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あける
競馬の借金リスクや解決方法とは?減額手続きを解説
目次
「競馬で作った借金を解決したい」「競馬の借金を減らす方法を知りたい」
このページでは、そんなお悩みを解消するための情報をお届けします。
競馬は、勝てば掛け金が何倍にも膨らむ魅力がありますが、勝つことに固執して借金を重ね続けると、大切なものを失うリスクも伴います。
そうならないために、競馬による借金をこれ以上増やさない方法、そして借金を解決する具体的な方法を一緒に見ていきましょう。
競馬で借金が膨らみ続ける原因
そもそも、競馬による借金が増え続けるのはなぜでしょうか。借金があるにもかかわらず競馬を続けてしまう理由として、以下の点が考えられます。
- 勝てば返済できると考えている
- 高額な払い戻しで一発逆転を狙っている
- 勝利したときの興奮やスリルが忘れられない
競馬は、オッズ次第で1億円を超えるような高額配当を手にする可能性もあります。
そのため、「どれだけ借りても返せるはず」「このレースは自信があるから問題ない」といった考えで、つい借金を重ねてしまうことが多いのです。
また、賭けた金額が何倍にも膨らむのか、それとも1円も戻ってこないのかというスリルを味わうことで、ストレス発散になっている人も少なくないでしょう。
競馬による借金が増え続けることで生じるリスクとは?
競馬によって借金が増え続ける状況が良くないことは、このページをご覧の方ならすでに十分ご理解されているでしょう。
しかし、具体的にどのようなリスクがあるのかご存じでしょうか?
競馬による借金が増加すると、どのような悪影響が生じるのか、一緒に確認していきましょう。
競馬が続けられなくなるリスク
競馬による借金が増え続けると、最終的には競馬自体ができなくなってしまいます。
これは、法律により個人が年収の3分の1以上の金額を借り入れることが制限されており、いずれどのカード会社からも借りられなくなるためです。
一時的にカード会社ではなく、知人や親族から借りることはできるかもしれませんが、いずれ限界が訪れるでしょう。
また、ヤミ金などに手を出すと、高額な金利を請求され、返済がさらに困難になり、結果的に競馬どころではなくなってしまいます。
借金が膨らむリスクとは?
競馬はギャンブル性が強く、ギャンブルには依存性が伴います。
「毎週負け続けているのに、つい馬券を買ってしまう」という方は、競馬で得られる興奮やスリルに依存している可能性があります。このような状態になると、やめたいと思ってもなかなかやめられず、レースを見送ることすらできなくなり、結果的に毎レース馬券を購入してしまう状況に陥ってしまいます。
さらに、借り入れをすることで手元の資金が増え、「次こそ勝てる」という期待から競馬を続けてしまう人も多く、その結果、借金がどんどん膨らみ、返済が困難になるケースは少なくありません。
借金を重ねるごとに利息も増加し、支払い総額は当然高くなります。たとえ返済を続けていても、支払額が低ければその大半が利息の返済に充てられてしまい、元本がほとんど減らず、借金が一向に減らないという状況に陥ることもあります。
また、支払日にきちんと返済できない場合には「遅延損害金」が発生します。返済が遅れれば遅れるほど遅延損害金は増加し、最終的に元々の返済額よりも高額になることも少なくありません。
家族との関係が悪化するリスク
借金の滞納を続けると、債権者からの取り立てや督促が始まり、最悪の場合、給料が差し押さえられることもあります。
こうした状況になれば、家族の生活にも深刻な影響を及ぼすことは避けられません。
それでも「次のレースで勝てば…」と考え続けていたら、家族はどう感じるでしょうか?
配偶者との口論が増えたり、お子さんからの信用を失ったりして、次第に家族の心が離れていく可能性は高いでしょう。
職場に借金が知られるリスク
借金が返済できずに給与が差し押さえられると、差押えに関する書類が裁判所から職場に送付されることになります。
その結果、職場に借金の事実が知られてしまう可能性は避けられません。
通常、それだけで解雇されることはありませんが、上司から詳しい事情を聞かれることは十分に考えられます。
また、噂が広まり、同僚に知られてしまうこともあるでしょう。
職場での人間関係が悪化すれば、仕事への影響は避けられず、最終的に居づらくなって自ら退職を選ぶことになるかもしれません。
信用情報に影響を与えるリスク
競馬による借金を滞納し続けると、信用情報機関に事故情報として登録されます(いわゆるブラックリストに載る状態になります)。
カード会社などは、この信用情報をもとに審査を行うため、事故情報が登録されていると、新しくクレジットカードを作ることやローンを組むことが難しくなります。
また、滞納の事故情報はおよそ5年間登録されます。
何十年も借り入れができなくなるわけではありませんが、ギャンブル以外の場面で急にお金が必要になったとき(例えば高額な医療費が発生した場合など)、資金を用意できずに困る可能性があります。
競馬で借金を増やさないための方法
競馬による借金が増え続けると、さまざまな面で悪影響を及ぼします。
では、これ以上競馬で借金を増やさないためには、どうすればよいのでしょうか?
競馬に使う金額を決めて楽しむ
「借金を増やしたくないなら、競馬をやめれば?」という意見もあるかもしれません。
もちろん、やめられるならそれが最善ですが、長年競馬を続けてきた方にとって、突然やめるのは簡単ではないでしょう。
そこで、まずは競馬に使ってもよい金額を決めることが重要です。
現在の収入や生活費を考慮し、競馬に充てられる金額がどれくらいあるのかを計算してみましょう。
そして、設定した金額の範囲内で楽しむようにします。
少額で競馬をする習慣が身につけば、借金が増えるリスクを抑えられるはずです。
クレジットカードの借入枠をゼロにする
それでもクレジットカードを持ち歩いてしまう場合は、あらかじめ借入額をゼロに設定し、借入機能を使えない状態にすることが有効です。
こうすることで、クレジットカードのキャッシングやカードローン機能を利用して借金をしてしまうことを防げます。
クレジットカード会社に電話をすれば、早ければその日のうちに借入機能を停止することが可能です。
一部のカード会社ではインターネットで手続きできる場合もありますが、対応していないケースもあるため、確実に手続きを進めるなら電話での申請が安心です。
ほとんどのクレジットカードの裏面にはお問い合わせ先が記載されているため、営業時間内に連絡すればすぐに手続きが完了します。
必要以上の金額を持ち歩かない
競馬で借金をしてしまう人は、負けず嫌いな傾向があり、「次こそ勝てる」と考えて持っている以上のお金を使ってしまいます。
また、少しでも勝つと「次も勝てる」と思い込み、さらに多くのお金を投じてしまい、このループから抜け出せなくなりがちです。
手持ちの現金や借り入れ可能な資金があると、あるだけ使ってしまうため、使える状況を作らないことが重要です。
不要なお金や借入可能なキャッシュカードを持ち歩かず、あらかじめ使えない環境を作ることで、借金をしてまで競馬にのめり込むリスクを防ぐことができます。
借り入れをできない状況にする
簡単に借り入れできない環境を整えることも一つの方法です。
例えば、クレジットカードのキャッシング枠は思い切ってゼロに設定しましょう。カード会社に連絡すれば、すぐに手続きが可能です。
また、最近ではスマホアプリを利用して簡単に借り入れできるサービスも増えています。
そのため、借入機能のあるアプリは削除し、利用できない状態にしておくことも有効な対策となります。
キャッシュカードをデビットカードに切り替える
デビットカードとは、カード決済と同時に登録口座から即座に引き落としが行われるカードのことです。
キャッシングやリボ払いが可能なクレジットカードとは異なり、口座残高の範囲内でしか利用できないため、借金をしてまでお金を使う心配がありません。
また、利用金額を管理したい場合は、あらかじめ利用上限額を設定することも可能です。これにより、口座残高をゼロにしたくない場合でも計画的に利用できます。
携帯料金や光熱費などの毎月の引き落としには対応していない場合もありますが、クレジットカードが使える店舗(※一部店舗を除く)では利用可能です。
そのため、クレジットカードを持たなくても、デビットカードを活用することで「現金なしでも便利な生活」が実現できます。
競馬の情報収集アプリを削除する
競馬の情報をさまざまな媒体で目にすると、つい賭けたい馬を見つけてしまい、高額を賭けてしまうことがあります。
特に、手軽に情報収集ができるアプリや登録している情報サイトがあると、競馬への意欲を刺激されやすくなります。
そのため、アプリの削除や情報サイトの登録解除などを行い、競馬の情報を断つことも有効な対策となるでしょう。
専門機関でカウンセリングを受けること
競馬には依存性があるため、借金の返済の目処が立ったとしても、前回の負けを取り戻そうとして再び競馬で借金を作ってしまうケースは珍しくありません。
特に「辞めたいのに辞められない」という場合、ギャンブル依存症の可能性があります。
「ギャンブル依存症」は国際基準で認められている心の病気であり、放置するとさらに深刻な問題を引き起こす可能性があります。
そのため、早めに専門家によるカウンセリングや治療を受けることで、借金を重ねるほど競馬にのめり込んでしまう症状を緩和できる可能性があります。
日本中央競馬会(JRA)や地方競馬全国協会などが推奨する専門家協会をご紹介します。
JRAインフォメーションデスク
日本中央競馬会(JRA)が運営する、ギャンブル等依存症対策に関するお問い合わせ窓口です。
同じ電話番号で、レース結果以外の中央競馬に関する案内や問い合わせも受け付けています。
名称 | JRAインフォメーションデスク |
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営業時間 | 平日 10:00〜17:00 |
カウンセリング方法 | 電話 |
公式HP | www.jra.go.jp |
電話連絡先 | 050-3536-0066(※非通知設定では利用不可) 非通知解除するか、電話番号の前に「186」をつけて発信してください。 ※通話料がかかります。(NTT固定電話の場合、全国一律3分11.88円) |
公営競技ギャンブル依存症カウンセリングセンター
日本中央競馬会(JRA)が運営するカウンセリング専用機関では、臨床心理士によるカウンセリングを実施しています。
公営競技ギャンブル依存症カウンセリングセンターでは、競馬をはじめとするギャンブル依存症に関する相談を受け付けています。
また、安心して公営競技を楽しめるよう、「ギャンブル等依存症問題啓発週間」の活動をSNSで発信したり、依存症を早期発見できる診断ツールの開発、さまざまな啓蒙活動を行っています。
名称 | 公営競技ギャンブル依存症カウンセリングセンター |
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営業時間 | 平日 9:00〜20:00 |
カウンセリング方法 | 電話・メール |
公式HP | www.koeikyogi.jp |
電話連絡先 | 0120-321-153(※利用時は事前予約が必要です) |
メール連絡先 | お問い合わせフォーム(※受付後、3営業日以内に返信) |
公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会
ギャンブル依存症の当事者だけでなく、その家族に対しても支援を提供している機関です。
精神科医が理事を務め、相談対応だけでなく、青少年のギャンブル依存症予防活動にも取り組んでいます。
また、東京や大阪を含む全国30カ所に支部を構え、講座やイベントを積極的に開催しています。
さらに、TVや新聞などのメディアにも多く取り上げられ、ギャンブル依存症に関する書籍の出版も行っています。
名称 | 公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 |
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営業時間 | 公式HPに記載なし |
カウンセリング方法 | 電話 |
公式HP | scga.jp |
電話連絡先 | 070-4501-9625 |
自助グループ参加
専門家ではなく、競馬などのギャンブル依存症を経験した本人やその家族が集まり、情報を共有しながら前向きに生きるための活動を行っている団体もあります。
NPO法人全国ギャンブル依存症家族の会
ギャンブル依存症の家族が集まる会で、当事者やその家族からの相談も受け付けています。
ギャンブル依存症問題に苦しむ本人や家族が苦しみや悲しみから解放されることを目標に、治療施設やセルフケアサービス、行政機関と連携しながら、啓発や予防活動に取り組んでいます。
また、全国でギャンブル依存症に関するセミナーを開催し、問題解決のための情報提供や啓蒙活動も積極的に行っています。
名称 | NPO 法人全国ギャンブル依存症家族の会 |
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営業時間 | 公式HPに記載なし |
カウンセリング方法 | 電話・セミナー |
公式HP | gdfam.org |
電話連絡先 | 090-1404-3327 |
一般社団法人 ギャマノン日本サービスオフィス
ギャマノンとは、ギャンブル依存症の本人ではなく、その家族や友人が集まり、互いに助け合う自助グループです。
医師やカウンセラーは同席せず、同じ立場の人々が集まり、各都道府県で会場を借りて「言いっぱなし・聞きっぱなし」の形式で経験を分かち合うミーティングを開催しています。
ミーティングへの参加は事前申し込みや予約不要で、直接会場に行くことで自由に参加できます。
また、年に4回発行される会報誌「ギャマノン通信」では、活動記録や体験談、サービス担当者からの情報提供などが掲載されており、公式HPから無料でダウンロード可能です。
名称 | 一般社団法人 ギャマノン日本サービスオフィス |
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営業時間 | 毎週月・木曜 10:00〜12:00 |
カウンセリング方法 | 電話・メール・FAX |
公式HP | www.gam-anon.jp |
電話・FAX連絡先 | 03-6659-4879 ※通話中の場合はFAXの受信ができません。時間をおいて再送してください。 |
FAX/メール | 050-3737-8704・info@gam-anon.jp |
GA 日本インフォメーションセンター
GA(ギャンブラーズ・アノニマス)とは、ギャンブルの問題から回復することを目的とし、経験や希望を分かち合う共同体です。
「賭けない一日をなかまと共に」をスローガンに掲げ、強迫的ギャンブルからの回復を目指す人々が集う場となっています。
全国46都道府県に197のグループがあり、アノニミティ(無名性)を大切にした定期的なミーティングを開催しています。
また、女性専用のミーティング日を設けるなど、女性が参加しやすい環境づくりにも配慮されています。
GAでは、ギャンブルをコントロールする力を取り戻すために、寄り添った支援活動を行っています。
名称 | 一般社団法人 ギャマノン日本サービスオフィス |
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営業時間 | 毎週月・木曜 10:00〜12:00 |
カウンセリング方法 | 電話・メール・FAX |
公式HP | www.gam-anon.jp |
電話・FAX連絡先 | 03-6659-4879 ※通話中の場合はFAXの受信ができません。時間をおいて再送してください。 |
FAX | 050-3737-8704 |
メール連絡先 | info@gam-anon.jp |
競馬から距離を置く
どれだけ対策を講じても競馬による借金を続けてしまう場合は、一度競馬と距離を置くことが最善の方法です。
競馬場に足を運んだり、レース情報を目にしたりすると、つい賭けたくなるのは自然なことです。
そのため、「レースの開催日には家族や友人との予定を入れる」、「競馬以外に没頭できる趣味を見つける」といった工夫をし、競馬に関わる時間を減らしてみましょう。
ただし、「一生競馬をしない」と決めると気が重くなり、かえってストレスになる可能性があります。
そのため、「1年間だけ」など期間を決めて距離を置くことをおすすめします。
その間に新しい趣味や楽しみを見つけることができれば、無理なく競馬と離れることができ、借金が増えるリスクも減らせるでしょう。
競馬による借金返済を解決する方法
「競馬で作った借金を何とかしたい」と考えている方は多いでしょう。
ここでは、リスクを最小限に抑えながら競馬による借金を解決する方法について解説します。
支出を削減する
毎月の支出を見直し、無駄を減らすことで、借金の返済に充てる資金を確保できます。
通信費や保険料など、必要以上に支払っているものはないか確認してみましょう。
例えば、「月々のスマホ代を見直す」、「外食の回数を月1回までにする」など、日常の支出を見直すことで、節約できるポイントが見つかるはずです。
副業などで収入を増加させる
給与収入だけでは返済資金の確保が難しい場合は、副業などで収入を増やすことを検討しましょう。
特別なスキルや経験がなくてもできる副業は多数ありますので、インターネットなどを活用して調べてみるとよいでしょう。
ただし、会社によっては副業を禁止している場合もあるため、事前に就業規則を確認することが重要です。
債務整理を行う
家計や収入の見直しではなく、借金そのものを減らしたい場合は「債務整理」を検討しましょう。
債務整理とは、法律に基づいて借金を減額したり、支払いに猶予を持たせたりする手続きのことです。
「競馬はギャンブルなのに、借金が減らせるの?」と疑問に思うかもしれませんが、手続きの内容によっては、他の借金と同じように減額が可能です。
債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産の3つの方法があります。
以下で、それぞれの手続きについて詳しく解説します。
個人再生
個人再生は、高額な借金を大幅に減額し、遅延損害金を含む利息をすべてカットできる手続きです。
借金の元本を最大100万円まで減額、または20%(最大90%)カットできるため、借金額が大きい場合に有効な方法です。
借金額に応じた減額の上限
借金額 | 減額の上限 |
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100万円以下 | 減額不可 |
100万円~500万円以下 | 返済額が100万円になるまで減額 |
500万1円~1500万円以下 | 20%カットを上限に減額 |
1500万1円~3000万円以下 | 返済額が300万円になるまで減額 |
3000万1円~5000万円以下 | 90%カットを上限に減額 |
個人再生を利用すれば、車や住宅などの資産が処分されない可能性が高く、競馬(ギャンブル)による借金も対象となります。
さらに、手続き後も仕事の制限を受けることはありません。
個人再生の条件と注意点
- 安定した収入があることが必須
- 借金額が5000万円未満であることが条件
- 裁判所を通す必要があり、手続きが煩雑(半年~1年かかることも)
- ブラックリストに登録されるリスクあり(5~10年で削除)
個人再生は、借金が長期化し、返済の見通しが立たない状況から抜け出すための手続きです。
3~5年で完済の見込みが立つなら、早めに個人再生を検討すべきでしょう。
ただし、個人再生後も返済が困難な場合は、自己破産も視野に入れる必要があります。
任意整理
任意整理は、遅延損害金を含む利息をすべてカットし、元本のみを返済できる手続きです。
これにより、利息を支払いすぎて借金が減らない状況を回避できます。
任意整理の特徴
- 債務整理の中で唯一、裁判所を通さずに手続きが可能
- 金融機関(債権者)との交渉により進められるため、柔軟な対応が可能
- 交渉次第では稀に元本の減額が認められるケースもある
- 取り立てや督促の連絡が止まり、利息カットにより毎月の返済額を軽減
- 返済期間を3年~5年に延ばせる
ブラックリストの影響と注意点
- 任意整理をするとブラックリストに登録されるが、5年~10年で削除
- 返済を延滞してブラックリストに載るより、早めに手続きするほうが負担を軽減できる
- 長期間返済を続けても元本が減らない苦しい借金生活から抜け出せる
任意整理での解決が難しい場合
任意整理は、主に利息をカットすることで返済を楽にする方法ですが、減額できる金額は比較的少ないです。
そのため、3年~5年の返済期間に延ばしても支払いが厳しい場合は、他の債務整理(個人再生・自己破産)も検討すべきでしょう。
自己破産
自己破産は、すべての借金をなくすことができるため、認定されれば即座に借金生活から解放されます。
手続きが完了すると、貸金業法第21条により厳しい取り立ても禁止され、督促に怯える必要がなくなります。
さらに、自己破産後の収入は自由に使えるため、生活の立て直しが可能です。
自己破産の影響と資産の取り扱い
- 20万円以上の価値がある資産(家や車など)は処分される
- 20万円未満の預貯金や99万円以下の現金、最低限の生活必需品(家具・家電など)は手元に残せる
- ブラックリストに登録されるが、10年程度で削除される
仕事への影響
- 自己破産が原因で解雇されることはない
- 士業・公務員・役員など一部の職業では、手続き後約半年間の業務制限がある
連帯保証人への影響
- 自己破産をすると、連帯保証人が代わりに返済義務を負うため、事前に相談しておくことが重要
競馬(ギャンブル)による借金の取り扱い
- 任意整理や個人再生では、借金の種類を問わず手続きが可能
- しかし、自己破産の場合、競馬(ギャンブル)での借金は免責が認められない可能性がある
手続きを検討する際のポイント
自己破産を考えている場合、まずは借金問題を専門とする司法書士・弁護士に相談するのがおすすめです。
専門家に相談することで、自己破産が可能かどうかだけでなく、最も負担が少なく早期に借金を完済できる方法が分かります。
競馬の借金は債務整理で減額するべき
自己破産とは、財産がなく支払いが困難であることを裁判所に認めてもらい、借金の支払義務を免除してもらう手続きです。
住宅や車などの高価な財産は処分される可能性がありますが、借金がゼロになることで、その後の返済負担がなくなります。
ただし、競馬などのギャンブルによる借金は、裁判所が免責を認めない場合もありますが、状況によっては許可されることもあります。
その判断は一般の方には難しいため、弁護士に相談するのが確実な方法でしょう。