報(2025年3月実行金利)
【フラット35】保証型(借入割合80%以下):当初5年間 年0.87%/6年目以降 年1.87%
【フラット35】買取型(団信加入・お借入割合90%以下):当初5年間 年0.35%/6年目以降 年1.35%
※借入期間20年以下、4ポイント(当初5年間年▲1.00%引下げ)適用、団信不加入(年▲0.20%)の場合の金利
団信プラン
住信SBIネット銀行住宅ローン「フラット35」では、以下の団体信用生命保険が選択可能です。
プラン種類 | 死亡・高度障害 | リビングニーズ特約 | 重度ガン特約 | 先進医療給付 | 3大疾病保障 | 要介護保障 |
---|---|---|---|---|---|---|
新機構団信(買取型) | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ |
デュエット(ペア連生団信) | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ |
新3大疾病付機構団信(買取型) | 〇 | ✖ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
団体信用生命保険(保証型) | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ |
特徴
住信SBIネット銀行のフラット35は、業界でもトップクラスの低金利を実現し、自己資金が少ない方にも利用しやすい住宅ローンです。
さらに、全疾病保障が無料で付帯されているため、病気やケガによって働けなくなった場合でも返済リスクを軽減できます。
長期にわたって安心して返済を進めたい方は、ぜひ住信SBIネット銀行のフラット35をチェックしてみてください。
SBIマネープラザ「SBI新生銀行パワースマート住宅ローン」
金利タイプ
固定金利/変動金利
借入金額
最大3億円
対応地域
全国対応
返済方法
元利均等返済方式
借入期間
1年以上35年以内
保証料
不要
事務手数料
借入金額の2.20%(税込)
一部繰上返済手数料
無料
運営会社情報
- 会社名:SBIマネープラザ株式会社
- 筆頭株主:株式会社SBI証券/SMBC日興証券株式会社
- 所在地:東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー17階
- 電話番号:03-6229-0872(代表)
- 銀行代理業者許可番号:関東財務局長(銀代)第268号
最新の金利状況(2025年3月時点)
商品名 | 金利タイプ | 適用金利(条件付き) |
---|---|---|
パワースマート住宅ローン(変動金利/半年型) | 優遇金利 | 年0.41%(借入金額が物件価格+建築費の90%以内の場合) |
パワースマート住宅ローン(当初固定金利20年) | 固定金利 | 年1.25%(借入総額が物件価格の80%以内) ※物件価格の80%超~100%以下の場合は+年0.032%、100%超の場合は+年0.036% |
団信プラン
保険プラン | 死亡・高度障害 | がん保障 |
---|---|---|
一般団信 | 残高の100%を支払い | ✖ |
ガン団信 | 残高の100%を支払い | 残高の100%を支払い |
※団体信用生命保険は、(1)または(2)いずれかの加入が必須です。(1)加入者には追加で「安心保障付団信」も選択可能です。
特徴
SBIマネープラザは、SBIグループ傘下の銀行代理業者として、日本全国の住宅購入者に多彩な住宅ローン商品を提供しています。
借入時の保証料は不要で、一部繰上返済の手数料も無料。また、事務手数料は借入金額の2.20%(税込)で、契約時のコストが分かりやすいのも特徴です。
オンライン申込みが可能なほか、必要に応じて対面サポートも用意されており、高い利便性を誇ります。
さらに、全疾病保障が無料で付帯する団信プランや、相談サービスなども展開しており、安心と充実のサポートが受けられます。
ARUHIの住宅ローン
金利タイプ
固定金利
借入金額
100万円~1億円
対応地域
全国対応
返済方法
元利均等返済または元金均等返済のいずれかを選択可能
借入期間
最長35年以内
保証料
無料
事務手数料
借入金額×2.20%(税込)/Web申込割引で借入金額×1.10%(税込)
※ARUHIスーパーフラットの場合は「ご融資額×2.20%(税込)」
※最低事務手数料は220,000円(税込)
運営会社情報
会社名:SBIアルヒ株式会社
筆頭株主:SBIノンバンクホールディングス株式会社
所在地:東京都千代田区平河町一丁目4番3号
電話番号:03-6910-0020(代表)
貸金業者登録番号:関東財務局長(3)第01512号
【新規借入時の金利(2025年3月実行金利)】
●ARUHIスーパーフラット5(一般団信加入時)
・当初5年間:年0.500%
・引き下げ終了後:年1.700%
(借入期間:15年~35年/4ポイント割引/当初5年間1.00%引き下げ)
●ARUHIフラット35S(団信不加入時)
・当初5年間:年0.740%
・引き下げ終了後:年1.470%
(借入期間:21年~35年/4ポイント割引/当初5年間1.00%引き下げ)
※融資実行時金利は、住宅購入価額の1割以下または5割を頭金とした場合で変動
※ARUHI団体信用生命保険(一般団信)加入時は年0.28%上乗せ
【団信プラン内容】
保険プラン | 死亡・高度障害 | 余命6ヶ月以内 | がん診断確定 | 上皮内・皮膚がん診断 | 生活習慣病入院180日超 | 入院5日超 | 入院31日超 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
一般団信/ワイド団信 | 残高100%支払い | 残高100%支払い | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ |
がん団信(50%保障) | 残高100%支払い | 残高100%支払い | 残高の50%支払い | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ |
がん団信+(100%保障) | 残高100%支払い | 残高100%支払い | 残高100%支払い | 給付金100万円 | 給付金50万円 | ✖ | ✖ |
生活習慣病団信(入院プラスα) | 残高100%支払い | 残高100%支払い | 残高100%支払い | 給付金100万円 | 給付金50万円 | 給付金10万円 | 月額返済保障あり |
ARUHI住宅ローンの特長
ARUHI住宅ローンは、「ARUHIスーパーフラット」などの低金利プランを含む多様な融資メニューを全国で提供しています。自己資金が借入額の50%以上ある方は、特に有利な金利条件が適用されるのが特徴です。
オンライン申込では事務手数料が1.10%に割引され、初期費用を大幅に軽減可能です。審査も迅速で、事前審査は最短即日、本審査完了まで最短3営業日とスピーディに進められるため、住宅購入を急ぐ方にも最適です。
SBI新生銀行の住宅ローン
金利タイプ
固定金利/変動金利
借入金額
最大3億円
対応地域
全国
返済方法
元利均等返済
借入期間
最長35年以内
保証料
無料
事務手数料
借入金額×2.20%
一部繰上返済手数料
無料
口座変更手数料
無料
運営会社情報
- 会社名:株式会社SBI新生銀行
- 筆頭株主:SBI地銀ホールディングス株式会社
- 所在地:東京都中央区日本橋室町二丁目4番3号(日本橋室町野村ビル)
- 電話番号:0120-456-007(カスタマーセンター)
- 銀行免許(法人番号):7010001016855
最新の金利情報(2025年3月契約時)
金利タイプ | 適用金利(年率) | 条件 |
---|---|---|
変動金利(半年型) | 年0.410% | 借入金額が物件購入価格および建築請負価格の90%以内の場合 |
団信プランの比較
団信プラン | 死亡・高度障害 | 要介護3以上 | リビング・ニーズ | がん診断確定(※一部対象外) |
---|---|---|---|---|
一般団信+安心保障付団信 | 残高の100%を支払い | 残高の100%を支払い | ✖ | 残高の100%を支払い |
ガン団信(年0.1%金利上乗せ) | 残高の100%を支払い | ✖ | 残高の100%を支払い | 残高の100%を支払い |
※上皮内がんおよび皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんは保障対象外です。
特徴
SBI新生銀行の住宅ローンは、低金利設定と諸費用の削減によって、借入希望者にとって非常に魅力的な選択肢となっています。特に自己資金に余裕がない方でも利用しやすく、住宅購入時の負担を軽減できます。
また、転職したばかりの方や自営業者など、従来の金融機関で融資が難しいとされる属性にも柔軟に対応している点が特徴です。幅広い職業・状況に対応しており、申し込みのハードルが低く設定されています。
加えて、「ステップダウン金利」による返済額の軽減機能により、時間とともに返済負担を抑えられる設計がなされており、将来の生活変化にも対応しやすい住宅ローンです。
三菱UFJ銀行の住宅ローン
金利タイプ
固定金利/変動金利
借入金額
500万円以上2億円以内(10万円単位)
対応地域
全国
返済方法
元利均等返済または元金均等返済のいずれかを選択可能
借入期間
最長35年以内
保証料
不要
事務手数料
借入金額の2.20%(税込)
運営会社情報
- 会社名:株式会社三菱UFJ銀行
- 筆頭株主:株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
- 所在地:東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
- 電話番号:0120-860-777(カスタマーサービス)
- 銀行免許(法人番号):5010001008846
最新の金利状況(2025年3月実行金利)
金利タイプ | 適用金利(目安) |
---|---|
変動金利 | 年0.345%~(申込内容により変動) |
固定金利(10年) | 年1.44%~(申込内容により変動) |
団信プラン
保険プラン | 死亡・高度障害 | がん診断(※上皮内がん除く) | 脳卒中・急性心筋梗塞による入院 | 高血圧・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変 |
---|---|---|---|---|
団体信用生命保険(団信) | 残高の100%を支払い | ✖ | ✖ | ✖ |
ワイド団信 | 残高の100%を支払い | ✖ | ✖ | ✖ |
7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉 | 残高の100%を支払い | 残高の100%を支払い | 残高の100%を支払い | 残高の100%を支払い |
特徴
三菱UFJ銀行が提供する住宅ローンは、低金利が強みのネット銀行にも劣らない金利水準で利用可能です。手続きはすべてオンラインで完結するため、来店の必要はありません。
変動金利では、2025年1月6日時点で年0.345%~年0.425%の範囲での借入が可能※2。
また、金利に年0.3%を上乗せすることで利用できる「三大疾病保障」では、がんと診断された際のローン残高免除や、脳卒中・心筋梗塞による入院時の給付など、手厚い保障内容が備えられています。
※1:借入が1億円を超える場合、その超過部分については別契約が必要です。
※2:適用金利および引き下げ幅は、申込内容や審査結果により異なります。
住宅ローン審査に落ちた理由とよくある質問への回答
住宅ローンの審査に通らなかった方の口コミでは、自分は間違いなく審査を通過すると思っていたのに、なぜか審査に落ちてしまったという声があります。
住宅ローンでは審査基準が公開されていないため、このようなケースが起きやすいのですが、審査に通らなかった場合には何らかの理由が存在します。金融機関を責めるのではなく、審査落ちの原因をよく考え改善策を講じていかない限り、状況が好転することはありません。
ここからは、住宅ローンの審査に落ちてしまう主な原因とその対処法について解説していきます。
借金があっても延滞なく支払っているのに落ちた理由は?
質問者の性別:男
年齢:45歳
年収:約650万円
CICとJICCの情報開示により、個信に異動がないことはすでに確認済みです。
現在、サラ金から100万円ほどの借金がありますが、これまで延滞は一度もありません。
住宅ローンの審査中、担当者から「なぜ貯金があるのに借金をしているのか」と質問され、その場ではうまく対応できたと思っていましたが、結果として審査には通りませんでした。
他に手段は残されていないのでしょうか?
借金の目的がはっきりしない場合、警戒されることがあります。特に、貯金が十分にあるにもかかわらず借金をしている点について、金融機関側が不自然に感じた可能性が高いです。
今回のように、対面でのヒアリングを重視する金融機関では、申込者の行動の背景や意図を細かく確認し、それを評価に反映させるケースがよく見られます。
信用情報に借入や延滞の履歴が載っている場合、「お金にルーズ」「借金に抵抗がない」といった印象を持たれ、審査が不利になることがあります。今回も、そういった印象を与えてしまった可能性は否定できません。
また、CICとJICCで問題が見当たらなくても、KSCに事故情報が登録されている場合もありますので、そちらの確認も一度行ってみてください。
対策としては、審査基準が比較的緩やかなフラット35などの住宅ローンを検討するのも一つの手です。
ただし、対面での審査を重視する金融機関の場合、審査に落ちた後でも担当者から改善のためのアドバイスがもらえることがあります。その際は、素直にその指示に従ってみるのも良いかもしれません。
キャッシング枠が原因で住宅ローン審査に落ちた?
質問者の性別:男
年齢:43歳
年収:約380万円
住宅ローンの審査に通りませんでした。
自分としては特に心当たりがなく、いくつかの記事を読んだり、相談サービスを利用したりして調べていくうちに、「クレジットカードのキャッシング枠が原因かもしれない」という結論に至りました。
確かに、私が使っているカードには数十万円のキャッシング枠が設定されています。
でも、そういった枠を持っている人って他にも普通にいますよね?
キャッシング枠があるだけで、そんなに簡単に審査に落ちるものなのでしょうか?
■ 返済比率には影響あり!でも、否決された場合は別の原因も考えられる
クレジットカードにキャッシング枠が設定されていると、それだけで「借金がある」とみなされることになります。
たとえば10万円のキャッシング枠がある場合、本来借りられるはずの金額からその10万円分を差し引かれたうえで融資可能額が算出されるケースが多いです。
ただし、キャッシング枠の金額がそれほど大きくなく、減額ではなく審査が否決されたとなると、原因は「属性」や「信用情報」にある可能性のほうが高いかもしれません。
まずは信用情報の開示請求を行い、現状を確認・改善していくことをおすすめします。
審査落ち後、別の土地でローンが通った場合はどうなる?
質問者の性別:男
年齢:43歳
年収:約380万円
一度、住宅ローンの審査に落ちてしまったため、借入先の見直しを行いました。
事業用として購入を検討していた土地(すでに審査落ち)の再審査をすぐに出すのは不安だったため、倉庫用として用意していたもう一つの土地でローン審査を試みることにしました。
条件を見直して借入額を抑え、金融機関も変えた結果、無事にその倉庫用の土地で審査を通過することができました。
今後は、本命である土地について、同じ金融機関・同じローン商品での再審査を受けたいと考えています。
ただ、再び審査に落ちるのが怖いため、今回は倉庫用土地のときよりも借入額をさらに下げて申し込むつもりです。
このような場合、審査には確実に通ると見てよいのでしょうか?
■ 原則として審査に通過できる可能性はかなり高い
このケースでは、金融機関がすでに質問者様の年収や借入額のバランス、信用情報について問題なしと判断したことが伺えます。
したがって、さらに借入額を引き下げて審査を受ける場合、審査に通る可能性はかなり高いと考えられます。
前回の倉庫用土地の審査以降、借金や滞納などが新たに発生していなければ、安心して申し込みをしてよいでしょう。
ただし、住宅ローンの審査では、本人の属性や信用情報だけでなく、対象となる不動産の担保価値も大きく影響します。
そのため、本命の土地について担保価値が極端に低いと見なされた場合には、審査に通らない可能性もゼロではありません。
携帯キャリアのミスで審査に落ちた理由に納得できない
質問者の性別:男
年齢:35歳
年収:約500万円
特に問題がなかったにもかかわらず、住宅ローンの仮審査で否決されてしまいました。理由を確認するために銀行へ問い合わせたところ、「個人情報に問題がある」と担当者から伝えられたため、自身で確認を行いました。
調べた結果、機種代に関する未払い情報が信用情報に記載されており、それが審査に影響したのだと分かりました。
ただし、実際に未払いが発生していたわけではなく、口座の登録に何らかの手違いがあり、初月の請求が処理遅れによって未払い扱いになってしまったことが原因でした。
自分に非がないにもかかわらず、ローン審査に落ちてしまったことに対して、非常に悔しい気持ちでいっぱいです。
何か他に打つ手はないものでしょうか。
近年、今回のような事例は増加傾向にあり、当時の詳細な状況を説明するのが難しいケースも少なくありません。
このような状況に直面した場合には、まずは銀行の中でも信用情報に詳しく、ある程度関係性のあるベテランの担当者に相談し、対応してもらうことを検討してみてください。
金融機関の中には、「どんな事情があっても事故は事故」として取り合ってくれない場合もありますが、だからといって落ち込む必要はありません。解決の道はきっとあります。
また、本人が信用情報機関へ直接連絡を取り、経緯を説明するという方法も有効です。こうした対応によって、前向きな展開につながる可能性もあります。
カーローンには通ったのに住宅ローンに落ちた理由は?
質問者の性別:男
年齢:37歳
年収:約600万円
以前にカーローンを組むことができた経験があったため、住宅ローンの審査にも自信を持って臨みました。
ローンを組んだのは比較的高級な車で、今回購入しようとしている建物と価格的にも大きな差はありません。
それなのに、なぜ住宅ローンの審査に落ちてしまったのか、自分でも理由がよく分かりません。
■ 保証会社が異なれば審査結果も変わる!再審査で通る可能性は高め
住宅ローンの審査が、カードローンなどより特別に厳しいというわけではありません。単純に、カーローンと住宅ローンでは審査を担当する保証会社が異なるため、審査結果に違いが出るのは珍しくないのです。
審査の仕組み自体はカーローンも住宅ローンも大きく変わらないため、当時と比べて年収や借入金額のバランスに変化がなければ、再審査で通る可能性は十分にあります。
とはいえ、住宅ローンとカーローンでは審査の傾向に違いがある点には注意が必要です。
- 住宅ローン:審査は厳しめだが金利は低い
- カーローン:審査はそこまで厳しくないが金利は高い
もしカーローンのときに審査をギリギリで通過していた場合、住宅ローンでは逆にギリギリで落ちてしまう、ということも十分考えられます。
さらに、担保となる物件の価値が低いと判断された場合も審査に影響する可能性がありますので、一概には断言できない点もあることを念頭に置いておきましょう。
住宅ローン審査に通らない時、冷静に対処する方法
住宅ローンの審査に通らなかったとしても、それが今後もずっと通らないという意味ではありません。
まずは落ち着いて、審査に落ちた原因をしっかりと見極め、適切な対応を取ることが大切です。
「今すぐお金を借りないと…」と焦るあまり、金利の高いカードローンに手を出したり、信用できない相手を頼ったり、中には闇金に関わってしまう人もいます。
しかし、そういった選択をしてしまうと、借金が膨らみ、自己破産という最悪の状況に直結してしまいます。せっかくの新居での新生活どころではなくなるでしょう。
住宅ローンの審査に通らなかったときこそ、焦らず冷静に、慎重な対応を心がけることが重要です。
住宅ローン審査のよくある質問
最後に、住宅ローン審査に関してよくある質問を見ていきましょう。
住宅ローンに絶対通らない人はいる?
「絶対に通らない」と断言はできませんが、個人信用情報にキズがある場合は、審査に通らない可能性が高まります。
特に、自己破産などの債務整理をしていると、審査に通るのはかなり難しくなるでしょう。
ただし、そういった個人信用情報にキズがある人でも、融資に積極的な金融機関は存在します。
とはいえ、そういった金融機関を利用する際は、金利が高くなる可能性や、融資に前向きでも必ず通るとは限らない点に注意が必要です。
一般的に、個人信用情報のキズは5年から10年で記録が消去されます。
情報が消えるのを待つか、配偶者名義で住宅ローンを組むなど、別の方法を検討するのも良いでしょう。
クレジットカードが理由で審査に落ちることはある?
クレジットカードが審査に悪影響を与える主な要因には、「支払いの延滞」「キャッシングの利用」「カードの保有枚数の多さ」などがあります。
支払い延滞があった場合、その情報は個人信用情報に記録されるため、特に直近で延滞があれば審査通過は難しくなります。
また、キャッシングを利用している場合も注意が必要です。
審査では「返済比率」がチェックされますが、これは住宅ローンだけでなく、すべての借入の年間返済額を合計して判断されます。
キャッシングの利用額が大きいと返済比率が上がり、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、金額の大小に関係なく、キャッシングを繰り返し利用している状態も、不利に働く可能性が高いでしょう。
たくさんカードを持っていてもだめなの?
適正に利用していても、クレジットカードの保有枚数が多い場合は注意が必要です。
カードにはキャッシング枠が付いていることが多く、たとえ使っていなくても、その枠の金額が借入とみなされることがあります。
一般的には、4枚以上のクレジットカードを保有していると警戒されることがあるため、多いと感じたら使用していないカードを整理するのも一つの対策です。
自営業やフリーランスでも審査に通る?
自営業やフリーランスは、正社員と比べて審査がやや厳しくなる傾向があります。
しかし、それでも審査に通らないというわけではなく、収入の安定性などによっては、住宅ローンを問題なく組めるケースもあります。
注意したいのは、収入証明の基準です。
自営業やフリーランスの場合、「3期分の収入証明」が必要になるなど、条件が厳しくなることがあります。
また、金融機関によっては、自営業・フリーランスではそもそも申し込みができない場合もあるため、事前に各金融機関の条件を確認するようにしましょう。