住宅ローンはどこで借りる?|おすすめ銀行と選ぶポイントを徹底解説

住宅ローンはどこで借りる?住宅ローンの金融機関選びのポイントを解説

購入する物件が決まった後に直面する次の問題は、「どの金融機関で住宅ローンを借りるか」ということです。都市銀行、ネット銀行、信用金庫など、選べる金融機関は多様です。また、同じ金融機関内でも複数の住宅ローン商品があるため、何を基準に選べば良いのか迷う方も多いでしょう。今回は、住宅ローンを借りる金融機関を決めるためのポイントを解説します。

各金融機関の特徴を理解しよう

金融機関ごとの特徴を理解することで、自分に最適な住宅ローンを選ぶことができます。まずは、各金融機関の特徴を把握していきましょう。今回ご紹介するのは、以下の4つのタイプです。

  • 都市銀行
  • 地方銀行・信用金庫
  • ネット銀行
  • 住宅ローン専門の金融機関

これらの特徴を簡単にまとめた表は以下の通りです。

都市銀行地方銀行・信用金庫ネット銀行住宅ローン専門の金融機関
金利
ローンの商品数
審査の通過しやすさ
アクセス

次に、それぞれの金融機関の特徴をもう少し詳しく見ていきます。各タイプの違いを理解し、住宅ローンを選ぶ際に自分にぴったりの金融機関を選びましょう。

都市銀行の特徴とは

都市銀行は全国規模で広がるネットワークを持つ大手の銀行です。例えば、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行などが代表的な都市銀行です。

メリット

  • 融資額が大きい
  • 店舗に足を運びやすい
  • 住宅ローン商品の種類が豊富

デメリット

  • 住宅ローン審査が厳しい
  • 地方に店舗が少ない

都市銀行は大手金融機関であるため、信頼して住宅ローンを利用できる安心感があります。さらに、豊富な住宅ローン商品の中から自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことができるのも魅力の一つです。しかし、審査が厳しめなので、事前にしっかり準備をしてから審査に臨むことが重要です。

ネット銀行の住宅ローン特徴とは

ネット銀行は、インターネットを介して金融サービスを提供する銀行で、口座開設、残高照会、振込、支払いなどのさまざまな取引をオンラインで行うことができます。

メリット

  • 低金利
  • 諸費用が安い
  • 手続きが簡単
  • 24時間365日利用可能

デメリット

  • 対面での相談ができない
  • 取扱商品の種類が少ない

実店舗を持たないため、人件費が削減され、その結果金利が低く設定されています。しかし、対面での相談ができない点はデメリットとなります。対面の場合は書類の不備に即気づけますが、ネット銀行では書類が届くまで気づくことができません。住宅ローンでは重要な書類が多いため、不備があれば修正に時間がかかることもあります。

対面での相談が難しい方や、迅速に住宅ローンを進めたい方にはネット銀行が適しているかもしれません。

地方銀行・信用金庫の特徴とは

地方銀行と信用金庫は、地域に密着し、その地域の経済や住民のニーズに応じたサービスを提供しています。

メリット

  • 窓口での相談がしやすい
  • 住宅ローン審査が柔軟で、借りやすい
  • 都市銀行よりも金利が低い傾向がある
  • 既存の取引があれば、金利の優遇を受けられる可能性がある

デメリット

  • 特定の地域にしか支店がないため、来店が難しい場合がある
  • 住宅ローン商品の種類が少ない

地方銀行や信用金庫は地域とのつながりが深く、特に既に取引がある場合は金利優遇を受けられることがあります。また、都市銀行よりも柔軟な住宅ローン審査が魅力で、借入がしやすい点が特徴です。しかし、その支店が特定の地域にしかないため、地元以外の人には利用が難しいことがあります。既存の取引がある場合は、検討してみる価値があるでしょう。

住宅ローン専門機関の特徴とは

住宅ローン専用の金融機関が存在することをご存知ですか?これらは「モーゲージバンク」と呼ばれ、名前の由来は抵当や抵当権を意味する「モーゲージ(Mortgage)」です。特に、全期間固定金利の住宅ローン「フラット35」の約9割をこのモーゲージバンクが取り扱っています。

メリット

  • 全国規模で対応
  • 低金利
  • 専門的なアドバイスとサポートが受けられる

デメリット

  • 借り手の条件が厳格
  • 対象となる住宅の条件が決まっている

住宅ローン専門の金融機関は、住宅ローンに特化しているため、専門的なアドバイスやサポートが充実している点が大きな魅力です。住宅は大きな買い物であり、高額なローンを組むため、不安が大きいですが、専門知識と豊富な経験が不安を軽減してくれます。

ただし、主に取り扱っているのは「フラット35」であり、このローンには借り手と購入する住宅に関する条件が設定されています。事前に自分の購入予定の物件が条件を満たすか確認しておくことが大切です。

金利タイプの選び方

住宅ローンを決める際の重要なポイントの一つが、金利タイプの選択です。金利には大きく分けて、借入期間中に金利が変動する「変動金利」と、金利が固定された「固定金利」の2種類があります。

国土交通省の「令和4年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果(PDF)」によると、令和3年度末時点で新規貸出額の金利タイプ別割合は、変動金利が76.2%で最も高く、次いで固定金利期間選択型が13.5%、全期間固定金利が3.4%となっています。

現在、住宅ローンを契約している方の半数以上が選んでいる変動金利ですが、固定金利と比べてどのような違いがあるのかを詳しく見ていきましょう。金利の選択は住宅ローンの重要な決定要素です。

変動金利

変動金利は、市場の動向に応じて住宅ローンの金利が変動します。通常、金利は毎年4月と10月の2回、半年ごとに見直されます。

メリット

  • 他の金利タイプよりも金利が低い
  • 金利が下がれば毎月の返済額が減る

デメリット

  • 金利が上昇するリスクがある
  • 返済計画を立てにくい

変動金利は、固定金利よりも低い金利が設定されていることが多く、金利が下がれば毎月の返済額が減少するというメリットがあります。しかし、金利が上昇するリスクも伴い、返済額が増える可能性もあります。金利が変動するため、返済計画を立てるのが難しいという点もデメリットです。

変動金利の住宅ローンを選ぶ際は、自身の家計や将来の金利動向を十分に考慮し、リスクを理解したうえで決定することが重要です。

固定金利

固定金利は、住宅ローンの金利が契約期間中ずっと一定であるタイプです。

メリット

  • 返済計画が立てやすい
  • 金利上昇による返済額の増加リスクがない

デメリット

  • 変動金利より金利が高い

固定金利の住宅ローンは、金利が固定されているため、毎月の返済額も変わりません。これにより、返済計画を立てやすく、家計の管理がしやすくなります。また、市場の金利が上昇しても、住宅ローンの返済額に影響を与えないため、将来の金利上昇に対する不安をなくせる点が魅力です。

ただし、固定金利は通常、変動金利に比べて金利が高めに設定されることが多いので、その点には注意が必要です。さらに、固定金利には「全期間固定金利」と「固定期間選択型金利」の2種類があります。これらについて、次に詳しく見ていきましょう。

全期間固定金利

全期間固定金利とは、住宅ローンの返済期間中、金利がずっと固定されるタイプのローンです。契約時から返済終了まで、金利が常に一定であるため、金利の変動リスクを完全に避け、返済額が安定します。

ただし、金利が一定で安定している反面、その金利は高めに設定されがちです。変動金利と比較して、総返済額が増える可能性があることを理解しておくことが重要です。

固定期間選択型金利

固定期間選択型金利とは、住宅ローンの契約期間を一定期間で区切り、その期間内の金利を固定するタイプのローンです。一般的には、2年〜10年の間で金利を固定することができます。国土交通省の「令和4年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書(PDF)」によれば、最も多く選ばれているのは10年固定で47.3%、次いで3年が29.3%、2年が12.8%となっています。この結果から、長期間安定して返済を続けたいと考える方が多いことがわかります。

金利が固定されている期間中は、毎月の返済額が一定となるため、家計の支出が予測しやすくなります。固定金利期間が終了した後は、変動金利に切り替えることも可能で、金利が下がれば返済額が減少するというメリットもあります。

しかし、金利選択時には優遇の幅が狭くなる場合があるため、その点も考慮して選択することが重要です。

返済方法で選ぶ住宅ローン

住宅ローンを選ぶ際には、返済方法を基準に決めることも一つの方法です。本章では、一般的な返済方法を紹介します。

例えば、「元利均等返済」や「元金均等返済」を選ぶか、または毎月の支払いのみで進めるのか、それともボーナス払いを併用するのか、これらの選択肢について詳しく見ていきましょう。どの返済方法が最適かを考慮して、住宅ローンを選ぶ際の参考にしましょう。

毎月払いとボーナス払いの併用

毎月払いは、毎月一定額を住宅ローンの返済に充てていく方法です。対して、ボーナス払い併用は、毎月の返済に加えて年2回のボーナス時に追加返済をする方法です。

次に、毎月払いのみとボーナス払い併用の違いをシミュレーションしてみましょう。

借入額:3,000万円
返済期間:35年(元利均等返済)
金利:1.5%(固定金利)
ボーナス払い分:1,000万円

方法毎月払いのみボーナス払い併用
月々の返済額91,855円61,236円
ボーナス月の返済額なし184,146円
総返済額38,579,007円38,609,544円

ボーナス払いを併用することで、毎月の返済額を抑えることができます。しかし、ボーナス払いは実質的に毎月の返済額をボーナス月に先延ばししているため、利息の負担が増えます。そのため、総返済額が少し増えることになります。

また、ボーナスの額が減少したり支給されなくなった場合、返済が困難になるリスクもあるため、安定した返済を重視することが重要です。リスクを十分に考慮した上で、どちらの方法を選ぶかを決めましょう。

元利均等返済と元金均等返済

まず、元利均等返済と元金均等返済の違いを理解しておきましょう。「元利均等返済」は、借入金額に対して元金と利息を均等に分けて返済する方法で、毎月の返済額は一定です。ただし、返済期間が長くなると、総返済額は増える傾向にあります。

一方、「元金均等返済」は、元金を毎月一定額返済し、利息は住宅ローンの残高に応じて変動します。返済初期は利息部分が多いため返済額が増えますが、元金が減るにつれて返済額も減少します。

返済計画を立てやすく、家計管理をしやすくしたい方には元利均等返済がおすすめです。逆に、総返済額をなるべく抑えたい方には、元金均等返済が適していると言えるでしょう。

団体信用生命保険を比較する

住宅ローンを選ぶ際には、団体信用生命保険の保障内容も重要なポイントです。団体信用生命保険は、借り手が死亡したり、高度障害状態に陥った場合に保険金が住宅ローンを契約した金融機関に支払われ、残りのローンを家族や相続人が返済するための資金として活用できます。

団体信用生命保険の内容は金融機関によって異なる場合があり、死亡や高度障害に対する保障だけでなく、がんや3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)をカバーする特約がついていることもあります。また、特約を追加すると、金利が年0〜0.3%程度上乗せされることが一般的です。契約後は保障内容を変更できないため、事前にしっかりと内容を確認し、慎重に選ぶことが大切です。

住宅ローン手数料の重要性

住宅ローンを借りる際には、事務手数料やローン保証料などの費用がかかります。これらの手数料の安さも、ローン選びの重要なポイントとなります。住宅ローンで発生する主な手数料には、以下のものがあります。

  • 事務手数料:住宅ローンの手続きにかかる費用です。
  • ローン保証料:万が一、借り手が返済できなくなった際に、保証会社が立て替えるための費用です。

事務手数料には定額制と、借入金額に応じた定率制(通常2.2%税込)があり、例えば定率制で3,000万円を借りる場合の事務手数料は以下の通りです。
3,000万円 × 2.20% = 66万円

また、ローン保証料は借入金額や返済期間に基づき変動し、通常0%〜2.0%程度です。例えば、3,000万円を借りた場合の保証料は以下のように計算されます。
3,000万円 × 2.0% = 60万円

なお、事務手数料が定率制の場合、保証料は不要となることがあります。これらの手数料は金融機関ごとに異なるため、複数の選択肢を比較し、検討することが重要です。総返済額だけでなく、手数料も考慮したシミュレーションを行い、最適な選択をしましょう。

住宅ローンサービスや特典を比較

利用する銀行によっては、便利なサービスや特典が受けられる場合があります。例えば、イオン銀行の住宅ローンを利用し、イオンセレクトクラブのメンバーになると、イオンでの買い物が5%OFFになる特典を享受できます。特に、イオンが近くにある方には大きなメリットとなるでしょう。このように、銀行によっては多くの特典が提供されることもあるため、サービス内容や特典についてもしっかりと確認しておくことが重要です。

総返済額の目安と計算

住宅ローンを契約する際には、金利だけでなく、さまざまな費用がかかることを考慮する必要があります。具体的には、初期費用や手数料、保険料、不動産に関連する税金などが含まれます。

これらの費用をすべて把握して計算することで、毎月の返済額が自分の収入や支出に合っているかを確認できます。無理のない返済計画を立てるために、事前に必要な費用をしっかりと把握しましょう。

【2025年3月更新】住宅ローン金利比較

2025年3月時点の最低金利情報を以下に記載しています。

銀行名変動金利(新規借入)変動金利(借り換え)固定金利(10年)当初期間引下げプラン(固定10年)全期間引下げプラン(固定10年)フラット35
PayPay銀行年0.530%年0.499%年1.560%年1.55%〜
auじぶん銀行年0.344%(※1)年0.385%(※2)年2.163%年1.685%年0.860%
ソニー銀行年0.647%年0.647%年1.553%〜
住信SBIネット銀行年0.448%〜年0.448%年1.54%〜
楽天銀行年0.995%〜年0.995%〜年1.61%〜
イオン銀行年0.78%〜年0.78%〜年1.70%〜
三菱UFJ銀行年0.345%〜年0.345%〜年1.75%〜
三井住友銀行年0.625%〜年0.625%〜年1.805%
みずほ銀行年0.375%〜年0.375%〜年1.805%
りそな銀行年0.390%年0.390%年1.494%〜
埼玉りそな銀行年0.994%〜年0.994%〜
ARUHI年0.390%年0.390%

※1 全期間引下げプラン(50歳以下で一般団信をご選択の場合)
※2 全期間引下げプラン

【住信SBIネット銀行の補足】

  • 審査結果によって、表示金利に年0.1%〜0.3%が上乗せされる場合があります。
  • 35年を超える借入期間の場合、金利に年0.15%が上乗せされます。
  • 新規借入は物件価格の80%以下での借入の場合に適用されます。

【auじぶん銀行の補足】

  • 審査結果により、保証付金利プランとなることがあり、その場合、金利が異なります。
  • 保証付金利プランの場合、固定金利特約は3年、5年、10年に限定されます。
  • 新規借入は物件価格の80%以下での借入の場合に適用されます。

仮審査のお申し込みは各銀行で無料です。金利は銀行によって異なるため、複数の銀行に仮審査を申し込むことを強くお勧めします。

おすすめ住宅ローン銀行11選

自分に最適な住宅ローンを見つけるために、役立つおすすめの銀行11選を紹介します。それぞれの特徴をチェックして、最適な選択をしてください。

住信SBIネット銀行

参考プラン:WEB申込コース 通期引下げプラン

2025年3月適用金利

  • 通期引下げプラン(金利)
  • 変動金利(新規):年0.448%
  • 固定金利(2年):年1.583%
  • 固定金利(3年):年1.643%
  • 固定金利(5年):年1.813%
  • 固定金利(7年):年1.653%
  • 固定金利(10年):年1.823%
  • 固定金利(15年):年2.313%
  • 固定金利(20年):年2.637%
  • 固定金利(30年):年3.623%
  • 固定金利(35年):年3.763%

金利詳細

  • 借入金額と金利の上乗せ
  • 物件価格の80%超の借入れの場合、表示金利に年0.05%〜0.1%が上乗せされます。
  • 金利は毎月見直しされます。お申し込み時の金利と異なる場合もあります。
  • 特記事項
  • ご契約時に選択した金利タイプが変更された場合、その後の金利引下げ幅も変わることがあります。
  • 35年を超える借入れの場合、年0.15%の金利上乗せがあります。

住信SBIネット銀行の特徴

  • 低金利と簡便なオンライン手続きが評判です。審査の進行状況や必要書類の確認はアプリを通じてリアルタイムで確認可能。
  • 追加料金なしで「病気時の保障」サービスが利用でき、特定の病気にかかると住宅ローン残高がゼロになる保障が提供されます。40歳未満の方は無料で利用可能です。

保証サービス

  • 「病気保障」は金利を上乗せすることで利用可能。住信SBIネット銀行では低金利を維持しながら、便利な保障を提供しています。

三菱UFJ銀行

参考プラン:変動金利タイプ

三菱UFJ銀行の「7大疾病保障〈3大疾病保障充実タイプ〉」について
三菱UFJ銀行の「7大疾病保障〈3大疾病保障充実タイプ〉」は、非常に優れた条件を提供している保障サービスです。例えば、脳卒中や急性心筋梗塞などにかかり、一定の入院条件を満たすと、住宅ローンの残高がゼロになる特典があります。このサービスを利用するには、金利が0.3%上乗せされますが、その追加コスト以上の価値を感じている利用者が多いです。
特に、「7大疾病保障〈3大疾病保障充実タイプ〉」では、指定された病気で1日入院するだけで住宅ローンの残高がゼロになるため、多くの方が利用しています。

PayPay銀行

PayPay銀行の住宅ローン金利プランを紹介します。新規借り入れの参考金利は以下の通りです。

【参考プラン】

  • 新規借り入れ(全期間引下型)
  • 変動金利: 年0.530%
  • 固定金利(10年): 年1.560%

詳細は公式HPをご確認ください: PayPay銀行住宅ローン

全期間引下型(2025年3月18日時点)

  • 変動金利: 0.530% (基準金利: 2.430%、引下幅: -1.900%)
  • 変動金利→固定金利: -1.400%

当初引下型(2025年3月18日時点)

  • 2年固定金利: 1.300% (基準金利: 3.200%、引下幅: -1.900%)
  • 3年固定金利: 1.450% (基準金利: 3.350%)
  • 5年固定金利: 1.530% (基準金利: 3.430%)
  • 10年固定金利: 1.560% (基準金利: 3.460%)
  • 15年固定金利: 2.080% (基準金利: 3.980%)
  • 20年固定金利: 2.260% (基準金利: 4.160%)
  • 30年固定金利: 2.370% (基準金利: 4.270%)
  • 35年固定金利: 2.430% (基準金利: 4.330%)

契約時に選択した固定期間終了後は、当初期間終了後の引下幅が適用されます。

PayPay銀行の住宅ローンは業界でも低金利であり、特に変動金利や10年間の固定金利がお得です。さらに、がん50%保障や先進医療特約が追加費用なしで提供されます。

また、PayPay銀行では返済関連の資金移動が自動で行われ、うっかり返済忘れや誤った金額送金のリスクを避けることができますので、安心して利用できます。

さらに、PayPay銀行は銀行初の「ペアローンで連生団信」を提供しており、以下の4つの保障がついてきます:

  • どちらかに万一のことがあっても住宅ローン残高が0円に
  • がんと診断確定で住宅ローン残高が0円に
  • 全疾病保障で月々の返済を保障
  • 入院継続で住宅ローン残高が0円に

※詳細については公式サイトをご確認ください。

ソニー銀行

参考プラン:変動セレクト住宅ローン

  • 参考金利
  • 変動金利:年0.647%
  • 環境配慮型住宅:年0.547%

公式HPソニー銀行 住宅ローン

2025年3月適用中

  • 新規購入金利タイプ
  • 変動セレクト住宅ローン:年0.647%
  • 固定セレクト住宅ローン(新規借入れ時):年1.007%
  • 固定金利期間(新規お借入れ)
  • 2年:年1.798%
  • 3年:年1.866%
  • 5年:年1.971%
  • 7年:年2.069%
  • 10年:年2.163%
  • 15年:年2.453%
  • 20年:年2.637%
  • 20年超:年2.926%

金利詳細

  • 借り入れ金利について
  • 金利は年利表示です。実際にお借り入れを行う際の適用金利は、お申し込み時の金利と異なる場合があります。
  • 物件価格を超えてお借り入れした場合、金利が年0.05%上乗せされます。
  • 団体信用生命保険が金利上乗せ型で付帯される場合、上記の金利に金利が加算されます。
  • 変動セレクト住宅ローン
  • 新規借入れ時は変動金利のみの選択肢となります。
  • 固定セレクト住宅ローン
  • 新規借入れ時は固定金利(10年、15年、20年)のみ選べます。

がん団信50

  • 無料保障
    ソニー銀行の住宅ローンには、がんと診断された場合、残高の半分を補償する「がん団信50」が無料で付帯されます。
  • 「がん団信100」
    金利を年0.1%上乗せすれば、がんの全額補償が受けられる「がん団信100」を利用可能です。

変更点(2023年11月1日施行)

  • 新規購入の場合、自己資金割合に関係なく金利引き下げ幅が一律に変更されました。
  • 借換の場合の金利引き下げ幅も拡大されました。

詳細

  • その他の詳細については、サービスサイトの約款や商品説明書をご確認ください。

みずほ銀行

参考プラン: ローン取扱手数料型(保証料を前払いしない方式)
参考金利: 年0.375%~(変動金利)
公式HP: みずほ銀行 住宅ローン

みずほ銀行の変動金利および35年全期間固定金利は、ネット銀行やメガバンクと比較しても特に低い金利水準を誇ります。さらに、子育て世帯向けのサポートサービスが特徴的です。

例えば、20歳未満の子供がいる場合、子育て中の収入や支出の変動に合わせて返済額を増減できる「ライフステージ応援プラン(返済額増額指定サービス)」を利用できます。このサービスにかかる手数料(1回あたり5,500円(税込))は無料となり、予想外の支出が発生しやすい子育て層には非常に嬉しい特典です。

auじぶん銀行

参考プラン:変動金利・全期間引下げプラン(新規)

  • 参考金利
    変動金利:年0.344%
    固定金利(10年):年1.560%

公式HPPayPay銀行住宅ローン

金利プラン詳細(2025年3月適用)

  • 全期間引下げ型
  • 変動金利(新規借入れ)
    • 物件価格80%以下: 年0.344%
    • 物件価格80%超: 年0.425%
  • 変動金利→固定金利
    • 物件価格80%以下: 年0.530%
    • 物件価格80%超: 年0.625%
      ※審査結果によっては保証付き金利プランになる場合があります。
  • 当初引下型(2025年3月適用)
  • 2年固定金利:年1.300%
  • 3年固定金利:年1.450%
  • 10年固定金利:年1.560%
  • 15年固定金利:年2.080%
  • 20年固定金利:年2.260%
  • 35年固定金利:年2.430%

特徴とメリット

  • がん50%保障団信(特約あり)
    がん診断確定時に住宅ローン残高が半額になる特典があり、がんに不安を感じる方におすすめ。
    (対象:50歳以下)
  • 無料のオンライン手続き
    忙しい方でも自宅から簡単に申し込みでき、オンラインでの手続きが可能です。
  • auユーザー向け特典
    auの携帯電話や電気サービスを利用している方には金利優遇があります。
  • その他特典
    保証料や印紙代が不要で、コストを抑えられる点が魅力です。

注意点

  • 金利の変更
    固定金利期間終了後は、契約内容によって金利が変動する場合があります。
  • 保証付き金利プラン
    審査結果によって、保証付き金利プランが適用されることがありますので、契約時に確認が必要です。

仮審査お申込み

  • 新規お借り入れ
    無料仮審査のお申し込みは、サイト上で簡単にできます。

三井住友銀行

参考プラン: 新規・変動金利型
参考金利: 年0.625%~(変動金利)(※)
公式HP: 三井住友銀行 住宅ローン

※環境配慮型住宅(ZEH)を対象とした特別金利プランも提供されています。

三井住友銀行の住宅ローンは、その信頼性と高い対応力で高く評価されています。特に46歳以下の方には、8つの病気をカバーする特別な住宅ローンが提供されており、さらに自然災害の保障も追加されているため、多くの利用者から支持を受けています。

また、三井住友銀行はメガバンクとして、トラブルや疑問が生じた際に近隣の支店で直接相談できる点も大きなメリットです。

りそな銀行

参考プラン: 融資手数料型全期間型変動金利
参考金利: 年0.390%(変動金利)(※キャンペーン金利)
公式HP: りそな銀行 住宅ローン

りそな銀行は、大手銀行の信頼性と低金利の住宅ローンで高い人気を誇ります。特に注目されるのは、充実した保険サービスです。

りそな銀行の団体信用生命保険は、死亡やがん、心筋梗塞、脳卒中などの3大疾病だけでなく、他にも病気やケガによる16種類の身体障害をカバーする保険が用意されており、特に50代の方々から支持を受けています。

また、りそな銀行では女性向けに「凛next」という住宅ローンも提供しており、乳がんや子宮頸がんなど、女性特有の病気を保障する特徴があります。

楽天銀行

参考プラン: 変動金利(固定特約付き)
参考金利: 年0.995%~(変動金利)
公式HP: 楽天銀行 住宅ローン

楽天銀行の住宅ローンは、初期費用を大きく抑えられる点が魅力的です。住宅ローンの開始時に必要な「融資事務手数料」は、楽天銀行では一律33万円(税込)となっており、他のネット銀行と比較しても格段に安価な場合が多いです。

さらに、楽天銀行では全疾病特約付き団体信用生命保険(団信)を無料で提供しています。これにより、万が一、被保険者に何かあった場合には、住宅ローンの残債が全額補填されます。加えて、特定の病気や仕事ができなくなった場合にもサポートがあり、不測の事態にも対応できるため、安心して利用できます。

ARUHI

参考プラン:ARUHIスーパーフラット

ARUHIについて
ARUHIは、銀行ではなく「フラット35」という住宅ローンを専門に取り扱う企業です。「フラット35」は、最長35年間金利が固定された住宅ローンで、民間金融機関と国の機関が連携して提供しています。
「フラット35」を提供する金融機関は多くありますが、その中でもARUHIはトップクラスの実績を誇ります。ARUHIの人気の理由は以下の2点です:

  • 他の金融機関よりも低い金利
  • 迅速なローン審査

ARUHIは、提供する金利が非常に低いため、他の金融機関に比べて多くの利用者に選ばれています。同じ住宅ローンなら、低金利の方がよりお得と感じる方が多いのは当然です。
また、ARUHIの審査は非常に速く、事前審査なら最短で当日中、本審査も最短3日で完了します。多くの支店を持っているため、相談や手続きがしやすいのも大きな利点です。さらに、ARUHIは銀行とは異なり土日も営業しているため、忙しい方でも利用しやすいというメリットがあります。

イオン銀行

参考プラン: 住宅ローン金利プラン(新規借入れ)
参考金利: 年0.78%~(変動金利)※物件価格の80%以内で借入れの場合
公式HP: イオン銀行 住宅ローン

大型ショッピングモールでおなじみの「イオン」が提供する住宅ローンは、特に低金利が魅力です。変動金利はネット銀行と同様の条件で提供されています。

さらに、イオン銀行の住宅ローンを利用することで、「イオンセレクトクラブ」に加入でき、会員特典として、イオンでの買い物が常に5%OFFになります。イオンで頻繁に買い物をする方にとって、大きなメリットとなるでしょう。

おすすめ地方銀行の住宅ローン5選

メガバンクやネット銀行だけでなく、地方銀行にも魅力的な住宅ローンがあります。今回は、特におすすめの地方銀行の住宅ローンを5つ厳選しましたので、ぜひご覧ください。

埼玉りそな銀行

参考プラン: 融資手数料型全期間型変動金利
参考金利: 年0.390%(変動金利)(※キャンペーン金利)
公式HP: 埼玉りそな銀行 住宅ローン

埼玉りそな銀行は、地方銀行の中でも非常に多くの人々に認知されています。特に、低金利を提供する銀行として、地方銀行の中でトップクラスの評価を受けており、多くの利用者がそのサービスを選んでいます。

また、埼玉りそな銀行は実店舗を持っているため、近隣の支店で気軽に相談できる利点があります。さらに、りそなグループの無料アプリを利用すれば、住宅ローンの残高を簡単にチェックできるため、便利に活用できます。

加えて、埼玉りそな銀行の「埼玉りそなクラブ」に加入すると、ローン返済やアプリへのログインでポイントを獲得できます。1ポイント=1円として利用でき、他社のポイントに交換することも可能なので、非常にお得です。

横浜銀行

参考プラン: 融資手数料型金利プラン(『さらにおトクな金利プラン』併用)
参考金利: 年0.300%(※さらにおトクな金利プラン併用時)(変動金利)
公式HP: 横浜銀行 住宅ローン

横浜銀行の住宅ローンは、ネット銀行並みの低金利が特徴で、さらに窓口で直接相談ができる点が魅力です。住宅ローンの手続きは通常複雑で、物件選びや建築、保険について多くの要素を考慮しなければなりません。しかし、横浜銀行では専門家と直接話しながら最適なプランを一緒に検討できるので、手続きをスムーズに進めることができます。

静岡銀行

参考プラン: 固定・変動ミックス型
参考金利: 年0.65%~(変動金利)
公式HP: 静岡銀行 住宅ローン

静岡銀行は静岡市に本店を構える地方銀行で、横浜銀行や千葉銀行と並んで「三大地方銀行」として広く認知されています。同銀行は静岡県だけでなく、東京都、神奈川県、愛知県にも「ローンセンター」を設置しており、住宅ローン専門の窓口があるため便利です。さらに、土日も営業している店舗があり、相談しやすい環境が整っています。

また、静岡銀行の「マネピタ」サービスを利用すれば、事前にどれくらいの住宅ローンを借りられるかを無料で確認できます。物件を選んだ後に年収などの条件で審査に通らない場合もあるため、事前にこのサービスを使って予算の範囲を把握することで、住宅探しや審査がスムーズに進むでしょう。

千葉銀行

参考プラン: 変動金利 最大割引後金利
参考金利: 年0.750%(変動金利)
公式HP: 千葉銀行 住宅ローン

千葉銀行の大きな魅力は、土日祝日を含む休日に無料で対面相談ができる点です。これにより、仕事で忙しい方にも非常に便利です。休日に相談を受け付けている店舗については、公式HPで確認できますが、一部の店舗では住宅ローンの相談を受け付けていない場合もあるため、事前にチェックしておくことをおすすめします。

武蔵野銀行

参考プラン: 融資手数料型
参考金利: 年0.620%〜(変動金利)
公式HP: 武蔵野銀行 住宅ローン

武蔵野銀行はさいたま市に本拠を置く地方銀行で、様々な住宅ローンプランを提供しています。特に女性向けの「むさしのロング・エスコートローン」が注目されており、家事代行、育児、介護、旅行、グルメなど多彩な特典が魅力です。

さらに、万が一に備えるための保険サービスも充実しています。例えば、「ガン保障付団信」や「8つの疾病保障付団信」など、さまざまな保険オプションが選べるため、利用者自身のニーズに合った住宅ローンを組むことができます。

住宅ローンの選び方まとめ

住宅ローンと言っても、金利や返済方法、さらには金融機関の選定など、検討すべきポイントは多岐にわたります。契約を結んだらそれで終わりではなく、返済が完了するまで金融機関との付き合いが続くことを考慮し、総合的に判断してどこで借りるかを決めましょう。

また、金融機関を選ぶ際には、Web上で借りたい金額や自分の情報を入力することで、複数の住宅ローンを比較できるサービス「モゲチェック」を活用するのが便利です。このサービスでは、金利や総返済額、各種手数料、団信の内容などを一度に確認でき、さらにプロのアドバイザーに相談することも可能です。どこで住宅ローンを借りるか迷っている方は、ぜひ利用してみてください。

住宅ローンに関するよくある質問

住宅ローンの銀行選びに関するよくある質問とその回答をまとめましたので、ぜひご確認ください。

ネット銀行の住宅ローンのデメリットは?

ネット銀行の住宅ローンは低金利が魅力ですが、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。ネット銀行には一般的に以下のようなデメリットがあるとされています。

・審査基準が厳しい場合がある
・手続きに時間がかかることがある
・ローン終了時の手続きが複雑
・場合によっては実質的に金利が高くなることがある

そのため、これらのデメリットをよく調べた上で、自分に合ったネット銀行を選ぶことが重要です。

他の借入金があっても住宅ローン審査は通る?

住宅ローンを申し込む際、すでに借金がある方でも審査に通過する可能性は十分にあります。例えば、車のローンや学費のローンがある場合でも、住宅ローンの審査を通った例は多く見られます。

ただし、過去に返済のトラブルがあり、信用情報に問題がある場合は、審査に通るのが難しくなることがあります。また、住宅ローンの審査では、単に借金があるかどうかだけでなく、どれくらいの借入残高があるか、借金の目的などの詳細な情報が確認されます。この情報を基に、返済能力が判断され、最終的な審査結果が決定されます。

住宅ローン残債がある状態で賃貸可能か?

住宅ローンは、金融機関が家を購入したい個人に対して貸し出すお金であるため、会社名義で住宅ローンを利用することはできません。借りたお金は、自分が住むため、または家族が住む家を所有するために使わなければなりません。さらに、住宅ローンを完済するまで、その家を賃貸として貸し出すことは基本的に認められていません。

ただし、転職などで引っ越さなければならない場合など、特別な事情があれば、金融機関に相談し、賃貸として貸し出す許可が得られる場合もあります。しかし、賃貸に出すことは例外的なケースであるため、その際は具体的な条件や方法について、銀行に直接確認することが重要です。

銀行の住宅ローン審査に通らない理由は?

住宅ローンを申し込むと、まず事前審査が行われます。この審査に通過しないと、次の本審査に進むことができません。事前審査で不合格となる主な原因は以下の通りです。

・新しい職場に就いたばかりで勤務年数が短い
・既に多額の借入がある
・ローン完済時に80歳を超えている
・過去にローンの返済遅延歴がある
・借りたい金額が非常に高額である

また、本審査で不合格になる主な原因は以下です。

・事前審査後に転職している
・健康面で問題が発覚した場合

住宅ローンを利用するためには審査に通る必要があるので、上記の要因を確認しておきましょう。