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0120-545-808はニッテレ債権回収!無視して大丈夫?対処法を解説
目次
0120-545-808からの電話は、「ニッテレ債権回収株式会社」という債権回収専門の会社からのものです。この番号から連絡があった場合、過去に料金未納が発生している可能性があります。
「知らない番号だから」「心当たりがない」と無視してしまうと、最悪の場合、強制執行による財産差し押さえに発展するリスクもあるため注意が必要です。
0120-545-808から電話があった際は、まずクレジットカードの支払い遅れや未払いがないか確認しましょう。もし滞納があれば、速やかに解消するための対策を講じることが大切です。
この記事では、0120-545-808からの電話への適切な対処法や、ニッテレ債権回収株式会社について詳しく解説します。
0120-545-808はニッテレ債権回収の連絡
0120-545-808は「ニッテレ債権回収株式会社」の電話番号です。正確には、同社の「福岡コールセンター」からの発信で、ローンやクレジットカードなどの支払いが遅れている場合に連絡がくることが多いです。
この番号から電話があった場合は、自身の支払い状況を確認し、長期延滞がないかチェックしておきましょう。ニッテレ債権回収株式会社からの連絡対象となる支払い例には、以下が含まれます。
- クレジットカード(特にドコモdカード、DCMX、クレディセゾンなど)
- 電気料金・ガス料金
- 携帯電話料金
- 家賃
- 医療費
※上記は一例で、他にも未納料金がある場合に電話がかかってくる可能性があります。
ニッテレ債権回収株式会社は、さまざまな金融機関やクレジットカード会社から債権回収業務を受託しています。そのため、自分が直接ニッテレ債権回収株式会社のサービスを利用していなくても、他社の支払い遅延が原因で0120-545-808から着信がくる場合もあります。
「ニッテレ債権回収株式会社を利用した覚えがない」と思って電話を放置してしまうと、最終的に財産の差し押さえに発展するリスクもあるため、まずは折り返し連絡をして、何の件か確認することをおすすめします。
ニッテレ債権回収からの通知は長期滞納分の支払い督促
ニッテレ債権回収は、長期間滞納された債権(借金などの支払い)の回収を専門に行う債権回収会社の一つです(詳細は後述します)。
そのため、ニッテレ債権回収から通知が届いた場合、長期滞納している借金に関する督促である可能性が高く、放置すると差し押さえなどの法的措置に発展する恐れがあります。
具体的な対処法については後ほど説明しますが、対応に困った場合は弁護士など法律の専門家に相談することをおすすめします。
身に覚えのない電話やショートメールは詐欺の可能性があるため注意
ニッテレ債権回収は、借金に限らず幅広い債権の回収を請け負っており、その他の滞納に対しても通知や督促が届く場合があります(詳細は後述)。
しかし、「ニッテレ債権回収」を名乗る覚えのない電話やショートメールは詐欺の可能性もあるため注意が必要です。個人情報を不正に取得しようとするケースもあるため、不審な連絡には決して折り返しの電話や返信をしないようにしてください。
ニッテレ債権回収からの正式な電話連絡は、以下の番号から発信されます。なお、「03」から始まる番号での連絡はありません。
ニッテレ債権回収の公式電話番号
- 0120-481-215(東京サービシングセンター)
- 0120-250-078(札幌サービシングセンター)
- 0120-206-006(札幌サービシングセンター)
- 0120-374-888(札幌サービシングセンター)
- 0120-760-874(札幌サービシングセンター)
- 0120-821-451(札幌サービシングセンター)
- 0120-680-575(福岡サービシングセンター)
- 0120-545-808(福岡コールセンター)
- 0120-152-105(福岡コールセンター)
- 0570-783-890(ドコモdカード受託センター)
- 0570-783-866(ドコモdカード受託センター)
ニッテレ債権回収からのショートメール発信元
- 0120-481-215(東京サービシングセンター)
- 0120-206-006(札幌サービシングセンター)
- 0120-374-888(札幌サービシングセンター)
- 0120-760-874(札幌サービシングセンター)
- 0120-821-451(札幌サービシングセンター)
- 0120-680-575(福岡サービシングセンター)
- 0120-545-808(福岡コールセンター)
- 0120-152-105(福岡コールセンター)
- ソフトバンクの場合:0032069000 または +32(0)69000
「03」から始まる番号で『ニッテレ債権回収』や『ニッテレ・サービサー』を名乗るショートメールが届いた場合、それは詐欺の可能性が高いので十分注意してください。
※本情報は2022年12月時点のものであり、最新情報はニッテレ債権回収株式会社の公式サイトでご確認ください。
参考
- 当社名を名乗る不審な電話・SMS(ショートメッセージサービス)にご注意ください│ニッテレ・サービサー(ニッテレ債権回収株式会社)
- 法務省:債権回収会社と類似の名前をかたった業者による架空の債権請求にご注意ください
ニッテレ債権回収株式会社とはどんな会社?
ニッテレ債権回収株式会社は、ドコモやソフトバンク、地方自治体などから債権回収業務を委託されている会社です。
そもそも債権回収会社とはどのような会社なのか、そしてニッテレ債権回収が具体的にどのような企業や団体の債権を回収しているのかについて詳しく解説します。
参考:会社概要│ニッテレ・サービサー(ニッテレ債権回収株式会社)
ニッテレ債権回収株式会社は債権回収会社の一員
ニッテレ債権回収株式会社は、法務省の許可を受けて営業している正規の債権回収会社です。いわゆる「サービサー」と呼ばれる企業で、「債権管理回収業に関する特別措置法」に基づき、法律を遵守しながら債権回収業務を行っています。
法務省の公式サイト「債権管理回収業の営業を許可した株式会社一覧」にも、ニッテレ債権回収株式会社の名前が正式に掲載されています。
また、0120-545-808はニッテレ債権回収株式会社の公式な電話番号です。この番号から着信があった場合、不安に感じるかもしれませんが、詐欺ではなく正規の連絡ですのでご安心ください。
会社概要
商号:ニッテレ債権回収株式会社 (Nittele Credit Collection Co., Ltd.)
会社設立日:平成11年3月
営業許可年月日:平成11年6月1日
許可番号:法務大臣第7号
資本金:5億250万円
事業所:札幌総合店、東京総合店、福岡総合店 など
ニッテレ債権回収の主な取引先
ニッテレ債権回収が債権回収を引き受けている主な取引先(会社・団体など)は以下の通りです。
- 金融機関(住信SBIネット銀行、オリックス銀行 など)
- クレジットカード会社(SBIカード、クレディセゾン など)
- 通信情報会社(ドコモ、ソフトバンク など)
- 信販会社(全日信販 など)
- 電力会社
- ガス会社
- 医療機関
- 地方自治体 など
このように、ニッテレ債権回収は幅広い分野の債権回収を担っており、電気料金やガス料金といった公共料金の滞納が原因で督促の連絡がくるケースもあります。
ニッテレ債権回収株式会社からの電話を放置するとリスクが拡大
ニッテレ債権回収株式会社からの電話の理由が支払いの滞納であった場合、そのまま放置することは絶対に避けてください。前述の通り、最終的には財産の差し押さえに至る可能性があるだけでなく、以下のようなリスクも伴います。
- 滞納が解消されるまで遅延損害金が発生し続ける
- いわゆる「ブラックリスト入り」の期間が長期化する
滞納期間が長くなればなるほど、これらのリスクはさらに深刻化します。そのため、支払いの滞納が確認できた場合は、できるだけ早急に解消することが重要です。
「ブラックリスト入り」の期間がさらに長期化する
ニッテレ債権回収株式会社からの電話が滞納によるものであれば、すでに長期間にわたって支払い遅延が発生している可能性があります。その場合、いわゆる「ブラックリスト入り」していることも考えられます。
前提として、「ブラックリスト」という正式なリストが公表されているわけではありません。この言葉は一般的に使われる表現で、「返済能力に疑問が生じるような履歴が信用情報に残っている」ことを意味します。
信用情報とは、クレジットカードやローンの利用履歴のことを指し、単に「借りた・返した」という情報だけでなく、支払い遅延の履歴も記録されます。
支払い遅延が複数回あったり、長期間にわたる延滞が発生したりすると、その情報が信用情報に登録され、いわゆる「ブラックリスト入り」となります。この状態になると、以下のような審査に通りにくくなります。
- ローンの審査
- クレジットカードの発行
- 携帯電話の割賦払い契約
- 保証会社を利用した賃貸契約
支払い遅延の情報は、滞納が解消されるまで毎日登録され続け、遅延が解消された後も最長で5年間保管されます。つまり、滞納を放置すればするほど信用情報に悪影響が残り、ブラックリスト状態が長引いてしまうのです。
ブラックリスト入りは、今後の生活にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。これを解消するためにも、ニッテレ債権回収株式会社からの電話を受けた際は、速やかに支払い遅延を解消するための対策を講じることが重要です。
滞納が続く限り遅延損害金が発生し続ける
借金やクレジットカードの支払いが遅れると、支払期日の翌日から滞納が解消されるまで遅延損害金が発生し続けます。
ニッテレ債権回収株式会社から電話がかかってくるような状況では、すでに遅延損害金が発生している可能性が高いです。この請求をそのまま放置すると、遅延損害金がさらに増加し、最終的に支払総額が大きく膨れ上がるリスクがあります。
ニッテレ債権回収株式会社からの電話を無視するのは危険!放置後の督促の流れ
0120-545-808からの着信を無視して放置することは絶対に避けてください。支払いの遅延が発生している場合、そのまま放置を続けると最終的には強制執行となり、財産が差し押さえられる可能性があります。
仮に支払い遅延がある場合、ニッテレ債権回収株式会社からの連絡を無視すると、以下のような流れで督促が進行します。
- 延滞している金融機関などから「債権譲渡通知」が届く
- ニッテレ債権回収株式会社から電話や郵便での督促が行われる
- 裁判所から「支払督促」や「訴状」などの書類が届く
- 強制執行が実施され、財産が差し押さえられる
0120-545-808から着信があった場合、現在はニッテレ債権回収株式会社による督促の段階にあると考えられます。すでに債権者から債権が譲渡されているため、場合によっては訴訟手続きが始まる直前の可能性もあります。
たとえ心当たりがない場合でも、万が一の事態に備えて、まずは折り返しの電話をかけて連絡の目的を確認することが重要です。
最終的に訴訟へ発展し強制執行で財産が差し押さえられる
電話や書面での取り立てを無視し続けると、最終的には強制執行に至り、財産の差し押さえが行われることになります。
強制執行が開始されると、まず現金や預貯金、給与が優先的に差し押さえられます。この結果、勤務先にも滞納の事実が知られてしまう可能性があり、職場での信用にも影響を及ぼしかねません。
もしすぐに全額を支払うのが難しい場合でも、分割払いなどの相談に応じてもらえる可能性があります。何もせず放置するのではなく、早めに対応することが自分のためにもなります。
自分での対応が難しい場合や、「返済を求められても支払う資力がない」とお悩みの方は、弁護士に相談することをおすすめします。弁護士は親身になって状況を聞き取り、あなたにとって最適な解決策を提案してくれるでしょう。
0120-545-808の電話を無視し続けると書面通知や自宅訪問で取り立てが始まる
0120-545-808からの電話を完全に無視し続けると、書面での通知や自宅への訪問といった取り立てが開始される可能性があります。
さらに、書面を放置したり、居留守を使って連絡を避け続けたりすると、最終的に訴訟へと発展する恐れがあるため注意が必要です。債権回収業者は、いわば「債権回収のプロフェッショナル」です。必要に応じて法的手段を講じ、確実に債権を回収するために行動します。
たとえあなたがニッテレ債権回収株式会社と直接契約をしていなくても、あなたの情報(住所、勤め先、電話番号など)は元の債権者(契約を結んでいた金融機関など)からすでに共有されています。
ニッテレ債権回収の督促はどのように進む?
ニッテレ債権回収による督促の流れは以下の通りです。
- 元の債権者から債権譲渡通知が届く
- ハガキや電話による状況確認や督促が行われる
- 督促を無視し続けると、自宅訪問や職場への連絡が行われることもある
- さらに対応しない場合、裁判所から支払督促などが送付され、最終的に差し押さえの可能性が生じる
これらの各段階について詳しく解説していきます。
元の債権者からの債権譲渡通知が届く
元の債権者(借入先の金融機関など)から、債権譲渡通知が送られてきます。
債権譲渡通知とは、「債権が債権回収会社に譲渡された(もしくは回収が委託された)」ことを知らせるための通知です。
この通知が届いた時点で考えられるリスクは以下の2つです。
- 通知時点ですでにブラックリストに載っている可能性が高い
- 遅延損害金が引き続き増加している
通知が届く時点でブラックリストに載っている場合も多い
債権譲渡の通知が届いた時点で、すでに信用情報機関に事故情報が登録されていることが多くあります(これがいわゆる「ブラックリストに載った」状態です)。
金融機関(銀行・消費者金融・クレジットカード会社など)から借り入れをしている場合、返済が2ヶ月以上滞ると「延滞」として事故情報が信用情報に登録されます。
用語集
信用情報機関とは?
クレジットカードやローンなどの利用者の信用情報を管理する機関のことです。
金融機関、消費者金融、クレジットカード会社などが、過剰な貸付を防ぐために利用者の信用情報を確認しています。
日本には以下の3つの主要な信用情報機関があります。
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
- 株式会社日本信用情報機構(JICC)
事故情報が登録されると発生する影響
- クレジットカードが利用停止となる
- クレジットカードの新規発行ができなくなる
- 銀行や消費者金融で新たなローンが組めなくなる
さらに、金融機関などが債権を債権回収会社に譲渡した際には、信用情報に「移管終了」と記載されます。この「移管終了」も事故情報として一定期間記録されるため、その間はローンやクレジットカードの新規契約ができなくなります。
遅延損害金が継続的に増加する
借金の滞納期間が長引くほど、その分遅延損害金も増加します。
債権が債権回収会社に移った後も、遅延損害金の加算は継続されます。対応が遅れるほど、最終的な支払額は膨れ上がってしまうため注意が必要です。
用語集
遅延損害金とは?
借金の返済や各種支払いを滞納した際に発生する損害賠償金の一種です。
遅延損害金は、長期滞納によって一括返済を求められている場合、借入残高全額に対して発生します。
遅延損害金の計算式
遅延損害金 = 借入金額 × 遅延損害金利率 ÷ 365(日) × 滞納日数
電話やハガキで状況確認と督促が行われる
債権譲渡や債権回収の委託が通知された後、ニッテレ債権回収からハガキや電話での状況確認や督促が行われます。
「請求書」や「お客様の『未払内容』についてご相談ください」など、さまざまなタイトルで書面が届くこともあります。
これらの連絡を無視して放置し続けると、「法的手続の準備に入らざるを得ません」といった最終通告の書類が送付される可能性もあります。
督促を無視すると自宅訪問や職場連絡の可能性も
電話やハガキでの督促を無視し続けると、「居住地の確認」といったタイトルの書類が届き、ニッテレ債権回収の担当者が自宅を訪問する可能性があります。
自宅訪問による督促を避けたい場合は、早めにニッテレ債権回収からの督促に対応するか、後述する債務整理を検討することが有効な対処法となります。
督促を無視すると差し押さえのリスクが発生する
これまでに紹介した書面、電話、自宅訪問による督促を無視し続けると、最終的に裁判所から「支払督促」や「訴状」といった書類が届きます。
これらの通知も無視し、適切な対応を取らない場合、おおよそ2週間後を目安に強制執行による差押えが行われる可能性があります。
支払督促については、以下の記事で詳しく解説しています。
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「支払督促とは?債務者が2週間以内にやるべき手続きの流れを状況別に解説」
差し押さえの対象となる主なものは以下の通りです。
- 給与(※)
- 預貯金口座
- 自宅や車などの財産
※原則として手取り額の4分の1まで差し押さえが可能です。ただし、手取り額が44万円を超える場合、33万円を超えた分は全額差し押さえられる可能性があります。
差押えの中でも、優先的に対象となるのは給与と預貯金です。特に給与が差し押さえられる場合、勤務先の企業に通知が行くため、借金の滞納が知られてしまうことになります。
差押えが生活に及ぼす影響は非常に大きいため、強制執行に発展する前に早めの対処を行うことが重要です。
ニッテレ債権回収からの督促にどう対応する?
ニッテレ債権回収からの督促が詐欺ではないと確認できた場合、次の対処法として以下のステップを踏むことが重要です。
- 支払い済みの債権や時効が成立していないかを確認する
- 債務者本人が死亡した後に督促が届いた場合は、すぐに返済せず適切な対応を検討する
- 返済の必要がある場合は、どのように返済するか方法を考える
もし「返済の必要はあるが、資金が用意できない」という状況であれば、債務整理を行って支払額を減らすことも一つの選択肢です。
これらの対処法について、詳しく解説していきます。
支払い済みや時効の債権でないか確認する
ニッテレ債権回収から自分や家族宛てに督促が届いた場合、まずは債権の内容をしっかり確認しましょう。
「詐欺の通知ではないか」を確認することに加えて、以下の2点が重要なポイントとなります。
- すでに支払い済みの債権ではないか
- その債務が時効に達していないか(最終返済日から5年、または10年以上経過していないか)
ニッテレ債権回収からの督促が、何らかの手違いで全額支払い済みの債権に対して届くケースもゼロではありません。その場合は、支払い済みであることを証明する領収書などの書類を送付することが適切な対処法となります。
また、借金などの債務には「消滅時効」という制度があります。これは、一定の条件を満たしたうえで5年(場合によっては10年)が経過すると、時効の援用手続きを行うことで返済義務が消滅するというものです。
ただし、時効期間中に「時効の更新(中断)」が発生している場合、時効は成立しません。金融機関は、督促中に債務者に借金の存在を認めさせる(債務の承認)ことで時効を更新(中断)させる手段をとることが多いです。
時効の援用を進める場合には、このような時効の更新(中断)事由がないかを慎重に確認する必要があります。「時効が成立しているかもしれない」と感じた場合は、一度弁護士などの法律専門家に相談することをおすすめします。
10年以上取引がない場合は時効援用を考え弁護士や司法書士に相談する
借金には時効があり、一定期間が経過すると返済義務が消滅します。金融機関からの借金の場合、一般的には5年〜10年で時効を迎えることが多いです。
しかし、時効を迎えている場合でもニッテレ債権回収株式会社から電話がかかってくる可能性はあります。そのため、借金がすでに時効に達している場合は、ニッテレ債権回収株式会社から連絡があっても返済の必要がないこともあります。
ただし、以下のような行為を行うと借金の時効が中断され、時効の期間がリセットされてしまうため注意が必要です。
- 借金の一部または全額を返済した
- 口頭や文書で借金の存在を認める発言をした
- 債権者から訴訟を起こされた
借金が時効を迎えているかどうかを判断するのは、専門知識がなければ難しい場合があります。そのため、長期間借入先と取引がない場合は、借金が時効に達しているかどうか弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。
債務者本人が死亡した場合は即返済せず対応を検討する
ニッテレ債権回収から督促が届いたものの、その借金を負っていた債務者本人がすでに亡くなっている場合、状況に応じて取るべき対応が異なります。
たとえば、以下のような対応が考えられます。
- 時効が成立している場合:時効の援用手続きを行う
- 債務者の死亡を知って3ヶ月以内の場合:相続財産のうち不動産や預貯金より借金が多い場合は、相続放棄を検討する
- すでに相続放棄を済ませている場合:相続放棄申述受理証明書のコピーを債権者に送付する
- 相続人として遺産を相続している場合:借金の支払い方法を検討する
特に相続放棄を検討している場合、注意が必要です。借金を一部でも返済してしまうと、単純承認(被相続人の財産や負債をすべて引き継ぐこと)と見なされる可能性があるため、返済を行う前に慎重な対応が求められます。
債務者が死亡した場合の具体的な対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
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「債務者が死亡したら借金は連帯保証人や相続人が返済?相続放棄などの対処法4選」
法律に関する知識がない場合、適切な対応が難しいことも多いため、迷った際は弁護士などの法律専門家に相談することをおすすめします。
返済が必要な場合は返済方法を検討する
ここまで紹介した内容を確認したうえで、返済の必要がある債権であれば、適切な返済方法を検討しましょう。
一括で返済できる場合は速やかに対応し、分割であれば返済可能な金額について債権者と交渉することが必要です。
もし自力での返済が難しい場合は、弁護士や司法書士に相談し、債務整理を検討することも有効な選択肢となります。
支払い可能なら一括返済が早い場合もある
ニッテレ債権回収からの請求額が自分にとって負担にならず、すぐに返済できる場合は、一括で返済するのが最も早い解決方法となるでしょう。
督促状などに振込先が記載されているため、その指示に従って支払いを行います。
分割払いが可能なら交渉を行う
「一括返済は難しいが、分割なら支払える」という場合は、ニッテレ債権回収と返済方法について交渉しましょう。
分割払いが認められれば、無理のない返済計画を立てることが可能になります。
債権回収会社との交渉に不安がある場合や、交渉しても負担が大きい提案を受けた場合は、弁護士や司法書士といった法律の専門家に相談することをおすすめします。
専門家の助言を受けることで、より返済しやすい条件で解決できる可能性があります。
消費者金融などからの追加借り入れは危険!
債権回収会社からの請求に対応するために、消費者金融などから追加で借り入れを行うことは、返済不能に陥るリスクが高まるため避けるべきです。
そもそも、債権回収会社から通知が届く時点で、すでに「ブラックリストに載った」状態になっていることが多く、正規の金融機関からの借り入れが難しい場合もあります。このような状況では、いわゆる「闇金(ヤミ金)」にしか借りられない可能性も出てきます。
闇金とは、法律で定められた出資法の上限金利を超える違法な高金利で貸付を行う金融業者を指します。
法外な高利によって返済が困難になるだけでなく、個人情報を渡すことで思わぬトラブルや犯罪に巻き込まれる危険性も高まります。
このため、闇金の利用は絶対に避けるようにしてください。
返済が困難な場合は債務整理を考える
ニッテレ債権回収への返済が自力では難しい場合、「債務整理」が有効な選択肢の一つとなります。
債務整理とは、借金返済の負担を正当に軽減するための交渉や手続きのことで、主に「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つの方法があります。
債務整理には共通のデメリットとして、いわゆるブラックリスト入りが挙げられます。
しかし、前述のとおり債権回収会社から督促を受けている時点で、すでにブラックリストに登録されているケースが多く、このデメリットが大きな影響を及ぼさないことも少なくありません。
債務整理が必要かどうか判断に迷った場合は、弁護士や司法書士に相談してアドバイスを受けることをおすすめします。
さらに、弁護士や司法書士に債務整理を依頼すると「受任通知」が債権回収会社に送付されるため、督促が停止され、精神的な負担が軽減される可能性もあります。
支払義務のある請求なら折り返し連絡をして支払いを約束する
ニッテレ債権回収株式会社から電話がかかってくるような支払い遅延があり、それに対して支払い義務があると確認できた場合は、必ず折り返しの電話をして支払いの意思を示すようにしましょう。支払いの意思が見られない場合、訴訟を起こされる可能性が高くなるためです。
未納料金が高額である場合、一括返済は難しいことが多いでしょう。その際は、分割払いを提案してみることをおすすめします。
ニッテレ債権回収株式会社は「債権回収のプロ」であるため、確実な回収を目指して行動します。支払い能力のない債務者に無理やり一括返済を求めても、効果的な回収は期待できません。お互いに譲歩しながら、現実的な返済計画を立て、完済を目指していくことが重要です。
ニッテレ債権回収株式会社への支払いが難しい場合は債務整理を考える
ニッテレ債権回収株式会社からの請求が支払えない場合は、債務整理を検討してみることも一つの方法です。
債務整理とは、借金やクレジットカードの支払いに関する問題を解決するための法的手続きで、インターネット上では「国が認めた借金救済措置」として紹介されることもあります。
通常、債務整理は弁護士や司法書士に依頼して行うのが一般的です。この手続きを通じて、ニッテレ債権回収株式会社からの請求額を減額したり、場合によっては免除することも可能です。
債務整理には以下の3つの方法があり、それぞれに異なる効果があります。
- 任意整理:将来の利息や遅延損害金のカットが一般的に認められる
- 個人再生:借金自体を1/5〜1/10程度に大幅に減額できる
- 自己破産:借金の返済義務が原則として免除される
たとえニッテレ債権回収株式会社から支払い請求が来ている段階でも、弁護士や司法書士に債務整理を依頼することで、支払い問題の解決に繋がります。
多くの法律事務所では無料相談を受け付けているため、まずはそのような事務所に相談してみることをおすすめします。
0120-545-808からの電話やニッテレ債権回収の連絡で困ったら早めに弁護士へ相談
これまで説明してきたように、ニッテレ債権回収株式会社は法務省から認可を受けて営業している正規の債権回収会社の一つです。
この会社から通知が届いた場合、長期間滞納している借金や各種支払いが存在する可能性があります。
「ニッテレ債権回収から連絡がきたものの、一括返済が難しい」といった対応に困る状況では、法律の専門家である弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士は、時効の援用手続き、分割払いの交渉、債務整理など、状況に応じた最適な対処法を提案してくれるでしょう。
督促を無視して放置していると、最終的に差し押さえに発展するリスクもあります。
生活に深刻な影響が出る前に、早めに弁護士からアドバイスを受けることが大切です。
まとめ
「0120-545-808」はニッテレ債権回収株式会社の公式な電話番号です。債権回収会社からの電話は、未納料金があることを示している場合が多く、これを放置すると最終的には強制執行に至る可能性もあります。
しかし、債権回収会社を名乗る不審な連絡が多発しているのも事実です。詐欺かどうかを見極めるためには、直接ニッテレ債権回収株式会社に問い合わせるのが最も確実な方法です。
もし詐欺でないことが確認できれば、あなたが気付かないうちに未納料金が発生している可能性があります。心当たりがなくても、まずは状況を確認するために問い合わせを行い、その結果に応じて債務整理などの対応を検討してみるのも良いでしょう。
0120-545-808からの電話に関するよくある質問
0120-545-808からの電話に関するよくある質問をまとめました。
0120-545-808はどのような番号ですか?
0120-545-808は、債権回収会社であるニッテレ債権回収株式会社の電話番号です。
0120-545-808から着信がありました。すぐに折り返すべきですか?
0120-545-808に折り返し連絡をすると、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。
- 残金の一括返済や高額な利息・遅延損害金の支払いを求められる
- 折り返し連絡をしたことで、頻繁に電話がかかってくるようになる
- 時効援用によって借金を消滅させる機会を逃してしまう
そのため、すぐに折り返し電話をするのではなく、まずは法律事務所に相談し、借金の負担を最も軽減できる方法についてアドバイスを受けることをおすすめします。
なぜ0120-545-808という知らない番号から電話がくるのですか?
0120-545-808から電話がかかってくる場合、過去に何らかの料金未納が発生しており、ニッテレ債権回収株式会社が債権回収を委託されて連絡してきている可能性が高いです。
0120-545-808から電話が来ましたが、知らない番号なので無視しても大丈夫ですか?
0120-545-808からの電話を無視して放置すると、自宅への訪問や財産の差押えといった措置を受ける可能性があります。早めに法律事務所へ相談するなどして、速やかに解決を図りましょう。
0120-545-808からの電話にはどう対応するのが最善ですか?
結論として、法律事務所へ相談することが最も効果的な解決策といえるでしょう。
法律事務所に相談することで、電話対応の助言だけでなく、以下のようなメリットも得られます。
- 時効援用によって借金を消滅できる可能性があるか確認できる
- 過払金の請求が可能かどうかを確認できる
このように、法律の専門家から具体的なアドバイスを受けることで、より有利な解決方法を見つけることができます。