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あける
借金の返済に困難を感じ、「任意整理」を検討する方は少なくありません。任意整理は、裁判所を介さずに借金の負担を軽減できる手続きですが、中には「任意整理を選択しなければよかった」と後悔するケースも存在します。手続きの仕組みや影響を十分に理解せずに進めてしまうと、予想以上に借金が減らなかったり、意味がなかったと感じてしまったりする可能性があるでしょう。本記事では、任意整理後に後悔しやすい具体的なパターンとその回避策について、詳しく解説していきます。
任意整理とは?
目次
任意整理とは、裁判所を介さずに行う債務整理手続きの一つで、債権者と直接交渉し、借金の返済条件を見直す方法です。
一般的に、将来発生する利息のカットを目指し、残った元金を3年から5年程度で分割返済する内容で合意を目指します。
交渉する債権者を選べるため、保証人が付いている借金を除外したり、手元に残したい財産に関連する借金は対象から外したりすることも可能です。
任意整理には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
・将来利息が免除されることで、総返済額を減らせる可能性があります。
・完済までの見通しが立ちやすく、精神的な負担が軽減されます。
・自己破産のように財産が処分されることはありません。
・裁判所を介さないため、家族に知られずに手続きを進めやすいです。
・特定の債権者を選んで手続きを進められます。
・信用情報機関に事故情報が記録され、約5年間は新たな借り入れやクレジットカードの利用ができなくなります。
・借金の元金が減額されるわけではないため、大幅な減額効果は期待できません。
・債権者との交渉によっては、希望通りの返済期間や条件で合意できない可能性もあります。
このような特性から、任意整理は、安定した収入があり、将来利息のカットによって完済が見込める方や、家族に内緒で債務整理をしたい方、特定の借金のみを整理したい方に向いています。
ただし、専門家である弁護士や認定司法書士に相談し、自身の状況に最適な解決策を見つけることが重要です。
任意整理しなければよかったケース・後悔しないための注意点は?
任意整理は借金問題の解決策の一つですが、手続き後に後悔しないためには、事前にいくつかの重要な点を理解しておくことが不可欠です。
どのような状況で後悔しやすいのか、具体的なケースを事前に把握しておくことは、納得のいく解決策を見つける上で非常に重要です。
借金の元金が減らないことや信用情報への影響、費用倒れのリスクなど、具体的なデメリットを把握することが大切です。
また、自身の状況によっては任意整理以外の債務整理が適している場合もあるため、手続きごとの特徴を比較検討することも重要です。
後悔しないためにも、専門家と十分に相談し、ご自身の状況に最も適した選択をすることが求められます。
ここでは、任意整理しなければよかったと、後に後悔を感じやすい代表的なケースと後悔しないための注意点について解説していきます。
①借金の総額があまり変わらない(元本自体は減額されないため)
任意整理は将来の利息をカットできるメリットがある一方で、元金自体は減額されないため、借金の総額が大きく変わらないと感じる場合があります。
特に、借入額が少額であったり、もともと金利が低い条件で借り入れていたりする場合には、期待したほど支払いの負担が楽にならないことがあります。
例えば、専門家との交渉により返済期間が短縮され、月々の返済額が増えてしまうケースでは、利息カットの効果を感じにくく、後悔につながることも考えられます。
借金の元本が減るわけではない
任意整理は、将来発生する利息をカットし、残った借金を3年から5年で分割返済するように調整する手続きです。個人再生や自己破産とは異なり、借金の元本自体が減額されるわけではありません。そのため、借金の総額があまり減らないと感じたり、期待したほどの効果が得られなかったりするケースもあります。特に借金が高額な場合、利息カットだけでは返済負担が大きく軽減されない可能性があり、手続き後に後悔する原因となることがあります。
②借金の減額分より、弁護士費用の方が高い費用倒れになる
任意整理を弁護士や司法書士に依頼する場合、専門家への費用が発生します。これらの費用は事務所によって異なるため、事前に確認が必要です。
任意整理は、将来利息のカットが主な減額効果であり、元金自体が減るわけではないため、大幅な減額が見込めない場合もあります。そのようなケースで弁護士や司法書士に依頼すると、減額される借金の額よりも専門家へ支払う費用が高くなってしまう「費用倒れ」に陥る可能性があります。
特に、借入額が少額であったり、金利が低い借金を複数抱えていたりする場合に、このリスクが高まります。
費用倒れを避けるためには、依頼前に借金の減額効果と専門家費用のバランスを十分に検討し、費用対効果があるかを確認しておくと安心です。
相談時に専門家へ、費用をかけて任意整理をするメリットがあるか、どの程度借金を減らせるかなどを詳しく確認しておきましょう。多くの事務所では、無料相談や費用に関する説明を丁寧に行ってくれますので、積極的に活用し、納得した上で依頼することが重要です。
③一部の借金しか任意整理できない
任意整理では、交渉する債権者を自由に選べますが、債権者側は必ずしも交渉に応じる義務がないため、すべての借金を対象にできない場合があります。複数の借入先がある場合でも、一部の債権者との交渉が不成立に終わり、結果として一部の借金しか整理できないケースも考えられます。特に多額の債務を抱えている場合、一部の借金しか任意整理できないと、期待したほどの効果が得られず、後悔につながる可能性があります。このような状況を避けるためには、債務整理の経験が豊富な弁護士や認定司法書士に相談し、事前に交渉の見込みや最適な債務整理方法についてアドバイスを受けることが重要です。
④信用情報機関に事故情報が載る(ブラックリスト入り)ため、クレジットカード・ローンが利用できなくなる
任意整理を行うと、信用情報機関に事故情報が登録されるため、「ブラックリスト入り」と呼ばれる状態になります。
この情報は、金融機関や貸金業者が融資や借り入れの審査を行う際に参照されるため、クレジットカードの新規申し込みや各種ローンの審査に通りにくくなる原因となります。
例えば、住宅ローンや自動車ローンなどの各種ローン審査に通らない可能性が高まります。
一般的に、事故情報は借金を完済してから約5年間残るとされています。例えば、36回払い(3年)で合意した場合、完済までに3年、そこからさらに5年間は事故情報が残るため、交渉成立から約8年間はクレジットカードやローンを利用することが困難になる可能性があります。この点を理解せずに手続きを進めると、後悔につながることがあります。
⑤ スマートフォンを分割で購入できなくなった
任意整理によって信用情報機関に事故情報が登録されると、スマートフォン端末の購入においても影響が出ます。端末代金を分割払いで購入する際は、ローン契約と同様に信用情報が確認されるため、事故情報が記録されていると審査に通ることができません。そのため、任意整理後にスマートフォンを買い替える必要がある場合は、一括購入をするか、中古端末を購入してSIMカードを差し替えるなどの対応が必要となります。このように、任意整理はスマートフォンの買い替え方法にも制約を与える可能性があるため、事前に考慮しておくことが大切です。
⑥任意整理をしても完済できなかった
任意整理は将来の利息がカットされるため、月々の返済負担は軽減されますが、借金の元本自体が減額されるわけではありません。そのため、多額の借金を抱えている場合や複数の金融機関から借り入れている多重債務の場合には、利息カットだけでは完済が困難となる可能性もあります。このような状況で任意整理を選択すると、結果的に借金問題が解決せず、後悔につながるケースがあるでしょう。
完済が難しいと判断される場合には、個人再生や自己破産といった、より根本的な解決を目指せる他の債務整理手続きを検討することも重要です。
他の債務整理も視野に入れる
任意整理は債務整理の一つですが、他にも「個人再生」や「自己破産」といった手続きがあります。
これらの手続きは、裁判所を介して借金の元本そのものを減額したり、免除してもらったりする方法で、任意整理よりも借金減額の効果が高いです。
特に自己破産は、ネガティブなイメージを持たれることもありますが、返済が困難な状況になった多重債務者が、人生をやり直すためのチャンスを与えられる制度といえるでしょう。
先入観だけで選択肢を狭めるのではなく、専門家のアドバイスを受けた上で、ご自身の状況に最適な手続きを選ぶことが大切です。どのような手続きが自身の状況に最適か、専門家である弁護士や認定司法書士に相談し、適切なアドバイスを受けることが、後悔を避けるための第一歩となります。
⑦保証人に迷惑がかかってしまった
任意整理によって借り入れの返済ができなくなったと判断されると、保証人に一括請求がされる可能性があります。これは、お金を借りた本人が返済できない状態になったと見なされるためです。保証人は返済義務を負うことになり、大きな経済的負担を強いられることもあります。万一、保証人も返済が困難な状況になれば、保証人自身も債務整理を検討せざるを得ない事態に追い込まれることになりかねません。このような状況は、保証人の負担が増えるだけでなく、今後の人間関係にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。任意整理では、交渉対象となる債権者を自分で選べるため、保証人が付いている借金は整理の対象から外すことで、保証人に迷惑をかけるリスクを回避することができます。
⑧債務整理に詳しくない法律事務所に依頼してしまった
弁護士や認定司法書士であっても、全ての専門家が債務整理に精通しているわけではありません。依頼者の状況や事情を十分に確認せず、最適な手続きを検討しないまま安易に任意整理を提案するケースも存在します。その結果、手続きの選択を誤り、期待した効果が得られず後悔につながる可能性も考えられます。任意整理の成功率を高めるためには、債務整理の実績が豊富で、依頼者の状況や希望を丁寧に聞き取ってくれる専門家を選ぶことが重要です。無料相談などを活用し、自身の借金問題に真摯に向き合ってくれる専門家を見極めることが大切です。
⑨裁判に発展する場合もある
任意整理の交渉が長引いたり、債権者との合意に至らなかったりした場合、手続きの途中であっても債権者から裁判を起こされる可能性があります。弁護士や司法書士に依頼して任意整理中の場合、債権者からの直接的な取り立ては一時的に停止されますが、裁判を起こすことを禁止する法律はないため、支払いを求める裁判を防ぐことはできません。裁判に発展すると、和解交渉がさらに難しくなるだけでなく、最終的に債務者の給与や財産が差し押さえられる可能性も生じます。このような状況を避けるためには、早期に専門家へ相談し、適切な対応を検討することが重要です。
任意整理をしないほうがいい人の共通点
任意整理には利息負担を軽減できるメリットがある一方で、借金や生活状況によっては、任意整理を選択しない方が良いケースも存在します。例えば、借金が少額で、将来的な利息のカットによる効果が薄い場合や、近いうちに住宅や車のローンを組む予定がある場合などです。そのため、ご自身の状況を正確に把握し、任意整理が最適な解決策であるかを慎重に判断することが重要となります。任意整理以外の選択肢も考慮に入れながら、最適な方法を選ぶことで、後悔のない解決を目指すことができるでしょう。
借金が少額・返済の見込みがある
借金が少額で、現在滞納もしておらず、ご自身の収支を見直すことで完済の目途が立つような場合には、任意整理を選択する必要性は低いといえます。任意整理は信用情報に事故情報が記録されるというデメリットがあり、専門家に依頼する場合は報酬も発生します。ご自身で返済が可能であれば、これらの影響や費用を考慮すると、無理に任意整理を行うメリットは少ないでしょう。
金利が低い債権者から借り入れをしている
金利が低い借り入れは、任意整理による利息カットの恩恵をあまり受けられないため、減額効果がほとんど期待できません。たとえば、奨学金のように金利が1%未満であることが一般的な借入れでは、たとえ借入額が大きくても、年間で発生する利息は少なく、任意整理によるメリットが薄いといえるでしょう。そのため、このようなケースでは、任意整理を選択しても支払いの負担が大きく軽減されず、後悔につながる可能性があります。
家・車をローン購入するかもしれない
将来的に車や家をローンで購入する予定がある方は、任意整理を慎重に検討する必要があります。任意整理を行うと信用情報機関に事故情報が登録され、ローンの審査に通りにくくなるためです。完済から約5年間は事故情報が残るため、その期間は住宅ローンや自動車ローンの利用が困難になります。もし、現状の返済が可能であり、近い将来にローンを組む予定があるのであれば、安易に任意整理を選択せず、まずは専門家に相談し、ご自身の状況と将来の計画を総合的に判断することが大切です。
任意整理以外の債務整理が向いている人の特徴
任意整理は、将来利息のカットが中心となるため、借金総額が大きい場合や、すでに低金利で借り入れている場合には、減額効果が期待できないことがあります。そのような状況で任意整理を選択すると、期待したほどの効果が得られず、後悔につながる可能性があります。ここでは、任意整理以外の債務整理が適している具体的なケースについてご紹介します。
借金の総額が大きい・利息カットだけでは完済ができなそう
借金総額が大きく、将来利息のカットだけでは完済が困難な場合には、個人再生や自己破産といった他の債務整理を検討することが有効です。個人再生では、元本を含めた借金を最大10分の1まで減額できる可能性があります。また、自己破産を利用すると、税金などを除く借金の返済義務が原則として免除されます。多重債務で苦しんでいる場合は、根本的な解決につながるこれらの手続きの方が現実的な選択となることが多いです。自身の状況に最適な方法を見つけるためにも、専門家へ相談することをおすすめします。
特に残したい資産はない
多額の借金に苦しみ、所有する高価な財産がない場合には、自己破産も有効な選択肢です。自己破産は、一部の債務を除き、原則としてすべての借金を免除してもらえる手続きであり、根本的な生活再建につながります。財産が処分されるというデメリットがありますが、そもそも処分されるような資産を所有していない方にとっては、大きな問題にはなりません。他の債務整理と比較して、最も借金問題を解決できる効果が期待できる手続きであり、人生をやり直す機会を与えてくれるものです。自己破産に対する誤った認識や先入観にとらわれず、弁護士や認定司法書士に相談し、ご自身の状況に最も適した選択肢として検討することをおすすめします。
任意整理を司法書士・弁護士に相談するメリット
任意整理を検討する際は、弁護士や認定司法書士に相談することが、成功への近道となります。専門家は各債権者の対応傾向や交渉方法を熟知しており、債務者本人では応じてもらえない交渉にも対応できるため、有利な条件で合意できる可能性が高まります。また、任意整理で解決が難しいケースでは、個人再生や自己破産など、他の債務整理手続きも提案してくれるため、後悔のない選択ができるでしょう。専門家へ相談することで、迅速かつ適切な対応が可能となり、債務整理をスムーズに進められます。
任意整理に関するよくある質問
ここでは、任意整理をご検討中の方から寄せられることの多い質問と、その回答をまとめました。任意整理は複雑な手続きであり、疑問や不安を抱えるのは当然のことです。特に、「任意整理すると後悔する業者はあるのか」や「弁護士と司法書士のどちらに依頼すべきか」といった疑問は多く聞かれます。手続き後の影響についてもしっかりと理解しておくことで、安心して手続きを進められるでしょう。これらの質問への回答を通じて、任意整理への理解を深めていただき、後悔のない選択をしていただくための一助となれば幸いです。
任意整理した場合、後悔する債権者は?
任意整理において、特定の業者と交渉したことで後悔するというケースは基本的にありません。これは、債務整理の専門家である弁護士や認定司法書士が、債権者の対応傾向や交渉のポイントを熟知しているためです。そのため、依頼者の状況に合わせた最適な交渉を行い、不利な条件で和解が進められる事態を避けることができます。もし、特定の業者からの借り入れが多く、交渉が難航する可能性があると感じている場合は、経験豊富な専門家へ相談することで、トラブルを未然に防ぎ、安心して手続きを進めることができるでしょう。
弁護士・司法書士、どっちに相談するのがいい?
任意整理を依頼する際、弁護士と司法書士のどちらを選ぶべきか悩む方もいるでしょう。実績が豊富な弁護士と認定司法書士であれば、どちらに依頼しても問題ありません。特に任意整理では、貸金業者の特徴や交渉対応の理解が重要視されます。ただし、認定司法書士が対応できるのは1社あたり140万円以下の借金に限られますので、これを超える場合は弁護士への依頼が必要です。ご自身の借金総額や状況に合わせて、最適な専門家を選びましょう。
任意整理をしても変わらない点はある?
任意整理を行っても、すべての生活に影響が出るわけではありません。クレジットカードの新規発行は難しくなりますが、デビットカードやデポジット型のQR決済は引き続き利用可能です。また、現在ご使用中のスマートフォンは、今まで通り継続して利用できます。任意整理は戸籍に記載されることもなく、銀行口座の開設や保険への加入、選挙権の行使などにも影響はありません。さらに、任意整理の手続きにおいて、現在所有している財産が没収されることもありませんのでご安心ください。
まとめ
任意整理は、借金問題解決の有効な手段の一つですが、「任意整理しなければよかった」と後悔するケースも存在します。後悔しないためには、ご自身の借金状況や生活状況を冷静に見つめ直し、他の債務整理の選択肢も含めて検討することが重要です。債務整理の経験が豊富な弁護士や認定司法書士に相談すれば、自分に合った適切な方法を提案してもらえるでしょう。借金問題は必ず解決できますので、まずは専門家に相談したうえで判断することが大切になります。
任意整理しない方がよかった体験談
任意整理しない方がよかった…
今回は、任意整理しなければよかった栗山さんの体験談です。
体験談

栗山さん(仮称)
借入(減額)体験満足度: (3)
【年齢】30代
【性別】女性
【職業】会社員
【借入件数】2件
【毎月の返済額】5万円
【借金総額】180万円
【解決方法】任意整理
【減額できた借金額】-万円
任意整理をした理由

あける
どうして任意整理をすることになったのでしょうか?
元々お金の管理が下手な方でして、出費が多く毎月のクレジットカードの引き落としに怯えるような生活をしていました。
そんな感じだったので、30代の頃にどうしても生活費が足りなくなってしまい借金をしました。
自分のプライドもあったし、お金に困っているだなんて恥ずかしくて…自分の家族や友達にも言えなかったんです。仕方なく、最初はプロミスだったかな…名前の聞いたことあるような大手消費者金融でお金を借りました。
栗山さん
あける
なるほど…。その借金返済が困難になり、最終的には任意整理をすることになったのでしょうか?
いえ、最初はやっぱり数万借りただけでしたし、翌月の給料が振り込まれるまで節約を心掛けたおかげで、すぐに完済しましたよ。
でもそれが返っていけなかったのかもしれません。
恐る恐る借金をしたのに翌月には完済できてしまったという成功体験から、借金を繰り返すようになってしまったんです。
栗山さん
あける
というと、複数社から借入をする多重債務者になってしまったのでしょうか?
その通りです。「名の知れた大手消費者金融なら、闇金じゃないから痛い目にもあわないだろうし、前みたいに返せるっしょ」って、タカを括ってしまったんですよね。
一社数万の借入だったところが、複数社からの借入となるとまた桁が増え、利息がかさんで数十万と借金は簡単に増えていきました。
それでたどり着いたのが任意整理でした。
栗山さん
あける
任意整理については、どのようにお知りになったのでしょうか?インターネットなどでお調べになったのか、ネット広告などで見かけたのか?などについて教えていただけますか?
あ、はい。消費者金融のカードローンでお金を借りる際に、どこで借りるのが良さそうかっていう口コミとかネット記事をスマホでよく調べてたんです。
そうしたらyoutubeやネットで漫画とか読んでても、「借金減額診断」「国が認めた借金減額制度」みたいな広告が頻繁に表示されるようになりました。
ああいう広告ってなんかどこか嘘くさいイメージがあるのであまり信じてはいなかったのですが、弁護士事務所が運営するものと分かったので平気かなと思い利用し、詳しく調べもせずに、話を聴いてそのまま任意整理を依頼する流れとなれました。
その後、まさか「任意整理しなければよかった」なんて思うとは予想もしていませんでした。
栗山さん
任意整理をしたその後
債務整理の手続きを開始するにあたり、事務所から着手金として数十万円を請求されました。着手金をどうにか捻出して支払った後、最初のうちは事務所から進捗報告があったものの、数週間が経過すると連絡が途絶え始めました。何度か試みた電話もメールも返答がなく、着手金を支払ったにもかかわらず、法律事務所は何の手続きも進めてくれなかったんです。結局、耐えきれずに事務所まで行って話をしてようやく手続きを進めてもらいました。
栗山さん
あける
うーん、それは大変でしたね。その法律事務所以外のところで、再度任意整理を依頼しようとは思わなかったのでしょうか?
思いましたよ。こっちは藁をもすがる思い出任意整理を依頼してるのにどういうつもりなんだろうって、不信感も�りましたし。でも、すでに着手金は払ってしまっているし、この事務所とは別のところに依頼するって考えてもお金がないのは明らかだったし。事務所や担当弁護士が悪いというのはわかった上で、この時点で、任意整理しない方がよかったんじゃないか、任意整理の着手金で何ができたかな…とかは思ってましたね。
栗山さん
あける
任意整理ができる法律事務所は数多くあります。しかし、中には不誠実な事務所もあることに注意しないといけません。例としては、着手金を受け取るまではスムーズな手続きで対応するものの、その後の業務は全く進めず放っておいたり、仕事の進め方が異常に遅かったりなどが挙げられます。
こういった悪質な事務所が存在する限り、「任意整理しない方がよかった…」と後悔する相談者が一定数発生してしまうのは頷くことができますね。
インターネット上の広告やサービスを利用する際には、その信頼性や運営背景をしっかりと確認すること、そして事前にその事務所の評判をチェックすることが大切です。
任意整理しない方がよかった理由とは?

あける
任意整理をしない方がよかったと感じる点はありますか?
任意整理しなければよかった点はいくつかありますね。さっき話したように「着手金だけ受け取ったら仕事しない事務所」もあることを身をもって知ったので、そういう事務所(担当弁護士)にあたっちゃった点での後悔だったり。あとは、任意整理するとクレジットカードが使えなくなったり、分割払いもできないし、普通に不便ですよね。
うーん、、あと、弁護士費用は決して安くないし、そもそもお金がないから月々の返済額をちゃんと返すのが私にとっては簡単なことじゃないっていうのが正直なところです。毎月返済する相手が、消費者金融から弁護士事務所になったって感覚ですかね。まあ毎月の返済金額は任意整理する前と後じゃあ、楽になった方なんですけど、返済は続くという点は逃れられないプレッシャーかな…。
栗山さん
あける
なるほど、、その逆で任意整理してよかったという点についても教えてください。
そうですね、、まあ借金返済の日々に終わりが見えたっていうのはやっぱデカいです。任意整理する前は、とにかく今月返済できないとやばい、お金がない、どこからも借りられない…しか頭になかったんで。今は、先を見通した返済計画のもとで返済しているので、精神的にはかなり救われているんじゃないかと思います。
栗山さん
任意整理の手続き費用が高い場合には、法テラスの「民事法律扶助制度」を利用できるか検討してみると良いでしょう。
民事法律扶助制度の利用には一定の要件をクリアする必要がありますが、この制度を利用すると弁護士(司法書士)費用を法テラス側に建て替えてもらうことがきます。この制度の利用者は、弁護士(司法書士)費用を法テラス側に建て替えてもらう代わりに、法テラスへ原則毎月最低5000円~の支払いをしていくことができます。
任意整理で借金を減額することは可能ですが、借金が完全に免除されることはありません。弁護士事務所への支払いは続いていくため、任意整理前と同様に返済への意識をキープしていく必要がありますね。
「任意整理しない方がよかった…」と後悔する相談者が一定数発生してしまうのは頷くことができますね。
インターネット上の広告やサービスを利用する際には、その信頼性や運営背景をしっかりと確認すること、そして事前にその事務所の評判をチェックすることが大切です。
栗山さん
消費者金融は最大で18%とかなりの高金利の借金です。
今回のケースでは任意整理で対応して利息をカットできていますが、高金利と気づかずに繰り返し利用してしまう人も少なくありません。
もし、アコムやプロミスなどの消費者金融を利用してもう返済できない額になってしまっているなどがある場合は、借金減額シミュレーターを使いましょう。
借金の減額シミュレーションをしてみると、いくら減額できるかわかりますので、それだけでも安心できます。
任意整理しない方がよかったクチコミ
あけるさいむでは、任意整理しない方がよかったという方々の口コミ・体験談をX(旧twitter)で調査しました。
任意整理をして月々の返済額が高くなることに後悔する方や、弁護士事務所選びを間違えたことで任意整理しない方がよかったと後悔する方々が多いことが分かりました。
「任意整理しなきゃ良かった…」と後悔しないための対策としては、複数の弁護士事務所への問い合わせで比較検討したり、自力返済や別手段で返済できる可能性はないのかを再度検討するなどが考えられます。
高梨さん(仮名)
任意整理の手数料が高すぎて
いつまでも減らない、和解もまだ。
頼んだ事務所を完全に間違えた。
もっと自分で調べるべきだった。。
そんな日とはもうおさらば。
今月一括返済します。
任意整理たのんだ事務所とはもう
終わり。返済は別であるけど‥
任意整理なんてしなきゃよかった。
引用:X (旧 Twitter)より
古谷さん(仮名)
お金がなさすぎて、任意整理しているから借りられないし、
任意整理しなければ良かったと今思う。
エポスカードから督促されていたから、任意整理の依頼してしまったが、今は後悔。どこからも借りられない。友人も知人も貸してくれない。
引用:X (旧 Twitter)より
森川さん(仮名)
任意整理時の後悔。
任意整理当時債務があった6社すべて一旦リセットしたくて全社任意整理整理した。
今思えば残債が少ないところは無理にでも自力返済すればよかったな。そこもブラックになったし、弁護士にも一社分の手料払ったし。
そんな判断も付かないほど当時は追い込まれてたな。
引用:X (旧 Twitter)より
斉藤さん(仮名)
小田さん(仮名)
この借金垢作る前に任意整理依頼してたわけだけど、依頼するところをしっかり選ぶべきだったな…と後悔。
引用:X (旧 Twitter)より
私は任意整理を最初に選んだことを後悔している。弁護士費用60万、返済総額100万、1年半以上の時間を無駄にした。最初から自己破産を選んでいたらもっと早く生活を立て直せていただろう。
引用:X (旧 Twitter)より
上条さん(仮名)
体験談が解決への道しるべとなります

今、このページをご覧になっているということは、「借金問題からなんとか解放されたい」と情報をお探しのことでしょう。
どうぞご安心ください。
このサイトには、過去に借金で苦しんでいた人々がどのように解決したのか、その体験談を豊富に掲載しています。
借金総額の体験談は、あなたと似たような状況から抜け出すことができた「リアルな解決法」が盛りだくさんです。
ぜひ一刻も早く、この不安な気持ちから解放され、あなたが望むいわゆる普通の生活を手に入れてください。
2020年5月~2023年9月の「あけるさいむ」ユーザーアンケートに基づくものです
上記、借金総額に応じたページへ遷移して、分析データを見たり体験談を読んだりすることで、今の不安を和らげることができるでしょう。