夢いっぱいの大学生活のはずが、父親の借金が発覚！お金をあげる以外で協力する方法を見つけた私の体験談【10代/250万円】

借金したのは私ではありません。お恥ずかしながら、自分の父親です。

1年半くらい前、大学入学して、一人暮らしを初めてちょっと経った頃です。

ゴールデンウィークに、まとまった休みがあったので、都内で就職し自立した生活を送る兄と、実家に帰省しました。

家族が全員そろった夕食の時間、突然家族会議が始まり、母から「父の借金が発覚した」と一言。

その後に続けて、「情けないことをしたと思っている。本当にすまない。もうしない。」父はそんなことを言っていました。

話を聞いたときは頭が真っ白になりました。

何が起こってるのかわからないし、こんな思い話題は周りに相談もできないし、借金って何？どうなっちゃうの？といっぺんに不安が押し寄せました。

借金理由は、ギャンブル（恐らく競馬やパチンコなど…？）だそうです。

父は元々口数が少なく、家ではあまり喋らない人だったし、職場でも真面目な勤務態度ゆえに、昇進もしてそこそこ良い地位にいる人でした。

そんな父のイメージとはギャップがある「借金」は私にとってはとてもショックで、とにかく不安で、自室に戻った後は1人で静かに泣きました。

新しいキャッシュカードを作ったり、父は自分の兄弟にお金を貸してもらえないか頼んだりしていたようです。

自転車操業で、今までため込んできた額が250万ちょっと。

母は父の帰りが遅かったり、お金絡みっぽい書類が父の部屋にあったり、借金している？というか怪しいフラグが立っていることに気付き、話し合った結果、父は借金していることを白状したようでした。

私は兄と協力して、なんとか両親を助けたいと思いましたが、兄も私も、まだ誰かを支えられるような経済力を持ち合わせてはいませんでした。

自分の生活だけで手一杯。お金では助けられないことに気がついた私たちがたどり着いたのが、「減額シミュレーター」でした。

今思えば、これ怪しくない？とかって思うのが普通かもしれません

でも、とりあえず無料だしって兄も私も、藁をもすがる思いだったのを覚えています。

減額シミュレーターを使って、父の借金総額や何社から借りているのかなど、簡単な質問に答えていき、

数時間後には弁護士さんから「減額手続きをしたら、これくらい減らせるよ」という減額金額がメールで届きました。

メールには、無料相談もやっていると書かれてたので、そのまま連絡して父を連れていくことにしました。

何もしないよりは、弁護士とか専門家の意見を聞くのがいいかなと。

借金って聞くと、どうしても「ジコハサン」というイメージが強かったのですが、その他にも任意整理や個人再生っていう、大切なものを残して借金を減額する方法があることを弁護士さんが教えてくれました。

父の場合は任意整理で利息をカットしつつ、毎月の返済の負担を軽くしていこうっていう方向になったみたいです。

大学入学したてで、「卒業後、奨学金で生活苦にならないように勉強頑張らないとな〜」とか思ってたら

まさか、自分の借金ではなくて、家族の借金で、借金問題に直面することになるとは思ってもなかった。

人生って何が起こるか分からないですね笑

お金で協力してあげることはできなかったけど、減額シミュレーターを使って相談したり、借金解決のためのサポートはできたから良かったかな。

父の返済もなんとか順調に進んでいるみたいですが、またギャンブルにハマってしまって借金を繰り返してしまわないかなど、まだ不安は残ります。

父を情けなく思うときもあったけど、親だからって完璧なわけじゃなくて、親も「人間」なんだなってこの父の借金事件を通して思いました。

家族としてこれからも支え合っていきたいと思います。