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タロットカードは、78枚の一枚一枚に豊かな象徴とストーリーを宿した「言葉を持つ絵」であり、私たちの無意識・思考・感情を映し出す鏡のような存在です。「大アルカナ」「小アルカナ」といった分類は、それぞれ異なるテーマで人生の局面を表し、リーディングの幅を広げてくれます。
本記事では、タロット初心者の方でもまず押さえておきたい「大アルカナ22枚」の意味と読み解き方を丁寧に解説しつつ、さらに全78枚(大アルカナ+小アルカナ)のポイントもまとめてご紹介します。
「カードが何を伝えようとしているのか」がわかると、自分自身の内面や現状を、タロットを通じて読み解くヒントが見えてきます。
この導入を読むあなたが、このページを「手元のガイドブック」として、好きなカードをパッと参照できるようになることを目指して、丁寧にまとめていきます。
まずは「大アルカナ」の世界からスタートし、次第に小アルカナを補足するスタイルで読み進めてみてください。

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目次
- タロットカードを構成する “種類” を知ろう
- 大アルカナとは? 基本構造と役割
- 大アルカナの本質と意味
- 大アルカナ22枚の構成と意味的枠組み
- 78枚全体を俯瞰する意味構図
- 大アルカナ 0〜9:意味と読み解きガイド
- 10〜19番の大アルカナ:意味と解釈
- 20〜21番の大アルカナ:意味と解釈
- 小アルカナ 56枚の意味:総覧
- ワンド
- ペンタクル
- ソード
- カップ
- ワンドの2:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ワンドの3:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ワンドの9:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ワンドの4:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ワンドの5:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ワンドの6:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ワンドの7:恋愛における意味 and 読み方(正位置/逆位置)
- ワンドの8:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ワンドの10:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ワンドのキング:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ワンドのクイーン:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ワンドのナイト:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ワンドのペイジ:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ソードのエース:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ソードの2:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ソードの3:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ペンタクルのエース:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ペンタクルの2:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ペンタクルの3:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
- ペンタクルの8:恋愛における意味 and 読み方(正位置/逆位置)
- その悩み、タロットに頼ってみませんか?
- 総まとめ:タロットを味方にする心得と使い方
タロットカードを構成する “種類” を知ろう

タロットを学び始めると、まず目に入るのが「大アルカナ」「小アルカナ」といった分類。実はこれだけではなく、さらにカードの“版(デザインの系統)”や“スート(小アルカナの種類)”など、多層的な分類が存在し、それぞれ解釈や扱い方に影響を及ぼします。
タロットカードは、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚、合わせて78枚で構成されるのが一般的です。
大アルカナ:人生の節目・魂のテーマなど、根本的で普遍的なメッセージを示すカード群
小アルカナ:日常・感情・行動の領域を細かく読む補助的な要素
また、タロットには「マルセイユ版」「ウェイト版(ライダー=ウェイト版)」「トート版」などのデザイン系統(伝統または作風)もあり、それぞれ描写スタイルや象徴性、解釈のニュアンスが異なります。
この章では、まず大アルカナ/小アルカナという基本構成をおさえ、その後で代表的な版(デザインタイプ)やスート分類(ワンド・カップ・ソード・ペンタクルなど)にも触れながら、タロットカードの「種類」の全体像をお伝えします。
この知識を持つことで、自分に合ったデッキの選び方や、カード同士の対比・読み取りの幅がぐっと広がるはずです。
それでは、まず「大アルカナ/小アルカナ」という基本構造から見ていきましょう。
大アルカナとは? 基本構造と役割

タロットカードは全部で78枚あり、そのうち22枚が 大アルカナ(Major Arcana) と呼ばれます。大アルカナは物語性が強く、人生の根本テーマや魂の成長を象徴するカードたちです。
大アルカナは 0番「愚者(The Fool)」から 21番「世界(The World)」まで番号が振られており、カードが持つ番号の順序自体にも意味が込められていて、ひとつの旅(魂の旅路)が描かれているとも言われます。
この旅を追うように読み解くことで、カード同士の関係性や変化の流れも理解しやすくなります。
大アルカナの本質と意味

大アルカナのカードは、人生の転換期、価値観の変化、精神的な成長、試練や救済といった 大きなテーマ を示す役割を持ち、日常の些細なできごとよりも“人生の節目”を読む手がかりとして扱われることが多いです。
また、大アルカナ22枚は「愚者(The Fool)」を起点に、0番から21番まで番号が振られているケースが一般的で、番号の順序自体が「魂の旅」や「成長のステップ」を表すとも解釈されます。
この章では、まず大アルカナカードの基本的な性質や役割を押さえたうえで、「愚者の旅」という読み方の枠組みも含めながら、大アルカナを使ってどのようにリーディングに活かせるかを解説していきます
大アルカナ22枚の構成と意味的枠組み

タロットカードのデッキは、一般的に 大アルカナ22枚 と 小アルカナ56枚 の合計78枚で構成されます。
以下は、大アルカナカードの「構成」つまりどのようなカードが含まれるか、その順番や特徴、版(デザイン様式)ごとの違いなどを押さえた内容です。
大アルカナ 0〜21:カード番号の意味
一般的な大アルカナは、0番から21番までの番号をもち、それぞれに名前(タイトル)がついています。
- 0:愚者
- 1:魔術師
- 2:女教皇
- 3:女帝
- 4:皇帝
- 5:教皇(法王)
- 6:恋人
- 7:戦車
- 8:力
- 9:隠者
- 10:運命の輪
- 11:正義
- 12:吊るされた男
- 13:死神
- 14:節制
- 15:悪魔
- 16:塔
- 17:星
- 18:月
- 19:太陽
- 20:審判
- 21:世界
この番号順は「愚者の旅」などの物語性を意識して読まれることもあります。
ただし、版(流派)によっては番号の入れ替えがあるものもあります。たとえば、マルセイユ版とライダー・ウェイト版では「力(Strength)」と「正義(Justice)」の順序が逆になっていることが知られています。
タロット版の種類とその系譜
大アルカナは、単に22枚固定というわけではなく、「版」によって構成上の微妙な違い、名称違い、象徴モチーフの差異などが存在します。
マルセイユ版:伝統的な様式。図像が比較的簡素で象徴が余白を活かして描かれることが多い。
ライダー・ウェイト版(Rider-Waite/ウェイト版):最も広く使われる現代版。小アルカナにも挿絵が加えられている点などが特徴。
その他の版(トート版、オリジナル版など):カード名が変わる、または象徴が差し替えられることもあり、たとえば「世界」が「宇宙」と呼ばれるケースもあります。
また、ウェイト版の構成見直しにおいて、マルセイユ版でのカード順や名称の採用から変化を加えた部分もあります(例:力と正義の入れ替え)
大アルカナを読むための機能的視点
大アルカナが「構成」として持っている要素・役割も押さえておくと、解釈の際に意識が整理しやすくなります。
物語性/流れ:大アルカナの番号順は、愚者から始まり成熟・完成に至る「旅(成長・変化)の物語」として読まれることがある。
象徴モチーフの連関:数字、色、図像、ポーズ、天体などが連動しあって、カード同士をつなぐモチーフが見られる。
正位置/逆位置:同じカードでも向き(正逆)によって意味が変動することが前提。
強調性:リーディング内で大アルカナが多く出る場合、テーマが“根本的・普遍的”なものを指すとみなされやすい。
さまざまなタロット大アルカナのバリエーション
タロットカードの22枚の大アルカナは、デッキの種類によって絵柄や解釈、構成が多様です。
代表的な種類にはマルセイユ版、ウェイト版(ライダー版)、トートタロットがあります。マルセイユ版は小アルカナの絵柄が簡素で、数字やスートから意味を読み解く伝統的なタイプです。
ウェイト版は、大アルカナだけでなく小アルカナにも具体的な絵柄が描かれており、直感的に解釈しやすいのが特徴で、世界中で広く使われています。
一方、トートタロットはアレイスター・クロウリーが制作し、大アルカナの「世界」が「宇宙」と表現されるなど、独自の象徴性を持つ芸術的なデッキです。
これらの種類によって、同じ「世界」のカードでも表す意味や絵柄に違いがあり、それぞれのアルカナが持つメッセージを深く読み解くことができます。
初心者にこそおすすめ:大アルカナから始めよう
タロット占いを行う際、78枚すべてのタロットカードを一度に覚えるのは大変だと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そのため、初心者はまず大アルカナと呼ばれる22枚のカードで占うことから始めるのがおすすめです。
大アルカナは、人生における大きな転換期や魂の成長といった、普遍的なメッセージを伝えるアルカナであり、それぞれのカードの意味が比較的明確で解釈しやすいという特徴があります。
大アルカナだけでも十分に深い占いができるため、まずはこの22枚のカードの意味と解釈をしっかりとマスターすることが、タロット占いの技術向上につながります。 焦らずに、一枚一枚のカードの意味を感じ取りながら、タロットに慣れていくことを大切にしてください。
小アルカナの役割と使い方
タロットカードは全部で78枚あり、そのうち大アルカナが22枚、小アルカナが56枚で構成されています。
小アルカナは、大アルカナが示す人生の大きな流れや普遍的なテーマに対し、日常生活における具体的な出来事や感情、人間関係などを細やかに表す補助的なアルカナです。
小アルカナのカードは、日々の生活で起こる具体的な問題や短期的な状況、個人の感情や行動の変化を読み解くのに役立ちます。 大アルカナが「魂の成長」や「人生のテーマ」を示すのに対し、小アルカナは「出来事」や「具体的なアドバイス」を提供することで、リーディングに深みと実践的なヒントを与えてくれるのです。
56枚の小アルカナは、ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの4つのスートに分かれており、それぞれが異なるテーマや要素を象徴しています。 また、各スートは1から10までの数札と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの4枚の人物札で構成されており、これらを組み合わせることで、より詳細な意味やアドバイスを導き出すことが可能です。
78枚全体を俯瞰する意味構図

ここでは、タロットカード全78枚のカードの意味について解説いたします。タロットカードは、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚で構成されており、それぞれのカードに固有の意味があります。この全78枚のタロットカードの絵柄は、それぞれが持つメッセージを象徴的に表しており、リーディングの重要な手がかりとなります。また、同じカードでも正位置と逆位置ではカードの意味が異なるため、この点も踏まえて一つひとつのカードの意味を深く理解することが大切です。ここでは、それぞれのカードの意味を簡潔にまとめましたので、辞書のようにご活用ください。
大アルカナ 0〜9:意味と読み解きガイド

タロットの「大アルカナ」は、0番「愚者」から始まり、21番「世界」へと至る22枚のカードによって、魂の成長や人生の流れを象徴的に描き出します。
このうち 0~9番 は、旅の出発から内省に至る過程を示す “序章” と言える段階です。
0:愚者 は可能性の萌芽、
1~3番 は意志・直感・創造性の芽生え、
4~6番 は秩序・社会的価値・関係性のテーマ、
7~9番 は行動・内なる強さ・探求のステップをそれぞれ映し出します。
これらのカードを読み解くことで、あなたが今どの段階にいるのか、どこへ向かおうとしているのかを捉えやすくなります。
以下では、各カード(0〜9番)それぞれのキーワード、正位置・逆位置の要点、そして具体的なリーディングのヒントをお伝えします。
まずは 0 番「愚者」から見ていきましょう。
0番「愚者(The Fool)」の意味と解釈
愚者は大アルカナの0番目のアルカナで、始まりと無限の可能性を意味するカードです。
特に正位置の場合、自由な精神、無邪気さ、新たな冒険への楽観的な姿勢といった解釈がなされます。これは、恐れることなく未知の世界へ踏み出す勇敢な心の現れと言えるでしょう。
このカードは、何事にもとらわれず、直感を信じて行動することの重要性を示唆しています。
1番「魔術師(The Magician)」の意味と解釈
大アルカナの1番「魔術師」のアルカナは、創造性や才能、自信、技術を意味するカードです。このカードには、小アルカナの4大元素(ワンド、カップ、ソード、ペンタクル)が描かれた机を前に、天と地を繋ぐかのように錬金術を行使する魔術師の姿が描かれており、その姿からは自身の能力への確固たる自信がうかがえます。
魔術師のカードが正位置で出た場合、新しい物事を始めるための準備が整い、秘めたる才能や創造性を活かして、アイデアを現実のものにできると解釈できます。これは、無限の可能性を秘めた前向きなスタートを暗示しています。
一方、逆位置の場合は、能力不足や優柔不断さから自信を失い、物事が計画通りに進まないことを示唆しています。これは、現状に立ち止まり、内省して課題を克服する必要がある時期だと読み解くことができます。
2番「女教皇(The High Priestess)」の意味と解釈
大アルカナの2番である「女教皇」のカードは、高い知性と冷静さ、神秘性を意味します。このカードの絵柄では、知恵の象徴である書物を手に持ち、冷静に物事を見つめる女性が描かれています。精神的な安らぎや充実、直感力、そして信頼を表すことが多いです。
正位置での解釈は、自身の内なる声に耳を傾け、深い洞察力で物事の本質を見抜けることを表します。また、精神的な安定や、頭脳を使う作業において良い結果が得られることを示唆しています。知的な内面の美しさや、客観的な判断力が高く評価される時期と捉えることができます。
3番「女帝(The Empress)」の意味と解釈
女帝のカードは、大アルカナの3番目に位置し、豊穣、満足、包容力、魅力、愛情といった意味を持つとされています。
このカードが正位置で現れた場合、物質面と精神面が満たされ、心からの満足を得られることを意味します。家庭的な幸福や愛情を司るカードとしても解釈され、満ち足りた状態を示唆するでしょう。
庭園で華やかなドレスをまとい、黄金の錫杖を手にしている女性の姿は、このカードの持つ豊かさを象徴しています。
4番「皇帝(The Emperor)」の意味と解釈
「皇帝」は、大アルカナの4番目のカードで、権威やリーダーシップ、秩序を意味します。
タロット占いにおいて、このアルカナが正位置で現れると、統率力や責任感の強さが表れると解釈できます。あなたはエネルギッシュで、目標に向かって自信を持って進むことができるでしょう。
組織をまとめ、計画的に物事を進めることで、良い結果を手にすることができると示唆しています。また、周囲からは行動力があり頼りになる存在として見られているため、人々の信頼を得て、さらに結束力を高めることができるでしょう。
5番「教皇(The Hierophant)」の意味と解釈
大アルカナの5番「教皇」は、慈悲や寛大さ、そして精神的な導きを意味するカードです。このカードの絵柄には、厳かな雰囲気の中で教えを説く教皇の姿が描かれ、その背景には伝統や秩序を象徴する要素が見られます。
正位置で出た場合、このカードは、信頼できる人物からの助言や、既存のルールや社会的な常識に従うことの重要性を示唆しています。この意味を深く解釈すると、精神的な成長や、人々との調和がテーマとなるでしょう。
教皇は、私たちに道徳的な模範を示し、正しい方向へ導いてくれる存在として捉えられます。
6番「恋人(The Lovers)」の意味と解釈
大アルカナの6番「恋人」のカードは、恋愛における心のときめきや情熱、そして和やかな関係性を意味します。このカードの絵柄では、天使に見守られた男女が描かれており、互いに魅かれ合う恋愛感情や絆の強さを象徴していると解釈できます。
正位置では、心から楽しめる恋愛関係や、調和の取れた人間関係を表し、天使の祝福を受けているかのように、心躍る状態にあることを示唆しています。これは、純粋な愛や共感、そして互いに支え合う関係性の和を重んじる時期と捉えることができます。
7番「戦車(The Chariot)」の意味と解釈
大アルカナの7番「戦車」のカードは、勝利と前進を象徴しており、積極的に行動することで目標を達成できるという意味を持ちます。カードに描かれた戦車に乗る若者は、強い意思と自信を持って目標へ向かう姿勢を表しています。特に正位置では、実行力や迅速な行動が成功へ繋がることを示唆し、困難を乗り越えるエネルギーに満ち溢れていると解釈できます。しかし、逆位置の場合は、無計画な行動による失敗や、自制心を失って暴走してしまう可能性を示しています。この表は、戦車のカードが持つ多面的な意味を示しており、状況に応じた深い解釈が可能です。
8番「力(Strength)」の意味と解釈
「力」は、タロットカードの大アルカナに属するアルカナで、一般的に8番とされていますが、マルセイユ版では11番に位置することもある特殊なカードです。
このカードの絵柄は、穏やかな表情の女性が凶暴な獅子の口を優しく閉じようとしている姿が描かれており、理性によって本能や欲望をコントロールする強い精神力を意味しています。
正位置の場合、このタロットカードは強い意志、自制、不屈の精神、そして内なる力を発揮できる状態を示唆し、どんな困難にも冷静さと知恵で立ち向かい、乗り越えることができると解釈されます。
対して逆位置では、無力感、優柔不断さ、自己評価の低さ、あるいは感情の暴走を意味し、自信を失い、困難に対処できない状況を表すことがあります。この表のように、向きによって解釈が大きく異なるため、リーディングの際には注意が必要です。
9番「隠者(The Hermit)」の意味と解釈
隠者は、大アルカナの9番のタロットカードで、内省、探求、思慮深さを意味します。
マルセイユ版などの伝統的な絵柄では、老人がランタンを手に持ち、足元を照らしながら歩む姿が描かれており、自己の内面を見つめ、真理を追求する様子が表現されています。
このカードの解説では、孤独や自己との対話を促す意味合いが強く、世俗的な喧騒から離れて精神的な成長を求める時期と解釈されます。正位置で現れた場合、このカードは冷静な判断力や知恵、そして内なる光に従って進むことの重要性を示唆しているのです。
10〜19番の大アルカナ:意味と解釈

10〜19番:転換から洞察へ — 運命の流れと内なる揺らぎを読む
タロットの 10番〜19番 の大アルカナは、0〜9番で始まった「旅の序章」からさらに深く、「運命の変化」「試練」「闇・明晰性への到達」などのテーマを帯びる重要な局面を担います。
10:運命の輪 で巡る転機を感じ、
11〜13番(正義・吊るされた男・死神)あたりで内的な揺さぶりや葛藤、変容を体験し、
14〜16番(節制・悪魔・塔)には制御・束縛・崩壊といった激しい動き、
17〜19番(星・月・太陽)を通じて、希望・迷い・光の再発見へと至る、という流れです。
この10〜19番のレンジには、人生の「リスク・変化・光明」の要素が詰まっており、それぞれのカードは、読者に「今経験している過程はどのフェーズか」を示す指標にもなります。
以下では、各カード(10〜19番)に込められたキーワード、正位置/逆位置での意味、そしてリーディングの際の注意点・実践的ヒントを一枚ずつ解説していきます。
10番「運命の輪(Wheel of Fortune)」の意味と解釈
「運命の輪」は、大アルカナの10番目のカードで、人生における避けられない変化や運命、チャンスの到来を意味します。このカードの絵柄に描かれた、常に回転し続ける大きな輪は、人生のサイクルや転換期を表しているのです。
特に正位置でこのカードが出た場合、運気の流れが好転し、思いがけない幸運やチャンスに恵まれることを示唆しています。問題解決の糸口が見つかったり、新しい出会いがあったりするなど、ポジティブな変化が起こると解釈できます。この時期は、直感に従って行動することで、さらに良い結果を引き寄せられるでしょう。
一方で逆位置では、不運な状況やタイミングの悪さ、実力を発揮できないことを意味します。望まない変化や、状況の悪化を暗示することもありますが、これも一時的なものと解釈することが大切です。焦らず、自身の目的や方向性を見直す時期と捉え、次のチャンスに備える準備をしましょう。
11番「正義(Justice)」の意味と解釈
「正義」のタロットカードは、大アルカナの11番目のアルカナです。このカードの絵柄は、剣と天秤を持った人物が描かれ、公正な判断や公平さを意味します。マルセイユ版などの伝統的なタロットカードでは8番に位置していますが、ウェイト版タロットでは11番に配置されており、これは「力」のカードと入れ替わっています。
正位置でこのカードが出た場合、均衡の取れた状況や、正当な行い、誠実さなどを解釈します。物事を冷静に判断し、公平な態度で臨むことで、良い結果がもたらされることを示唆しています。また、道徳的な模範となるような行動が求められる時期でもあります。
12番「吊るされた男(The Hanged Man)」の意味と解釈
吊るされた男は、大アルカナの12番目のカードで、自己犠牲や試練、精神的な成長を意味します。
このカードの絵柄には、片足を木に結びつけ、逆さまに吊るされた男性が描かれていますが、その表情は穏やかで、頭上には後光が差しているのが特徴です。
このカードが正位置で現れると、現状打破のために自己を犠牲にする覚悟や、忍耐強く努力を続けることの重要性を伝えています。困難な状況を受け入れ、視点を変えることで新たな発見や精神的な成熟が得られることを示唆する意味合いが強く、苦労が報われると解釈できます。
13番「死神(Death)」の意味と解釈
大アルカナの13番である死神のカードは、終わりと始まりを同時に意味します。一般的に不吉な印象を持たれがちですが、これは新たな段階へ進むための避けられない変化や、物事の強制的な終了を告げるものです。
正位置でこのカードが出た場合、純粋な意味での終わりや解体が起こり、それに伴う新しい展開が訪れると解釈されます。状況を根本から見直し、古いものを手放すことで、前向きな再生や再出発が可能になるでしょう。
14番「節制(Temperance)」の意味と解釈
大アルカナ14番の「節制」は、異なる要素を融合させ、調和を生み出す力を意味するカードです。絵柄には、両手に持った聖杯の間で水を循環させる天使が描かれており、これは四大元素(火・地・風・水)の調和と応用力を象徴しています。
正位置の場合、物事がスムーズに流れ、バランスの取れた状態が続くことを示唆し、心身の健康や人間関係における和を大切にすることで、さらなる安定が期待できます。このカードは、感情のコントロールや柔軟な対応が、良い結果をもたらすという解釈が可能です。
15番「悪魔(The Devil)」の意味と解釈
大アルカナの15番「悪魔」のカードは、人間の欲望や誘惑、そしてそれに囚われる心の弱さを意味します。このカードの絵柄は、鎖に繋がれた男女が悪魔の前に立つ姿が描かれ、理性では抑えきれない本能的な欲求や、そこから生まれる執着を表しています。
正位置で「悪魔」が出た場合、衝動的な行動や誘惑に負けてしまう状況、あるいは依存状態にあることを示唆しています。また、不正行為や快楽に溺れることへの警告と解釈されることもあります。
このカードは、自制心を失い、悪の道へ流れてしまう可能性を教えてくれる表れです。しかし、この意味を深く掘り下げると、自分の内なる欲求と向き合い、それを乗り越えることで成長できるというメッセージも含まれています。自分の心に潜む魔に気づき、どのように対応するかが重要になるでしょう。
16番「塔(The Tower)」の意味と解釈
「塔」は大アルカナの16番のアルカナで、予期せぬ出来事による崩壊や変化を意味します。タロットカードの絵柄は、雷に打たれて崩れ落ちる塔と、そこから落ちていく人々を描いており、これまでの基盤が突然失われる衝撃を表しています。
正位置の場合、このカードは突然の災難や事故、これまでの努力が報われないといった解釈がなされます。しかし、この崩壊は新しい始まりの機会でもあり、古い価値観や不要なものを手放すことで、新たな道を切り開ける可能性も示唆しているのです。
このカードの意味を深く読み解くと、現状維持にとらわれず、変化を受け入れる重要性を教えてくれるでしょう。
17番「星(The Star)」の意味と解釈
大アルカナ17番の「星」のカードは、希望、可能性、そして明るい未来を意味します。タロット占いにおいて、このカードの絵柄に描かれた女性が大地と湖に水を注ぐ姿は、生命力や純粋な気持ち、愛と希望が新しい可能性を生み出す世界観を表しています。正位置で出た場合、直感やひらめきを信じて行動することで、夢や目標が実現に近づくと解釈できます。困難な状況でも、希望の光が見えて新しい道が開かれることを示唆しています。
18番「月(The Moon)」の意味と解釈
大アルカナ18番の「月」は、夜空に輝く月のように、私たちの心や潜在意識を映し出すカードです。このカードの絵柄は、漠然とした不安や、先行き不透明な状況に対する恐れを意味することが多いです。
特に正位置で「月」が出た場合、見えない敵や心の内に潜む妄想と戦っているような、不確かな状況に置かれていると解釈できます。そのため、判断力が鈍り、真実を見失ってしまう可能性を示唆しているのです。
しかし、この意味を深く掘り下げると、自分の内なる感情と向き合い、直感を信じることの重要性も伝えています。目の前の霧が晴れるのを待ち、焦らず冷静な判断を心がけることが大切です。
19番「太陽(The Sun)」の意味と解釈
タロットカードno.19「太陽」は、輝かしい成功と幸福の訪れを意味するカードです。このカードの解説では、正位置と逆位置で異なる解釈をします。正位置の意味は、陽光が降り注ぐ世界のように、希望に満ちた明るい未来や成果、成功を象徴しています。これまでの努力が実を結び、充実感を得られることを表すでしょう。
一方、逆位置の場合、このタロットカードは状況の停滞や不調、目標達成の困難さを意味します。エネルギー不足や計画の中止、あるいは思慮の浅さからくる失敗を示唆することがあります。しかし、逆位置が出ても基本のキーワードは同じで、現状を見直し、捉え方を変えることで望む未来へと進むことができます。
20〜21番の大アルカナ:意味と解釈

20〜21番:裁きと完成 — 魂の旅の終着点と次のステージへの架け橋
22枚の大アルカナの旅は、20番「審判(Judgement)」 を経て、21番「世界(The World)」 に至ります。これら2枚は、旅の「総括」と「統合」、そして「新たな始まり」への移行を象徴する、最も重みあるステージとも言えます。
20番「審判」 は、過去の選択・学び・カルマを見つめ直し、自己を解放・再生する呼び声を表します。
21番「世界」 は、完成、統合、成就、そして次なるサイクルへの目醒めを意味します。
この2枚は、大アルカナ旅路の 結論とその後の旅立ちを示す鍵 であり、個人の成長やスピリチュアルな統合を語るとき、特に核心的な役割を果たします。
以下では、「20 審判」「21 世界」の各カードについて、キーワード、正位置/逆位置での意味、そしてリーディングの際の視点と助言を順に見ていきましょう。
20番「審判(Judgement)」の意味と解釈
大アルカナの20番「審判」のカードは、復活と再生、重要な決断の時を象徴する意味を持っています。このカードの絵柄では、ラッパを吹く天使の姿が描かれ、過去の行いに対する結果がもたらされることを告げていると解釈できます。
正位置でこのカードが出た場合、これまでの努力が報われ、良い結果が訪れることを示唆しています。過去の経験を活かして決断を下し、新たな段階へ進むべき時期であり、意識の変革や精神的な成長を遂げられるでしょう。また、過去に諦めたことへの再挑戦や、懐かしい人との再会など、奇跡のような嬉しい出来事が起こる可能性も秘めています。
21番「世界(The World)」の意味と解釈
21番「世界」のタロットカードは、大アルカナの旅の終着点であり、完全な成功や充足、そして達成を意味します。このタロットカードの解説では、描かれた全裸の女性が喜びの表情で踊る姿は、すべてが調和し、完成した世界を表していると解釈されます。
正位置で「世界」が出た場合、努力が実を結び、理想とする結果が得られることを示しています。これは、目標達成による心の充足感や、最高の喜びが訪れるという、非常にポジティブな意味を持つカードです。
小アルカナ 56枚の意味:総覧

タロットにおいて、小アルカナ(Minor Arcana)は 56枚 で構成され、大アルカナが示す「人生の大きな流れ・節目」に対して、日常の感情・行動・出来事 を描き出す補助的な役割を担います。
大アルカナが「魂の旅の骨格」なら、小アルカナは「その旅の中で芽生え、揺れ、行動する細やかな営み」を表すカード群と言えるでしょう。たとえば、恋愛の葛藤、仕事での努力、日々の選択や人間関係など、私たちが直面する“リアルな局面”を映し出します。
56枚という多さに言葉を失いそうですが、この世界には秩序があります。
小アルカナは、次のような構成と読み解き方の枠組みによって理解しやすく整理できます:
4つのスート(Suit):ワンド(情熱・行動)、カップ(感情・関係)、ソード(思考・葛藤)、ペンタクル(現実・資源)
数札(1〜10)と人物札(コートカード):数札は過程や成長、変化を象徴し、人物札は人物像・性格・役割を示す要素として読む
数字のメッセージと進行性:1(はじまり)→ 5(変転)→ 10(結末・結果)など、数字自体がストーリーの段階を示すヒントになる
以下の章では、まず 4つのスート別にテーマや性質 を押さえ、その後 数札・人物札ごとに意味と解釈のヒント を順に見ていきましょう。これにより、56枚全体を俯瞰しながら、具体的なカードの読み取りへと自然につなげられる構成になります。
ワンド
ワンドは、タロットの小アルカナを構成する四大スートの一つで、情熱、行動、創造性、そして生命エネルギーを象徴しています。
火の要素と結びつき、新たな始まりや意欲、直感をキーワードとして持ちます。このスートのカードは、物事の始まりや展開、仕事へのモチベーション、冒険心といったテーマを表し、積極性や挑戦する気持ちを促します。精神的な成長や自己表現のプロセスにおいて、そのエネルギーがどのように発揮されるかを示してくれるでしょう。
ペンタクル
ペンタクルは、小アルカナの四大スートの一つで、金貨や五芒星をモチーフにしています。このスートは、物質的な豊かさ、お金、仕事、経済力、そして現実的な事柄を象徴しています。
地のエレメントに属するため、堅実さ、真面目さ、安定感といった意味合いも持ち合わせています。
ペンタクルのカードは、物理的な成功や繁栄への第一歩、安定した基盤の構築、財産や人間関係の豊かさ、そして仕事環境の充実などを表すことが多いです。また、人生の比較的長い期間や、離れた環境を示すこともあります。
各カードには、エースの「豊かさ、始まり、繁栄」から10の「発展、継承、成功」まで、具体的なキーワードが設定されています。ペイジ、ナイト、クイーン、キングといった人物札も、それぞれ異なる側面から現実世界での役割や性格を示しています。
ソード
ソードは、タロットの小アルカナを構成する四大スートの一つで、思考、知性、判断力、そして葛藤や試練を象徴するキーワードを持ちます。
このスートは、風の要素と結びついており、論理的な思考やコミュニケーション、客観的な分析能力に関わるテーマを表すことが多いです。また、決断や真実の追求といった側面も示します。
ソードのカードは、精神的な挑戦や困難な状況、あるいは対立や変化を暗示することもあります。しかし、それらは知性や冷静さをもって乗り越えるべき課題として現れるため、思考を整理し、合理的な判断を下すことの重要性を教えてくれるでしょう。
カップ
小アルカナに属するカップのアルカナは、人間の感情や愛情、心の交流を象徴するタロットカードです。このスートは四大元素の「水」に相当し、恋愛や人間関係、精神的な状態の変化といったテーマを扱います。
カップのカードは、心の動きや感情、共感をキーワードとし、正位置では愛情や調和、幸福感を示し、逆位置では感情の乱れや不一致、執着といった意味を持つことがあります。恋愛に関するリーディングでは、相手の気持ちや関係性の進展、心の満足度などを読み解く上で重要な役割を果たします。カップのカードの意味を理解することで、タロットカードが伝えるメッセージをより深く解釈できるようになるでしょう。
ワンドの2:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ワンドの2 は、炎(ワンドスート)のエネルギーをもとに、「可能性を視野に入れる」「選択」「未来志向」「拡張の構想を練る段階」を象徴するカードです。
絵柄では、城壁の上から地平線を眺める人物が、手に小さな地球儀を持っていることが多く、自分の殻を越え、未知の可能性を見定めようとしている様子が描かれます。
恋愛においては、今いる関係や選択肢を基盤に、将来へ向けてどう動くかを探るカードとして読むと有益です。
正位置:意味と解釈
主な意味
正位置のワンドの2 は、恋愛における 発展性・方向性の選択・共同ビジョンの構築 を示唆します。未来に向けて「どう進むか」の青写真を描くタイミングを意味することが多いです。
恋愛での具体的展開例
交際中:二人で将来の方向性(結婚・同居・ライフスタイルなど)を話し合う機会。
新しい恋愛:相手を見定めながら、ゆくゆく何を望むかを考える段階。
単独で活動中:自分の理想やビジョンを明確にして、出会いを引き寄せやすくするプロセス。
心理・感じ方の読み取り
「今の関係では満たされない、もっと可能性を見たい」という気持ち
状況を整理し、次のフェーズをどうすべきか思案している心
現在の安定をベースに、新しい展開に期待を抱きつつも躊躇が混じる状態
行動へのアドバイス
具体的なビジョンを言葉にしてパートナーと共有する
プランを練り、それを少しずつ実行してゆく
あなた自身の望みをきちんと整理し、方向性を決める
理論だけでなく、感情面も大切にしながらバランスを取る
逆位置:意味・解釈
主な意味
逆位置のワンドの2 は、迷い・停滞・計画未整理・恐れ・選択を先延ばしする傾向を表します。変化を怖がり、決断できない状態や行動が伴わない状態を示すことが多いです。
恋愛で起こりうるケース例
交際中:将来像がぼやけて、二人の関係の方向性を決められない
新しい恋愛:踏み込む勇気が出ず、関係が進展しない
片思い:相手との接点をどう持つか判断できず、動くに動けない
情報過多・比較思考で揺れる:他の可能性を考えすぎて定まらない
心理・感じ方の読み取り
不安や恐れが先に立ち、進むべき方向を決められない
現状維持で安全を選ぼうとする気持ち
想像に囚われて、実際の行動に結びつけられない葛藤
行動へのアドバイス
まずは自分が本当に望んでいることを明確にする
小さな一歩を踏み出して、動いてみることで次が見えてくる
他者の意見・理想形に惑わされず、自分軸を信じて選択する
準備不足なら、今は整理期ととらえ、慎重に構想を練る
ワンドの3:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ワンドの3 は、ワンド(炎・行動・意志のスート)の流れにおいて、「最初の一歩を踏み出した後」「未来を見据えて進む意志」や「見通し・展望」を象徴するカードです。
絵柄では、海を眺める人物が3本の杖を見守っている構図が多く、視界の先にある可能性・旅・新しい道を暗示します。
恋愛においては、既に何らかの動きを始めた関係性や、その後の拡がり・成長を読む際に非常に力を持つカードです。
正位置:意味・解釈
主な意味
正位置でワンドの3が出ると、「期待・前進・展開・視野拡大・旅」などの意味が強く出ます。恋愛においては、関係の次のステージを見据える意志や、未来への希望・可能性を感じさせるカードです。
恋愛での具体的展開例
交際中:二人で将来の計画を語り合う、旅行や転居・共同プロジェクトを意識し始める
新しい恋愛:出会いに向かって行動し始める、遠距離・旅先での出会いの可能性がある
片思い:相手があなたの存在を意識し始め、未来を考えるようになる可能性
感情・心理の読み取り
相手・あなた双方に「これからどうなるか」を期待する心情が芽生えている
これまでの行動が次の展開を促しており、期待と不安が交錯する状態
視野を広げたい、もっと可能性を探りたいという内的な欲求
行動へのアドバイス
未来について具体的な話を出してみる(旅行、同居、転居など)
行動を起こす勇気を持ち、一歩先へ進んでみる
相手とのコミュニケーションで、お互いのビジョンや希望を重ねてみる
「ただ待つ」よりも、自分で動く姿勢が吉となる
逆位置:意味・解釈
主な意味
逆位置でのワンドの3は、「停滞・見通しの欠如・焦り・不安定さ・思い描いた未来との差異」などを示唆します。行動は起こしているが、結果に結びつかない、または見通しが立たないという不安を抱える可能性があります。
恋愛で起こりうるケース例
交際中:計画を立てたものの実行できず、先が見えなくなる
新しい恋愛:展望を描けず、アプローチが躊躇される
片思い:進展しない、もどかしさを感じる、相手が動いてくる気配がない
遠距離・旅絡み:移動・距離の障壁が出やすくなる
感情・心理の読み取り
期待と現実のギャップに戸惑う、焦りや不満の気持ち
行動を起こしても成果が出ず、自信を失いかける
見通しが立たず、不透明な未来に足踏み
行動へのアドバイス
展望ばかり見ず、今できる小さなステップから始める
まず見通しを整理し、計画を立て直す
焦らず、相手と現状のすり合わせをする
見通しがない場合は、一時的に待つか別の角度からのアプローチを試みる
ワンドの9:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
ワンドの9 は、「試練を乗り越えた後の強さ・防御・持久力・警戒心」などを象徴するカードです。苦難や挫折を経験してきたけれど、まだ踏みとどまり、抵抗を続けようとする意志が表れています。
絵柄では、腕に包帯を巻いた人物が杖を支えに体を支え、後方に他の杖が立ち並んでいる構図が多く、警戒しつつも前に進もうとする姿勢を示します。
恋愛においては、過去の傷や困難、葛藤を抱えながらも、関係を維持・守ろうとする強さや覚悟が問われるカードとして読み解かれます。
正位置:意味・解釈
主な意味
正位置のワンドの9 は、粘り強さ・耐久力・不屈の精神・最後の試練を迎えているといったテーマを示します。関係における過去の痛みや困難を抱えながらも、手放さずに立っている姿勢が強調されます。
恋愛での具体的展開例
交際中:今までの困難・喧嘩・すれ違いを乗り越えようと努力しており、関係を守る意志が強まっている。
長続きする関係:試練続きだったが、それでも諦めずに支え合うフェーズ。
片思い/シングル:過去の恋愛での傷が癒えない中、それでも前に進もうとする準備期。
新たな出会い:新しい相手に対して、本当の信頼を築くまでには警戒心や時間が必要な可能性。
心理・感じ方の読み取り
相手・自分ともに「もうこれ以上傷つきたくない」という防衛意識が働いている
疲労・不安・警戒心とともに、「ここで投げ出したくない」強さも内包
過去の出来事が影を落としつつも、その影に屈しない覚悟
行動へのアドバイス
相手とのコミュニケーションにおいて、互いの傷や境界を尊重しながらゆっくり信頼を築く
無理に前進せず、まずは回復と癒しを大切にする
過去のパターンやトラウマを再度見つめ直し、自衛的になりすぎないように心を柔らかく保つ
必要ならば専門家や友人のサポートを求めて、心の負荷を軽くする
逆位置:意味・解釈
逆位置で現れるワンドの9 は、防御過剰・疲労・諦め・退縮・境界崩壊などを表すことがあります。もう戦う力が残っていない、あるいは守りに固執しすぎて前に進めない状態を示唆します。
恋愛で起こりうるケース例
交際中:もはや努力する力が枯れ果て、関係維持に疲れを感じている
長続き関係:頑なな態度から相手が離れてしまう恐れ、修復が難しい局面
片思い/シングル:過去の傷から心が閉ざされ、新しい愛に踏み出せない
新しい恋:出会いを留めておきたい・近づかれることに恐怖を抱く
心理・感じ方の読み取り
消耗感・無力感が先に立ち、身を守ることが最優先になっている
相手への信用ができず、壁を作ってしまう
諦めやすさ、逃避願望、関係を放棄してしまいたい気持ち
行動へのアドバイス
無理をせず、一度距離を置いて自分自身を癒す時間を取る
相手とも率直に不安や疲れを共有し、過重な期待を軽くする
心の防衛壁を少しずつ崩し、許し・信頼の余白を作る
必要なら一時的に関係を見直す判断も選択肢に
ワンドの4:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
ワンドの4(Four of Wands)は、安定・祝祭・調和・達成・家庭・コミュニティとのつながりなどを象徴するカードです。
結婚式や祝典、家族・仲間との集まり、安心できる居場所のイメージも強く含まれます。
恋愛に現れたときには、「関係を祝う・基盤を安定させる」「将来を形にする準備」「二人・関係を公的・社会的に認めてもらう動き」などが読み取れることが多いです。
正位置:意味・解釈
主な意味
喜び・祝祭・ハーモニー
安定した関係、安心感、支え合い
関係の次ステップ(結婚・同居・正式な発表など)
友情・コミュニティ・家族の承認・祝福
恋愛での具体展開例
交際中:プロポーズ・婚約・結婚を視野に入れた動き
新しい恋:出会いがコミュニティ・社交の場から生まれる可能性
将来の共同生活や暮らしを話し合う時期
結婚式・記念日・節目を祝うイベントが近づく
感じ方/心理の読み取り
相手・あなたの中に「この関係を形にしたい」「安心できる居場所を作りたい」という意志
安堵感・幸福感・達成感
他者(家族・友人など)に認められたい願い
行動への示唆・アドバイス
将来計画を具体的に出し合う
記念日・節目を意識してお祝いする
関係を公に認め合う(紹介・発表など)
安定感や安心を醸成する日常的な習慣を大事にする
逆位置:意味・解釈
主な意味
不安定・調和の崩れ・支えの欠如
祝福されない関係、摩擦・軋轢
形式上の約束・公表の先延ばし
内面的な違和感・支えられない想い
恋愛で起こりうるケース例
結婚や発表を望むが、タイミング・条件が整わず先延ばしになる
外部からの反対・干渉・理解不足による葛藤
祝福されない・認められにくい関係になる恐れ
関係内のズレが生じ、安心感を失いやすい
感じ方/心理の読み取り
期待と現実のギャップ、不満感
安定を求めつつ、それが裏切られるような不安
他者の目や評価を気にしすぎて、自分らしさを抑えてしまう
行動への示唆・アドバイス
調和できていない部分を見直し、話し合う
無理に形式を急がず、信頼・絆を育てる時間を取る
外部期待に揉まれず、自分たちのペースを尊重する
安心感が得られないなら、まずは土台を固める行動を優先する
ワンドの5:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
ワンドの5 は、小アルカナワンドの中で「競争・対立・摩擦・葛藤・混乱」などを象徴するカードです。
絵柄では、複数の人が杖を持ってぶつかり合っている様子が描かれており、火のエネルギーがぶつかり合う状態=意見衝突、競争、競合などを表しています。
恋愛においては、関係の中での思いのぶつかり合い、小さな争い、すれ違い、もしくはライバル関係などの影を読み取るカードとして使われやすいです。
正位置:意味・解釈
主な意味
正位置のワンドの5 は、恋愛面では以下のようなテーマを示唆します:
誤解・意見の違い・争い・言い争い
相手との価値観のズレが表に出やすくなる
関係性における試練、小さな対立
緊張感・摩擦がありながらも、解決や調整の契機になりうる
このカードが出ると、関係におけるぶつかりは避けられないものとして扱われる傾向があります。ただし、これをきっかけに乗り越えられるかどうかが鍵になります。
恋愛での具体的展開例
交際中:ささいなことで衝突が起こる。互いの考えや価値観を擦り合わせる時期。
片思い/新しい恋:アプローチが重なってライバルが出る、または自分の気持ちを言おうとすると誤解される。
関係が安定していない:頻繁な言い争い、コミュニケーションのずれが目立つ。
決断前夜:お互いに主張したいことが多く、調停や折り合いが求められる。
感情・心理の読み取り
相手・自分ともに強い主張や思い込みをもっており、妥協を嫌う気持ち
不安・焦り・葛藤・勝ち負け意識
対話したい反面、言葉が足りず誤解を招きやすい心
行動へのアドバイス
衝突を恐れず、率直に気持ちを話す。ただし、相手を否定しない態度を心がける
互いの立場・背景を理解しようとする姿勢を持つ
今は「勝ち負け」よりも「理解し合う」ことを優先する
冷却期間を持って感情を整えてから再対話する
逆位置:意味・解釈
主な意味
逆位置でワンドの5 が出る場合、正位置の衝突・対立のテーマが 内部化 されたり、回避・抑圧・消耗、または 無意味な争い に終わる可能性を示唆します。
衝突を避けようとして、言いたいことを言えない
無駄な争いで疲れ果ててしまう
相手との対立が深まらず、関係が停滞
小さな摩擦がくすぶり、根本的な解決ができない
恋愛で起こりうるケース例
交際中:摩擦はあるが見て見ぬふりをして、根本解決に至らない
片思い/新しい恋:アプローチしようとする気持ちがあっても尻込みして動けない
相手との距離感:対立を回避して無難な関係を続けてしまう
続く争い:言い争いが頻発するが、どれも噛み合わずに終わる
感情・心理の読み取り
言いたいことが言えず、消化不良なストレスを抱えている
不満はあるけれど、関係を壊したくない気持ち
苦しいけれど、何をどう変えたらいいか道筋が見えない状態
行動へのアドバイス
自分の正直な気持ちを書き出して整理する
無理に全面衝突を避けず、少しずつ言葉に出していくこと
衝突がこわいなら、タイミング・伝え方を工夫して切り出す
感情の整理がついていなければ、まずは信頼できる人に話を聞いてもらう
ワンドの6:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
ワンドの6 は、勝利・称賛・認められること・成功・栄光といったテーマを持つカードです。
図像では、勝利の花冠を身につけた騎士が杖を掲げながら行列に迎えられる様子が描かれており、周囲からの称賛や祝福を受けるシーンです。
恋愛においては、パートナーとの関係やあなた自身が評価され、祝福されるような段階を示すことが多く、関係を誇りに思える時期、認められる・尊重される関係性を象徴します。
正位置:意味・解釈
主な意味
正位置のワンドの6 は、恋愛面において以下のようなポジティブな流れを示唆します:
認められる愛、尊重、賞賛
共同の目標や努力の成果が実感できる段階
他者(友人・家族・周囲)から祝福される関係
自分自身も自信を持って恋愛できる状態
関係が公的にも認知されるような進展
例えば、「恋人として正式に紹介される」「二人で成し遂げたいことが実現に近づく」「パートナーがあなたを誇りに思う」というような展開が考えられます。 (turn0search4
)
恋愛での具体例
交際中:パートナーとのプロジェクト(旅行、同居、共同の趣味など)が成功し、お互いの絆が強まる
新しい恋愛:自信が魅力を増し、あなたに注目が集まる・相手がよりあなたを尊重するようになる
片思い:相手があなたに対して興味・好意を持ち始め、進展の予兆が見える
感情・心理の読み取り
相手・あなた双方に誇り・喜び・満足感がある
認められたい、愛されたいという欲求が満たされつつある状態
自信や尊敬・尊重の感情が強く働いている
行動へのアドバイス
自分の魅力や成果を押し出していいとき。相手にさりげなく自分の良い面を見せる
関係の成果を祝福し合う時間を持つ(お祝い・感謝表現など)
周囲への発表・紹介をして、関係をオープンにしてみる
相手の良さを言葉にして伝え、互いの自己肯定感を高め合う
逆位置:意味・解釈
主な意味
逆位置でワンドの6 が出る場合、正位置の「成功・認められる」テーマがゆがんだ形で現れることがあります。具体的には、過剰な自己顕示・見栄・嫉妬・承認不足・虚栄・自信喪失などの意味が伴いがちです。
恋愛で起こりうるケース例
交際中:パートナーとの関係で「自分ばかり頑張っている」「評価されていない」と感じる不満が生まれる
新しい恋愛:自信の揺らぎや、見せかけで振る舞ったことが誤解を招く可能性
片思い:自分から積極的に出ても、承認欲求ばかり目立ってしまう
表面的には順調に見えるが、内面では不満や不足感を抱えている
感情・心理の読み取り
称賛を求める気持ちが強く、認められないと落ち込みやすい
成功が当たり前になりすぎて、謙虚さを失い、相手とのずれが生じる
表面的な関係構築に偏り、深い感情の交流が不足
行動へのアドバイス
承認欲求・見栄心を見直し、自然体を大切にする
相手とのコミュニケーションで、「本音・弱み」も出せる関係を目指す
自信が揺らぐときは、過去の実績や相手からの肯定を振り返って心を整える
比較や競争ではなく、共に歩む感覚を重視する
ワンドの7:恋愛における意味 and 読み方(正位置/逆位置)
ワンドの7 は、立ち位置を守る、主張する、防衛する、闘う姿勢を象徴するカードです。外部からの敵意・競争・挑戦に直面しながらも、自らの立場を貫こうとする姿勢が強調されます。
ライダー=ウェイト版の絵図では、人物が高い地位から後方から伸びる他の杖に対抗するように構えており、「既得の立ち場を守る」構図が読み取れることが多いです。
恋愛の文脈では、関係を守るための努力や、外的な圧力/競争、自己主張の必要性といったテーマで読むことが多くなります。
正位置:意味・解釈
主な意味
正位置のワンドの7 は、恋愛において「守り」「防衛」「主張」「競合の中で立ち上がる力」を象徴します。関係を揺るぎないものにするため、意志と境界を示す必要がある状況を暗示します
恋愛での具体的展開例
交際中:他者からの干渉(友人・家族、周囲の意見など)や問題が入り込み、関係を守るために葛藤が起きる。
外的競争:ライバルや第三者の存在、嫉妬・横槍に対して関係を守ろうとする局面。
自己主張:あなたまたは相手が、自分の価値観・気持ち・境界を明確に示す必要に迫られる。
新しい恋:関心を持ってくる人が多く、自分をアピールしなければならないシーン。
感情・心理の読み取り
相手・あなた双方に「これだけは譲れない」という価値観や信念がある
不安・防衛意識・闘志・負けたくない気持ち
プレッシャーを感じながらも、立場を明確にしたい気持ち
行動へのアドバイス
自分の立場・気持ちをきちんと伝える勇気を持つ
境界線を示し、相手に理解を求める
必要な主張は妥協せず行う。ただし強引さではなく、尊重を忘れずに
外部の影響(他者の言葉・意見)に飲まれず、自分たちの意思を優先する
逆位置:意味・解釈
主な意味
逆位置のワンドの7 は、立場を守れない、諦め・避け・優柔不断、戦う力の欠落といった意味を帯びることがあります。防衛線が崩されかけている、または争いを避けてしまう傾向が強くなる場面です。
恋愛で起こり得るケース例
交際中:対立を避けすぎて、核心の話を先送りしてしまう
価値観のすれ違いを放置し、関係にズレが生まれる
新しい恋:躊躇・遠慮で自分を出せずアプローチできない
ライバルや干渉に屈して、自信を失う
感情・心理の読み取り
自己防衛が崩れ、不安・疲れ・無力感を抱える
主張できず閉じこもる、言いたいことを言えない
競争・対立を恐れて、身を引く気持ち
行動へのアドバイス
すべてを守ろうとせず、何を守るべきか取捨選択する
主張できない部分を少しずつ表現に出してみる
勇気を出して、対話を開始する(誠実なタイミングで)
自分の価値・信念を見失わないように、自己を整える
ワンドの8:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ワンドの8 は、速さ・進展・動き・コミュニケーション・決断の流れを象徴するカードです。流れの中で物事が動き始め、停滞からの脱却、新しい展開が一気に加速するエネルギーを持っています。
タロットの伝統的な象徴解釈でも、「情報が飛び交う」「移動・旅行」「動き出すニュース」などがこのカードのキーワードになります。
恋愛の文脈では、この速さのエネルギーが「進展」「告白」「会う頻度の増加」「勢いを伴う動き」などを示唆することが多いです。
正位置:意味・解釈
主な意味
正位置のワンドの8 が出たときは、恋愛面で 加速・展開・動きの始まり を示します。停滞していた関係に勢いがついたり、新たな出会いが急展開を見せたりする可能性が強くなります。
恋愛での具体的展開例
交際中:連絡頻度が高まる、距離を縮める動きが具体化する、進展が目に見える形で起こる
新しい恋愛:出会いが急に訪れる、アプローチがスムーズに進む
片思い/気になる人:告白や進展の兆しが強く出る、相手からのリアクションが早い
遠距離関係:訪問・移動・会う機会が増える可能性
感情・心理の読み取り
相手・あなたともに「今すぐ動きたい」「このタイミングで進展したい」という感情
心に火がつき、一気に行動したくなる高揚感
言葉やメッセージがスムーズに伝わるタイミング
行動へのアドバイス
この流れをうまく使って、思いを言葉にして行動に移す
機会・タイミングを見逃さないよう、迅速さを意識する
計画を明確にして準備も整えつつ、勢いを逃さない
相手に自分の気持ちを早めに伝えたり、会う約束を進めたりする
逆位置:意味・解釈
主な意味
逆位置で出たとき、ワンドの8 の持つスピード感や動きが抑えられ、遅延・停滞・不調和・コミュニケーションの滞り といったテーマが表面化しやすくなります。
また、過剰な急ぎ・焦りが裏目に出る可能性も暗示されます。
恋愛で起こりうるケース例
交際中:進展を期待して動いたが、相手の反応が遅い、思ったように進まない
新しい恋愛:気になる人から返事がない、会うタイミングが合わない
片思い:動きたいのに動けず、行動が空回りする
コミュニケーション不足:メッセージが来ない、誤解が生じる
感情・心理の読み取り
焦りや苛立ち、不安定さを感じやすい
相手との温度差やタイミングずれを感じる心
進めたい気持ちと、動き出せないもどかしさの葛藤
行動へのアドバイス
焦らず、相手のタイミングも尊重するバランスを持つ
一気に動かず、小さな行動・メッセージから始めて状況を整える
コミュニケーションをこまめに取る、確認を怠らない
流れが止まっていると感じたら、一旦立ち止まって戦略を練り直す
ワンドの10:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ワンドの10 は、小アルカナワンドの流れのなかで「重荷・責任・過労・限界点」などを表すカードです。多数の杖を背負い、重くのしかかる負荷を抱えて進む人物の姿から、義務や役割、過剰な期待がテーマになります。
恋愛文脈では、愛することが「負担になってしまう」「重さを感じる関係性」が浮かび上がることが多いです。
正位置:意味・解釈
主な意味
正位置でワンドの10 が出ると、恋愛では「重荷としての愛」「責任感が強すぎる」「負担を抱えすぎている」ことを示す傾向があります。関係が義務に感じられたり、相手との関係維持のために自分を犠牲にしているような状態。
恋愛での具体的展開例
パートナーとの関係が義務・責任のようになっている
相手の期待に応えようと無理をしている
片想い・新しい恋の場合、相手に好かれようとがんばりすぎて疲れてしまう
関係を維持するために重荷を背負う感じが続く
他の生活要因(仕事・家族・金銭など)が恋愛に影響し、負担感を生み出す
感情・心理の読み取り
疲労感・圧迫感・やりきれなさ
「もうこれ以上は無理かも」という限界意識
相手を支える・尽くしたいという責任感が強くなりすぎて、自分自身が犠牲になる恐れ
喜びよりも重責感、義務感が先に立つ心境
行動へのアドバイス
負担を軽くするため、責任を分担する方法を探す
自分だけで抱え込まず、相手と率直に話し合う
必要なときは “断る勇気” を持つ
自分のキャパシティを自覚し、限界を超えないよう線引きをする
リラックスできる時間・距離を作ることで、重さを和らげる
逆位置:意味・解釈
主な意味
逆位置でワンドの10 が出ると、「過労・放棄・責任転嫁・解放の兆し」などが出やすくなります。重荷を降ろしたい、関係に疲れてしまった、もうこれ以上抱えられないという気持ちが前面に出る可能性があります。
恋愛で起こりうるケース例
関係を維持することに疲れて、気持ちが離れかけている
責任を相手や第三者に押し付けてしまう
距離を置きたい・関係を見直したいという思い
重荷を降ろすタイミングを模索している
片想いでがんばっているが、もう心が限界に来ている
感情・心理の読み取り
解放願望・逃げたい気持ち
自己防衛・撤退意識
疲労感・挫折感・虚無感
重さを手放したい、関係を軽くしたいという思い
行動へのアドバイス
一度関係から距離を取って、自分を癒す時間を持つ
不要な責任を降ろす、負担を手放してみる
相手との負荷共有や支え合いを見直す
関係そのものの価値を見直し、手放しや方向転換も視野に入れる
自分自身の心身の健康を最優先にして判断する
ワンドのキング:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ワンドのキングは、ワンド(火・情熱・行動)のエネルギーを高次で体現する存在で、「リーダーシップ」「ヴィジョン」「行動力」「カリスマ性」「決断力」といった性質を強くもつカードです。
彼(または彼女)は情熱的でエネルギッシュ、周囲を鼓舞する存在ともされます。性格的には、独立性・自己主導・自信・率直さが前面に出る傾向があります。
恋愛文脈では、このカードはあなた自身または相手が「愛をリードする」「情熱をもって進む」ような役割を持つと読み取られることが多いです。
正位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
正位置のワンドのキングは、恋愛において以下のような意味を持ちます:
情熱・魅力が高まり、存在感を放つ恋
主導権を持って関係を引っ張る力
率直さ・誠実さ・行動力が表に出る
二人の関係にヴィジョンや方向性を示す存在
熱意、信頼、尊敬をもって相手に向き合う気持ち
例えば、相手があなたに対して強い情熱をもって行動を起こす、あるいはあなた自身が積極的にアプローチしたり引き寄せたりする時期を示すことがあります。
恋愛での具体的展開例
交際中:あなたまたは相手が率先して関係を盛り立てたり、新たな提案・企画を出して関係に活気をもたらす
ライブ感ある関係:デートや演出、サプライズ、情熱的な行動が生まれやすい
出会いの場面:自分を強く持ってアプローチをしかけたり、魅力を自然にアピールできる
感情・心理の読み取り
相手・あなたが互いに「この人と進みたい」「この関係を導きたい」と感じている
エネルギッシュな感情、鼓舞的・刺激的な思い
自信と信頼、尊敬の気持ちが混ざり合って存在する
行動へのアドバイス
自分の情熱やヴィジョンを相手に見せることを恐れない
主導権を恐れず、自分が関係を導く意志を持って動く
相手にも自由や個性を尊重しつつ、率直にコミュニケーションを取る
行動で示すことを意識して、言葉だけでなく具体的なアクションを起こす
逆位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
逆位置で現れた場合、ワンドのキングのポジティブな特性がゆがんだ形で表れることがあります。具体的には、傲慢・支配欲・コントロール・強引・自己中心・情熱の暴走などが暗示されることが多いです。
また、リーダーシップがうまく機能しない、方向性を見失う、熱意が空回りするような状態を指すこともあります。
恋愛で起こりうるケース例
関係中:相手またはあなたが押しつけがましい態度を取る、強引に関係をコントロールしようとする
情熱の暴走:感情が激しく揺れやすく、衝突・不和を招きやすい
自己中心性:自分の希望・欲求ばかり優先し、相手を無視する傾向
不安定なリード:主導を取ろうとするものの、方向性や信頼の基盤が弱く、関係が揺らぐ
感情・心理の読み取り
自信の裏返しとして押しつけやコントロール欲が表に出ている
相手に重さを感じさせている、求めすぎている気持ち
自分自身でも感情を制御できず、揺れ動きが激しい
行動へのアドバイス
相手の自由・意見を尊重するよう心がける
押しつけや強制ではなく、合意的な方向性を築く
自己主張と調和のバランスを取ることを意識する
感情が高ぶったら少し距離を置き、落ち着いて対話を試みる
熱意をもつのは良いが、強引な手段や過剰な期待にならないよう警戒する
ワンドのクイーン:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ワンドのクイーンは、ワンド(火・情熱・創造性)のエネルギーを成熟させた女性性(もしくは女性性を帯びた在り方)を象徴します。自信・魅力・判断力・温かさ・リーダーシップを併せ持つ存在と言われ、周囲を鼓舞し、光を放つキャラクターです。
彼女は自然体で強くありながら、自らの魅力や影響力を遠慮せず表現できるタイプ。裏には自分自身と対話し、影を受け入れてきた強さが感じられます。
恋愛においては、「自分らしく輝くこと」「信頼と尊敬」「情熱と成熟のバランス」がテーマになりやすく、パートナーや自分自身がその光を放つ側にいる可能性を示唆します。
正位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
正位置のワンドのクイーンは、恋愛面では以下のようなポジティブな意味を持ちます:
自信と魅力を備えた恋、堂々と振る舞える関係
相手から敬意・尊重を受ける、対等なパートナーシップ
自分の感情・意志を率直に伝えられる/伝えようとする時期
情熱と誠実さ、温かさを兼ね備えた愛
出会いにおいても、自立した魅力で引き寄せる力
Elliot Oracleの恋愛読みでは、“真価のある存在感”“自分らしくあることを尊ぶ関係性”を重視する解釈が紹介されています。
恋愛での具体的展開例
交際中:互いに尊重し合い、役割分担やサポートが自然にできている
新しい恋愛:あなた自身の自立性・魅力が相手に強い印象を与える
告白/アプローチ:自信をもって自分を出し、関心を惹きやすい流れ
関係深化:情熱と安心感が同居するような段階に入る
感情・心理の読み取り
相手・あなた双方に「この人らしさ」を認め合う気持ち
自尊心・自己信頼が強く働いている状態
魅力を表現したい気持ちと、相手からの応答を望む期待感
行動へのアドバイス
自己表現を遠慮せず、あなた自身の魅力を示すこと
尊重・信頼をもって向き合い、相手の良い面を認める
情熱だけでなく包容力・理解も大切にしながら行動する
自分の価値観や個性をきちんと大切にする
逆位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
逆位置で出た場合、ワンドのクイーンのポジティブな側面がゆがみやすく、以下のようなネガティブ傾向が現れやすくなります:
自己中心、支配的、傲慢さ
不安定な自信、虚栄・見せかけの魅力
情熱の裏返しとして嫉妬・猜疑心・コントロール願望
自己主張が強すぎてバランスを崩すこと
Labyrinthosなどでも、逆位置は「自己中心的」「支配性」「嫉妬や操作」に傾く可能性を示唆しています。
恋愛読み(Elliot Oracle)でも、見かけの魅力・ステータス優先・イメージ過多などに注意する論点が挙げられています。
恋愛で起こりうるケース例
関係中:あなたまたは相手が感情的に波打ち、支配的になったり、コントロールしようとする
新しい恋:魅力を過剰に演出しすぎて、相手が離れていく可能性
不信・誤解:嫉妬心・猜疑心が顔を出し、信頼を揺るがす
自己価値の揺らぎ:本来の魅力を見失って、他者承認を追い求めてしまう
感情・心理の読み取り
自己価値と他者評価の間で揺れ動く心
他者からの反応で自己評価を左右されやすい状態
相手に期待をかけすぎ、コントロール願望が出やすい
行動へのアドバイス
相手をコントロールしようとするのではなく、信頼を育てる姿勢を持つ
自己中心性の傾きを自覚し、配慮と思いやりを意識する
見せかけの魅力よりも、本質的な関係性を大切にする努力を
自己価値を他者評価に依存しないよう、自分軸を育む
ワンドのナイト:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ワンドのナイトは、ワンドの情熱・行動・冒険性を体現する若き戦士のような存在で、「エネルギー・衝動・旅・挑戦・変化」を象徴します。
このカードが示すのは、情熱的な動きや勢い、刺激・冒険を求める心。恋愛においては、既存の関係を揺さぶる刺激や、新たな出会い・展開を予感させるカードです。
正位置:意味・解釈
主な意味
正位置のワンドのナイトは、恋愛で 情熱・躍動・勢い・アクション を表します。
相手またはあなた自身が積極的に動く時期
衝動的・大胆なアプローチ・告白・展開
出会い・試練・旅・変化の可能性を伴うロマンス
関係における刺激や新鮮さが現れる時
例えば、恋人同士ならばデートの動きが活発になったり、一緒に旅に出たり、関係に新しい風が吹くような展開を迎えることもあります。
シングルの人ならば「出会いのチャンスが急にやってくる」「相手からのアプローチ」「旅先や別の環境で出会う」可能性が高まります。
感情・心理の読み取り
強い情熱・高ぶる気持ち
今すぐ動きたい衝動
相手に自分の意志を示したい・印象付けたい欲求
安定よりも刺激を求める心
行動へのアドバイス
勇気を出して、自分の気持ちを行動に移す
衝動だけで突っ走らず、相手の反応やタイミングを意識する
新しい出会いの場に足を運ぶ、環境を変えてみる
相手との対話を通じて刺激と基盤を両立させる
逆位置:意味・解釈
主な意味
逆位置で出るワンドのナイトは、焦り・不安定・行き過ぎ・散漫・約束不履行 など、情熱が制御を失った形で表れることがあります。
勢いだけで動いて空回りしたり、途中で行動が止まったり、言動と意図のズレが出やすい時期です.
恋愛においては、たとえば:
急ぎ過ぎて相手を驚かせてしまう
安定性がなく、感情の浮き沈みが激しい
約束を守らない、または途中でプランを投げ出す
関係が刺激不足になり、燃え尽き感が出る
感情・心理の読み取り
不安定さ・揺れ動く感情
自己コントロールの欠如、焦りや衝動的な欲求
相手に対して期待やプレッシャーをかけすぎる傾向
次の一歩をどう踏み出すか迷いがある
行動へのアドバイス
焦らず、まずは気持ちを整理する時間を持つ
衝動的行動を控え、相手のペースも尊重する
約束・言動を誠実に守る努力を心がける
感情に振り回されず、落ち着いた判断を意識する
ワンドのペイジ:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
ワンドのペイジは、火のスート(情熱・行動・創造性)を「若年性・始動性」の視点で表す存在です。好奇心旺盛、冒険心、意欲・可能性の萌芽といった性質を持ちます。
Labyrinthos の解釈によれば、ペイジは新しい発見・挑戦・未知への扉という意味を内包しており、恋愛面では “可能性が動き始める予感” を示すことがあります。
また、TheTarotGuide でも、恋愛において「新たなロマンスが訪れる」「情熱・メッセージの到来」などのキーワードが挙げられています。
恋愛の局面でこのカードが現れると、「新しい関係の始まり」「相手との可能性探索」「関係に遊び・冒険性を取り入れる意欲」などが意識されやすくなります。
正位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
正位置のワンドのペイジは、恋愛面において以下のようなポジティブな側面を示します:
新たな出会い・アプローチ・関係の始動
相手からのメッセージ・誘い・サイン
関係に刺激や情熱を取り入れたいという想い
可能性を探る段階、堅実な決断をする前の模索期間
軽やかさ・好奇心・柔軟性をもって関係を育てる
恋愛での具体展開例
シングル:新しい人との出会いが近づく、異性からの誘い・接近の予感
交際中:関係に冒険を取り入れたい、二人で新しい場所や体験を共有したい気持ち
初期段階:まだ確定的ではないが、両者の興味が重なり始める兆し
メッセージ・合図:曖昧だった関係が言葉で動き出しやすい
感情・心理の読み取り
好奇心・期待・ワクワク感
相手への興味が強まり、もっと知りたいという気持ち
まだ確固としていないが、ポジティブな期待を抱いている
行動へのアドバイス
自分の気持ちを軽やかに表現してみる(メッセージ・誘いなど)
相手との対話を通じて可能性を探る姿勢を持つ
遊びや変化を取り入れて、関係の空気を新鮮に保つ
焦らず、まずはお互いの反応を見ながら一歩ずつ進める
逆位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
逆位置で出るワンドのペイジは、正位置の「始動性・好奇心」がネガティブな形に歪んで現れることがあります。代表的な傾向は:
迷い・優柔不断・行動に移せない状態
興味はあるが踏み出せない、停滞感
気持ちの揺らぎ・熱意の欠如
言葉や約束が軽く、継続性を持たない可能性
Labyrinthos では、逆位置が「アイデア過多・計画倒れ・決断力の不足」などを意味するとされています。
TheTarotGuide でも、逆位置での恋愛面では「約束を守れない・関係の亀裂・熱意低下」などが警告されるとされています。
恋愛で起こりうるケース例
新しい出会いがあってもアプローチできずに終わる
交際中:関係が停滞し、情熱が薄れていく兆し
気になる相手との関係:相手の態度が曖昧・反応が鈍い
口先だけの言動、誓約を裏切るような行動が出る可能性
感情・心理の読み取り
不安・臆病さ・迷い
熱意が陰りを見せる、テンションの落ち込み
相手の気持ちを疑ったり、確信が持てず揺れる心
行動へのアドバイス
焦らず、まず内面を整理してから動く
相手に期待しすぎず、誠実にコミュニケーションを取る
小さな行動から始め、信頼を少しずつ築く
熱意が続かないと感じたら、根本的なモチベーションを見直す
ソードのエース:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ソードのスートは 「知性・思考・言葉・真実」 の領域に関係します。ソードのエースは、そうした領域の始まり・突破・明晰さを象徴するカードで、「真実を切り開く剣」「混沌を断ち切る明瞭性」「言葉によって生まれる始まり」などを意味します。
Rider–Waite など伝統象徴では、剣の先に王冠があり、それが真実・勝利・知性の力を示すとされます。
恋愛でこのカードが現れたら、言葉・対話・真実がテーマになります。曖昧さを超えて、本音を語り合う流れや、関係における認識の刷新が起こりうるサインといえるでしょう。
正位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
ソードのエース正位置は、次のような意味を持ちます:
関係における 清算・真実・透明性 の始まり
問題を正面から見つめ、曖昧さを断ち切る力
正直なコミュニケーション、率直さ、誠実さ
心の中でのひらめき・決断の瞬間
新しい出会いにおいて、知性・会話のやりとり・共感が重視される
恋愛での具体展開例
交際中:これまであいまいだった期待や不満を話し合う機会が来る
相手との関係:誤解・不信・隠し事が明らかになるか、クリアになる
新しい恋:最初の段階から知性で惹かれあう、会話や価値観の一致が基盤
決断期:この先どうするか、関係を継続するか見極める時期が訪れる
感情・心理の読み取り
相手・あなた双方に「真実を知りたい」「本音を語りたい」思い
混乱・迷いから抜け出して明晰になろうとする意欲
言葉の重み、伝え方への覚悟
行動へのアドバイス
曖昧なままにせず、対話を促す・話すべきことを口に出す
相手に敬意を持って真意を尋ねる/伝える
感情よりも事実・言葉を重視して接する
曖昧さを抱えたまま進むよりも、クリアにすることで関係を強くする
逆位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
逆位置のソードのエースは、明晰性が失われたり、言葉・思考のコントロールが崩れたりする傾向を示します。具体的には:
誤解・混乱・偽り・嘘
コミュニケーションのズレ・言葉が足りない・言いたくても言えない
優柔不断・判断ミス・見極め失敗
内省・決断保留・アイデアがまとまらない
恋愛で起こりうるケース例
交際中:意志のすれ違い、言いたいことが伝わらない、誤解が続く
新しい恋:相手が本音を出さなかったり、自分が言葉を抑えてしまう
決断できない:この関係を続けるかどうか迷いが強く、先へ進めない
嘘・隠し事:相手側または自分が秘密を抱えていて、それが関係に影を落とす
感情・心理の読み取り
迷い・曖昧さ・不信感
自己検閲、言葉に踏み出せない心理
知性優位すぎて感情とのバランスが崩れる
行動へのアドバイス
焦らず、まず自分の考えを整理する時間を取る
誤解を生まないよう、丁寧な言葉選びと確認をする
相手との対話を避けず、少しずつでも本音を出す努力を
すべてを明かす必要はないが、信頼できる部分から分かち合う
ソードの2:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ソードの2 は、思考・選択・葛藤・抑圧・バランスを象徴するカードです。
絵柄では、目隠しをされた人物が両手に剣を持ち、胸の前で交差させていることが多く、選択を迫られながらも視界が遮られている状態を示唆します。
恋愛においては、どちらかを選べない・決められない・言い淀む心・感情と理性の間で板挟みになるといったテーマが現れやすくなります。
正位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
正位置のソードの2 は、選択の迷い・停滞・対立回避・内的葛藤 を示します。関係において重要な決断を前にしながら、一歩踏み出せずにいる状態です。
また、「見えない部分(本音・隠された事情)が選択を難しくしている」ことを暗示することもあります。
恋愛での具体展開例
交際中:将来についての方向をどうするか、二人での道を決められず立ち止まっている
片思い/出会い:どちらに進むか迷っていてアプローチできない
両想いだが決断できない:相手との関係を進めるかどうかを決めかねて保留している
隠された事情・過去の傷が判断を曇らせている
感情・心理の読み取り
心の中に揺れがあり、どちらか一方に傾けない状態
「どちらも正しく感じられる」「どちらも怖い」のような心の抵抗
表面には出さずに抑えている感情・躊躇・葛藤
行動へのアドバイス
今は決断を急がず、自分と向き合う時間を持つ
情報・感情を整理して、見えていない事実を探る努力をする
相手と率直に話し合える場を設け、曖昧さを減らす
感情と理性をバランスさせて、徐々に方向性を定めていく
逆位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
逆位置のソードの2 は、優柔不断・混乱・真実の露呈・決断不能の悪化 を示すことがあります。迷いが長引き、進めなくなる可能性も。
過度な思考過多や不安・恐れが、行動を阻むことも指します。
恋愛で起こりうるケース例
交際中:決断を先送りにしすぎて機会を逃す
片思い/出会い:相手が離れてしまったり、関係が冷めてしまう恐れ
隠し事や真実が暴かれて関係が揺らぐ
選択肢が多すぎて、どれを選ぶか混乱する
感情・心理の読み取り
心の重量感・不安感が増し、判断力が鈍る
どちらにも踏み切れず、フリーズする心理
真実を見ない・向き合わない傾向
行動へのアドバイス
決断を遅らせすぎないよう、「まず小さな選択を」から始める
自分の本音を紙に書き出すなど、思考を外部化する
信頼できる第三者の意見や視点を取り入れて、視野を広げる
無理に答えを急がず、準備が整ってから動く
ソードの3:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ソードのスートは「思考・言葉・真実・葛藤」の領域を司り、ソードの3はその中でも心の傷・分離・痛み・裏切りを象徴します。
典型的な絵柄は、心臓に三本の剣が刺さっているデザインで、雲や雨が背景にあり、痛み・悲しみ・切断のイメージを強く表現します。
恋愛においてこのカードが出ると、「心が裂かれるような思い」「誤解・別離・嘘・傷」のテーマが強く出る可能性があります。
正位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
正位置のソードの3 は、恋愛面で以下のようなネガティブな事象を示唆します:
心の痛み、裏切り、別離、悲しみ、失恋
関係における誤解や言葉の刃、言葉による傷
第三者の介在、浮気・不誠実な態度の可能性
関係の崩れ・断絶という選択を迫られる局面
The Tarot Guide でも、「涙・心痛・争い・別離」などのテーマが強調されています。
Elliot Oracle によれば、相手が他の“愛”に心を奪われている、あるいは新たな関係を始めようとする傾向も示されます。
恋愛での具体展開例
交際中:相手との間で深い誤解や言葉の傷が表面化し、心の距離が生まれる
別れ・分離:関係が終了・分かれ道に立たされる
本音対立:隠してきた感情・秘密が露見し、衝突を招く
第三者の関与:恋の競合・浮気の影、「他の存在」に心を向けられる可能性
感情・心理の読み取り
深い悲しみ、裏切られた痛み、心が傷ついている状態
信頼の揺らぎ、疑心、許し難い感情
感情と理性の葛藤:どうしていいかわからない苦しみ
行動へのアドバイス
この痛みを認め、無理に隠すことなく向き合う
誠実な対話を試み、言葉でしか癒せない部分を表現する
相手・自分自身に対して「許し」や「理解」の可能性を
逆位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
逆位置でのソードの3 は、痛みが和らぎ始める、癒し・解放・許しのプロセスを表すことがあります。ただし、心の傷を抑圧・放置している可能性も示唆されます。
回復・再生の兆し、悲しみからの立ち直り
過去の裏切り・痛みからの解放、和解
許し・和解、可能性のある再接近
ただし、痛みを完全には受け入れていないケースもありうる
Elliot Oracle では、相手の注意が他のものに向かう傾向の中で、関係の修復や癒しが試みられる可能性を示唆します。
恋愛で起こりうるケース例
別れた相手との和解の可能性、または友情関係への移行
過去の恋愛の傷が少しずつ癒えて、新しい愛に踏み出せる兆し
心の中の痛みを抱えながらも、前向きな変化を模索する
ただし、痛みを無視して先へ進もうとして、未消化な感情が残る可能性
感情・心理の読み取り
悲しみの余韻が残るが、「もう一歩先に行きたい」という気持ち
癒しの意志、許し・手放しの選択肢が見え始めている
感情を抑え込むことへの抵抗、過去を手放す葛藤
行動へのアドバイス
癒しのプロセスを受け入れ、小さな前進を認める
自分自身を優しく扱い、時間をかけて回復する
相手との関係を再構築したいなら、信頼・誠実さを土台に対話を
過去に囚われすぎず、未来への可能性を視野に入れる
ペンタクルのエース:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ペンタクルのスート(=コイン/地の元素)は、物質的現実・安定・努力・実務・所有・基盤といった側面を司ります。
エースはそのスートの「始まり・可能性・種」の意味を強く持ち、物質的・安定的なスタートを示すカードです。
恋愛でこのカードが現れると、「この関係に現実性を持たせる」「基盤を築く」「安心できる愛情の芽」などがテーマになります。
正位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
正位置のペンタクルのエースは、恋愛において次のようなポジティブな意味を持ちます:
新しい関係の始まりで、安定性・誠実さを感じさせる出会い
既存の関係においても、次の段階への進展・基盤強化
信頼・安心感・リアルなサポート・共同生活への可能性
恋と仕事・生活が調和するような関係性
たとえば、カップルが住む場所やお金、時間などを共有し始める、同棲・部屋探し・共同のプロジェクトを始めるという展開を暗示しやすいです。
恋愛での具体的展開例
シングル:安定した価値観を共有できる人との出会い。将来的にも見込みのある相手
交際中:関係の土台を築く段階。将来設計を語る・現実面で支え合う
決意・初動:この恋を育てていこうとする決意のタイミング
感情・心理の読み取り
安心・信頼・安定を求める気持ち
将来を見据えて関係性を真剣に築きたい思い
相手との関係を「甘さ」だけでなく「現実性・持続性」の視点で捉えたい心
行動へのアドバイス
関係の基盤を意識し、生活面・価値観面での話し合いを持つ
小さな約束・ルールを守ることで信頼を積み重ねる
行動で安心感を示す。言葉だけでなく具体的なサポートを
将来に向けて計画を立てる(例えば同棲・資金・ライフスタイルなど)
逆位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
逆位置のペンタクルのエースは、関係の基盤が不安定になる、現実とのギャップ、未成熟・放棄・実行力の欠如などを示唆します。
具体的には:
安定を築く意志が弱い・努力が足りない
関係の始まりが中途半端になりがち
不安定・浮ついた環境・基盤が揺れ動く
恋が「理想」や「ロマン」に偏りすぎて、現実支援が伴わない
Sibyl Tarot では、逆位置で出た場合、関係の出発点がしっかりしていない、基盤が不確かな関係になりやすいという警告が出されています。
恋愛で起こりうるケース例
新しい恋:魅力的だが将来的に持続できるか不安な相手
交際中:支え合い・実務面での負荷が見えてきて不一致が目立つ
約束が守られない、計画が立たない、現実的な要素で亀裂が生じる
金銭・資源・時間配分が関係にネガティブ影響を与える
感情・心理の読み取り
安定欲求と不安の間で揺れる心
相手または自分に対して「本当にこのまま続くか?」という疑念
理想と現実のズレを感じる、実行力への不信感
行動へのアドバイス
関係の現実面をしっかり見つめ直す
甘さだけでなく、現実支援・努力を伴わせる言動を重ねる
計画性を持って小さな共通目標から始める
相手と価値観・生活面のすり合わせを丁寧に行う
不安を言葉にして相手と対話し、信頼を再構築する
ペンタクルの2:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ペンタクルスートは「物質・現実性・安定・基盤・資源」のテーマを持ちます。その中で 2 は「調整・バランス・揺れ・選択」などを表すカードです。
絵柄では、2つのペンタクルを扱いながらも揺れる環境の中でバランスを保とうとする様子が描かれており、複数の要素を同時に動かしながら関係を維持することを暗示します。
恋愛文脈では、このカードは「関係性のバランス」「相手との調整」「他事との兼ね合い」などがテーマになります。
正位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
正位置でペンタクルの2 が出ると、恋愛では以下のような意味を含むことが多いです:
関係を保ちつつ、他の責任(仕事、家庭、趣味など)も両立させようとする意識
変化しやすい状況・揺らぎの中で関係を楽しむ柔軟性
相手との距離感をうまく調整しながら付き合っていく力
関係における「ゆるやかな波動」や「日常の揺れ動き」を受け入れる態度
例えば、恋人が忙しくなって頻繁に連絡できない時期が来ても、それを受け入れながら様子を見ていくという姿勢などが該当します。
また、Rensa などの解釈では、正位置のペンタクルの2は「ほどよい距離感を保ちながら仲良くなっていく」「依存せず、互いに頑張りすぎず良いバランスを築く」関係を意味するとされています。
恋愛での具体的展開例
交際中:お互いの時間やペースを尊重しあいながら、関係を育む
新しい恋・片思い:少しずつ距離を縮めながら、焦らずに相手と関わる
相手が生活や仕事で変動が多いとき、その影響を受けつつも関係を続けようとする
感情・心理の読み取り
相手・あなた双方に「この関係を大切にしたいけれど無理もしたくない」という思い
揺らぎ感・不安定さを感じつつ、それでもバランスをとろうという意識
相手の状況や変化に敏感で、適応や妥協を試みる心
行動へのアドバイス
相手のペースや生活状況を理解し、柔軟に対応する
自分の心と生活のバランスを見直し、無理しない範囲で関係を築く
変化・揺らぎを前提として受け入れる姿勢を持つ
コミュニケーションをこまめに取り、相手との調整点を話し合う
逆位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
逆位置でペンタクルの2 が出た場合、バランスが崩れたり、調整がうまくいかなくなったりする傾向が強まります。以下のような意味が挙げられます:
不安定・揺らぎすぎて関係が動揺する
無理な調整、過度な妥協、疲弊
関係より他事を優先しすぎてパートナーを疎かにする
曖昧な関係が長続きして停滞する
気持ちが定まらず、関係を前に進められない
Vinyl Ciao 等では、正位置・逆位置ともに「変化が多い」「気持ちが定まりにくい関係」「変化を楽しむ/怖れる」などのテーマを掲げており、逆位置ではそれが過剰になって本質を見失う可能性も指摘されています。
Micane の解釈では、逆位置は「いい加減な気持ち・妥協ばかりでズルズルした関係になる」可能性を示唆するものとされています。
Rensa の解釈でも、逆位置では「曖昧な関係のまま停滞する」「お互いが身勝手に振る舞う」可能性が語られています。
恋愛で起こりうるケース例
相手との関係が曖昧なまま時間だけが過ぎる
片思い:一歩が踏み出せず、関係が進展しない
交際中:お互いの優先順位がぶつかり、摩擦が生じる
相手が他の選択肢を模索している、もしくはあなた自身が揺れてしまう
感情・心理の読み取り
迷い・不安・焦燥感
相手に対して期待と不満が交錯している
自分軸が揺らぎ、何を求めているか定まらない
行動へのアドバイス
一度立ち止まり、気持ちと優先順位を整理する
関係の曖昧さを放置せず、対話を重ねて明らかにする
妥協しすぎず、大切なものを見失わないよう意識する
自分にとって譲れないラインを見定め、関係性を見直す
ペンタクルの3:恋愛における意味と読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ペンタクルスートは「物質的現実・基盤・努力・安定性」を象徴します。その中で 3 は「協力・共同作業・技能の統合・基盤の拡大」などを表します。
BiddyTarot でも、3 of Pentacles は「協働」「異なる視点や経験を持つ者同士の協力」などをキーワードに挙げています。
このカードが示すのは、「自分一人では立てられないものを誰かと一緒に築いていくこと」の価値です。
正位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
正位置のペンタクルの3 は、恋愛において次のようなポジティブなテーマを示します:
関係をより強固にするための努力・共同作業
二人で何かを“作り上げる”プロセス(生活設計、共同趣味、家の整備等)
相手との信頼関係や役割分担が整い始める段階
パートナーシップにおける尊重と協調性
たとえば、二人で家事・資金・時間の分担を考え始めたり、共通の目標を立てて進めたりするような段階を示すことがあります。
恋愛での具体的展開例
交際中:二人で引っ越し計画、同棲準備、インテリアを揃えたり共同のプロジェクトを始める
新しい恋:共通の趣味・活動を通じて相手と関わる機会が増える
関係深化:互いの強みを認め合い、補い合って関係を育む段階へ
感情・心理の読み取り
相手・あなた双方に「この関係を形にしたい」「一緒に何かを成し遂げたい」気持ち
安定・信頼への期待が育ってきている
貢献したい・支え合いたいという意識
行動へのアドバイス
二人で計画を立てる、目標を共有する
小さな協力から始め、役割分担を明確にする
相手の意見や才能を尊重し、協調的な姿勢で関係を築く
継続的な努力・丁寧さを大切にする
逆位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
逆位置でペンタクルの3 が出たときは、協調性や努力がうまく働かない、すれ違いや不一致が顕在化しやすくなることを示します。BiddyTarotでは「不協和・方向性の不一致・孤立傾向」などが逆位置の意味として挙げられています。
また、The Tarot Guide では、関係においての成長やコミットメントが停滞、あるいは努力の放棄が表れるケースが示されています。
恋愛で起こりうるケース例
交際中:共同作業をすべきところで意見が合わず、すれ違いが増える
新しい恋:期待と現実のギャップで協調が難しい
関係が“仕事的”になりすぎて温かみが失われる
努力が一方通行になって、不満が溜まる
感情・心理の読み取り
相手・あなた双方に不満・苛立ち・違和感がある
協力すべき部分が足りず、孤立感を抱える
力を入れるべき箇所がわからず、焦りや空虚感
行動へのアドバイス
調整・対話を重ねて、すれ違いを解消する
お互いの期待・役割を確認し直す
無理な協力を避け、できる範囲から再スタートを切る
誇りを持って関わるべき部分と手放す部分を見極める
ペンタクルの8:恋愛における意味 and 読み方(正位置/逆位置)
カードの象徴性・基本テーマ
ペンタクル(地のスート)は「現実・安定・基盤・努力・所有」の領域を司ります。この中で 8 は「熟練・粘り強さ・習熟・練磨・実践的努力」を表すカードです。
このカードは、丁寧な作業・持続的な取り組み・習慣化など、地道な努力を通じて成長を重ねていく姿を象徴しています。
恋愛に現れたときは、「関係を育てる努力」「日常の信頼を積み重ねるアクション」がテーマになります。
正位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
正位置でペンタクルの8 が出ると、恋愛において以下のようなポジティブな意味が強まります:
関係を育てるための努力・献身・誠実さ
日常での小さな行動や気配りが信頼を構築する
二人で未来に向けた価値観・目標を共に磨いていく段階
関係を“作品”のように手をかけて育てていく意識
The Tarot Guide の解釈によれば、交際中のカップルはお互いの努力が関係に実を結びつつある時期とされます。
Elliot Oracle でも、情熱・献身・関係の土台を強める方向性が語られています。
恋愛での具体展開例
交際中:お互いの日常を支え合う、家事・役割分担・資金管理などを協力して進める
新しい恋:出会いが仕事・職場・共通の目標から始まるケース
関係深化:長期的ビジョンを語り合い、具体的な計画や共同プロジェクトに踏み出す
感情・心理の読み取り
相手・あなた双方に「この関係をちゃんと育てたい」「将来を見据えて行動したい」思い
安定感・責任感・実践意識が強く働く状態
愚直さ・誠実さが感じられ、言葉より行動で示したい気持ち
行動へのアドバイス
小さな行動・気配りを大事に、怠らず継続する
計画・スケジュールを立てて二人の目標を形にする
日常の課題(家事・金銭・時間など)を協力して乗り越える
関係を工夫し、磨き続ける姿勢を忘れない
逆位置:恋愛における意味・解釈
主な意味
逆位置でペンタクルの8 が出た場合、努力や献身がうまく作用しない、空回り、停滞、疲労・義務感過多などがテーマとして現れることが多いです。
Elliot Oracle の解釈では、努力の偏り・アンバランス・関係に「作業感」が強くなりすぎる可能性などが示唆されています。
恋愛で起こりうるケース例
お互いに努力しようとしてもすれ違い、実を結ばない
関係がルーティン化しすぎて、情熱が薄れる
一方だけが尽くしすぎて疲れる、バランスを失う
仕事や他の要因が関係を圧迫し、対応できなくなる
感情・心理の読み取り
焦り・疲労・義務感が強く、愛情というより責任感で関わる気持ち
あなたまたは相手が「やらなければならない」「やるべきことばかり」を意識しすぎて余裕を失う
努力が報われないように感じる不満・諦め感
行動へのアドバイス
努力の方向性を見直し、無駄な部分を省く
負担が偏らないよう役割分担をきちんと話し合う
たまには息抜きを入れて、楽しさ・遊び心を取り戻す
相手と期待値や基準をすり合わせ直し、「義務」ではなく「愛情」に基づく行動を尊重する
その悩み、タロットに頼ってみませんか?
タロットカードの意味と解釈を、大アルカナ22枚+小アルカナ全カード の視点からじっくりご紹介してきました。
正直、すべてを頭で覚えるのは大変ですし、意味が重複して見えたり、直感と合わないと感じることもあるでしょう。
そんなとき、ぜひ “占いに頼る” という選択肢を思い出してみてください。
自分では見えなかった視点を、カードがそっと指し示してくれる
頭の中でぐるぐるしている悩みを、一歩外に出して整理するきっかけ
決断できずに停滞しているとき、一枚のカードが背中を押してくれることもある
ただし、占いは魔法ではありません。絶対的な答えを示すものではなく、「補助線」「参考情報」として使う道具です。
自分自身の意思・主体性を持ったうえで、カードのメッセージと向き合うことが一番大切だと思います。
もし、あなたにとって今が「どうすればいいかわからない」時期なら、
タロットを通じて 答えがわからない部分を“問い”に変える 手助けをさせてください。
悩みや迷いを抱えたあなたこそ、カードの導きを頼ってみる価値があります。
このまとめが、あなたのタロットとの付き合いの第一歩になれば幸いです。
次は、あなたの悩みに合わせたスプレッド例や具体的な読み直しの方法もお伝えできますので、いつでもお声かけください。

片思い中の相手の性格や行動パターンをズバリ当てられてびっくりしました。さらに、どうアプローチすれば良いか具体的なアドバイスをいただき、実行してみたら関係が進展!感謝しています。
(一部を抜粋)

新しいプロジェクトに対する不安を相談しましたが、先生が将来の展望を詳しく教えてくれたことで前向きな気持ちになりました。鑑定後は心が軽くなり、やる気が湧きました!
(一部を抜粋)
那津目(なつめ)先生
鑑定料金:400円/1分(税込)
【鑑定方法】霊感タロット・透視・チャネリング・オーラリーディング
的確なアドバイスが光る!
那津目先生の魅力に迫ります。
恋愛や人生相談、仕事など幅広いジャンルに対応し、相談者に寄り添った鑑定で信頼を集めています。
その的確で心に響くアドバイスに、多くの方が勇気づけられています。
那津目(なつめ)先生は、驚くほどの霊能力を活かして行う、的確で深い霊視鑑定が得意な占い師です。強いエンパス(感情移入)能力も持ち合わせており、お相手の本心や今の状況、そしてこれから訪れる未来をしっかりと視てくれます。
得意ジャンル:恋愛・人生相談・仕事
総まとめ:タロットを味方にする心得と使い方
ここまで、大アルカナから小アルカナまで、タロットカード一枚一枚の意味と解釈をできるだけ丁寧に紹介してきました。初心者の方でも、ざっと目を通して「このカードはどんなときにどんなメッセージを伝えようとしているか」の見当をつけられるよう意図しています。
タロットは、ただカードの辞書的意味を知るだけでは活きてきません。
重要なのは、あなた自身の直感・経験・文脈と結びつけて、「今この一枚が何を語ろうとしているか」を感じ取ることです。
このまとめを、あなた自身のリーディングの道しるべとして使っていただければ嬉しく思います。
時には意味がしっくりこないカードもあるでしょう。そういうときは、焦らずにカードと対話し、シンボルを観察し、直感を信じてみてください。
また、この記事があなたのタロット学習の 出発点 になればと思います。
カードと向き合い、読み込んでいく中で、自分だけの言葉で解釈できるようになる瞬間がきっと訪れます。
もし、特定のカードの深掘りや、複数枚で読むスプレッド解釈、恋愛/仕事/人生相談別に応用する方法なども見てみたいなら、いつでもおっしゃってください。
あなたのタロット旅が、より彩り豊かなものとなりますように。